大学生の、いわゆる”内定切り”が増えているようですね。
派遣の”雇いやめ”というのも各地で起こっていて、今、雇用環境は最悪の状況と言われています。
マンション分譲大手の「日本綜合地所」は来春採用予定の学生53人の内定を取り消し、1人あたり100万円の慰謝料を支払うと表明しましたが、多くの学生は納得していないようです。
まあ、来春から就職できない学生がもう1年大学に残ったりするのを考えれば、100万円では足りない気持ちもわかりますが、、、、
しかし、アメリカのサブプライムローン問題が顕在化したのが去年の7月頃、その影響もあって今年の春頃から日本の新興マンションデベロッパーの多くは経営が悪化したり、破綻したりしています。
建築基準法改正問題もありました。
そういう状況で不動産会社から内定をもらっていて安心していた学生もどうかと思いますね(-_- ) ウンウン
内定を取り消されなかったとしても、入社早々、給料ももらえずに会社が破綻なんてことになるよりはマシでしょうから、私は100万円出してくれる会社の誠意を評価したいですね。
私が学生の頃、
長銀や日債銀、日本興銀などに就職できるのはエリート中のエリートでしたが、今、その3つの銀行は一つもありません。
それらの銀行に入った友人も何人かいましたが、今はどうなっているかというと公認会計士をしている者、金融庁の検査官になった者などその後もそれぞれのスキルを生かして活躍しておられます。
就職というのは一生の問題と言われますが、就職先を誤れば一生駄目になるわけでもありません。
ようは30代から40代に企業の中核になって働くときまでに、どのくらいスキルを蓄えておけるかがこれから就職される学生さんには大事なことだと思います。
就職先を選ぶのは大学を選ぶのとは、まるっきり違うのです。
就職先を選ぶには、企業の財務内容、業界動向、はては世界経済までも注意を払う必要があります。
他人任せにはできないですね(-_- ) ウンウン