豊漫日記 -22ページ目

財布の中の現金が1200円余りになって、ようやく「貧すれば鈍する」の意味を知る。

はいどうも、「貧すれば鈍する」でおなじみの私がやってきましたよ。


その昔、「清貧ブーム 」とか言ってた時期もありましたが、財布の中が1200円余りの現状ではそんな余裕をぶっこいてるわけにもいかず、家で悶々としながらお布団に包まって色川武大先生の『喰いたい放題 』を読んでいると、書かれている内容が内容なだけになんだか腹が減ってきたので、かと言って太りたくはないので、おばあちゃんが自然食品の店で買ってきた梅干をしゃぶって空腹と言うか飢餓感を紛らわせていました。


腹が空いているわけでもないのに食べ物を欲するのは、たぶん私が寂しがりやさんだからだと思います。口に何かが入っていれば安心と言うか落ち着くのですが、ガムだと噛むのが疲れるし、飴だと結局噛み砕いてしまうのです。梅干の種は理想的といえば理想的なのです。


しかし、ご飯を食べないのなら、あとは寝るしかありません。

そういう事情ですので、せっかくわりと早起きしていたのに、11時には眠ってしまい、起きるともう昼の2時でした。


さすがに腹がすいたので、素麺でもゆでるべくとりあえず鍋に湯を沸かしもって台所の皿洗いなんぞ(皿洗いと洗濯と鳥の世話がニートの三大義務です)をやっているうちに、麺類で済ませてしまうなんてダイエットとは対極な食生活でけしからん、と自己批判(おお、懐かしい言葉)し、その一方で沸かした湯は湯で有効活用するべく、冷凍庫に保存しておいたご飯を使って粥にしようと思い立ちました。


で、いくら粥にしているとは言えご飯だけですと栄養バランスもアレですから、何か混ぜ物をして量を増やすとともに栄養分も摂取しようと思い、冷蔵庫の野菜入れやベランダをゴソゴソと探りましたが、結局見つかったのはケチなジャガイモが数個のみでした。

なかには芽が出たり、湿って腐っていたものもありました。何かを暗示している気がしないでもありません。


芥川龍之介の『芋粥』では山の芋だったので少々話は違いますが、ジャガイモも芋のうちと割り切って、私なりに「芋粥」を作ってみることにしました。

カチカチに凍ったご飯を茶碗に三分の一ぐらいと、さいの目の大きさに切ったジャガイモを2個、浸るぐらいの湯に放り込んで、ひたすらグツグツグツグツと煮込みました。味付けは、鰹ダシの素と塩だけです。

煮込んでいる間、ベランダにいるセキセイインコ22羽の世話(エサやりと水を替える)をしていると、いい感じで仕上がりました。

誰ですか、セキセイインコを粥の具にしろという人は。


さすがに芋粥だけではアレなので、納豆(賞味期限切れ)と風に吹かれて豆腐屋ジョニー(男前豆腐店 の豆腐)とモズク(モズクは飲み物)、生卵を用意しました。

納豆は賞味期限が切れてからが旬である、とは私の座右の銘です。


この日は涼しかったのですが、熱い芋粥を食べたせいでなんだか全身が熱くなり、その熱を冷ますために「機動戦士Zガンダム」のDVDを9巻から10巻の途中まで見ました。


そうこうしているうちに、自動的に夕飯ができ、私は夕方のニュースを見ながら八宝菜と納豆と筋子をほぐしたのを食べながら、違法な改造エアガンで捕まった業者に対してやり場のない怒りをぶちまけ、「こんな奴死刑にしてしまえばいい」と繰り返し、果ては「なんで今日は野球をやらないんだ、誰でもいいから野球をしろ」と怒りがエスカレートしたところで家庭教師に向かいました。7時28分のことです。


今日は中学3年生のお子さんでしたが、英語の宿題が難しかったらしく、出来がよくありませんでした。

どうして学校で英語を勉強するのか、そして、どうして実際に使いそうもない文法や表現を覚えなければいけないかということについて、私は独自の理論を展開し、時には二人の海外旅行者のたとえ話(無学ゆえに「そこは便所ではありません」という言葉が理解できず、あらぬ所で用を足そうとして大恥をかく話)をし、どうにか勉強に意欲を持ってもらうよう説得するともう2時間が経っていたので帰りました。


家に帰ると酒饅頭があったので食べました。私の視界に食べ物を置いて巧妙に太らせるのはいいかげんやめてほしいです。


このまま起きていても何かを食べたくなるだけなので、そろそろ寝ます。

明日の予定は、午前中には学校へ出向き、午後からはお菓子屋さんでバイトです。

それでは、また。