ある時期以降、映画は一人で見るものだと思っている。
はいどうも、阪神の優勝から一夜あけての今日ですよ。
この日は、半年振りに大学に行くことになっていましたので行きました。
ゼミの先生とは11時ぐらいで約束していたので、家を10時15分ぐらいに出ました。
大学に着くと、腫れ物に触るような勢いで接してくれるゼミの先生がいました。
とりあえず、復学届けを出し、今後の身の振り方について小一時間ほど一方通行の会話を交わした後、卒業論文についてどうするかを話し合いましたが、無気力全開の発言を続けた(「まぁ、僕的には卒業できれば卒論へのこだわりなんて無いに等しいんですけどね」発言など)ところ、「じゃあ、シミュレーションでもやってみますか」と提案されましたので、それを大船に見立てて乗っかってみます。
てなわけで、明日の午後3時に大学に呼び出されてしまいましたよ。
まぁ、今まで遊んでいたのでたまには勉強するのもいいんじゃないかと思っています。
で、昼1時ぐらいに大学を出て、六甲道駅前のドムドムで昼食としました。
ここのパートの人とは顔見知りになっているので、会計の時にお得なクーポン券をいただきました。
こういうのって、いいですね。
何といってもクーポン券は使うに限りますので、ついつい食べ過ぎて、ハンバーガーを2個も食べてしまいましたよ。豪華な昼食ではありました。
で、満腹の状態でJRに乗り、元町駅で降りました。
まずは行きつけの歯医者さんに出向き、昨日の治療のツケ(1970円)を払おうとすると、なんと実の母親がまさに治療を受けているところだったというわけです。
別に時間を合わせて行ったわけではなかったのですが、そのまま帰るのも水臭いので、南京町前のスターバックスにて小休憩と相成りました。
お互いに予定があったので3時過ぎに別れ、私は元町の大丸で「阪神優勝セール」とか言っておばさんたちが気炎を上げているのを尻目に、すぐ東にあるシネ・リーブル神戸 に映画を見に行ったのでした。
映画まで時間があったので三宮のビブレに出向き、ここでも優勝セールをやっていたので物色していましたが、どれもMないしLで、こういう憂き目に遭うたびに「ふん、倭の国の小男どもめ」と心の中で1不可思議回ぐらい唱えているのです。
ひがんでいてもしょうがないので、買えるものがないかと探しあぐねた結果、80円のトランクスを4枚と、1000円の福袋を買って帰りました。LLサイズのものというと、トランクスぐらいしかなかったのです。もうね、ほんとにね。
再び、シネ・リーブル神戸。わざわざここに来たのは、ひとえに「メゾン・ド・ヒミコ」という映画のためです。
今日付けの神戸新聞の朝刊に「ゲイ通し〝家族〟問う」という見出しで紹介されているのを見てピンときました。
同じ映画館で「タッチ」もやっていましたが、どういうわけか高校球児よりもゲイに心を惹かれてしまうのです。困ったものです。
ゲイの中高年を集めた老人ホームの人間模様を見つめた映画「メゾン・ド・ヒミコ」は、案の定空いていました。そりゃあ、おじんのゲイより「タッチ」に興味がいくのが健全というものです。
客は少ないながら、微妙な面々でした。オダギリジョーのファンとおぼしき年齢不詳の女性の二人連れや、柴咲コウのファンとおぼしき中年男性とか。
それ以外の人はみんなゲイだと断定しても良いでしょう。
柴咲コウは劇中で「(どちらかと言うと)ブス」の設定らしく、ゲイのおじいちゃん(もとい、おばあちゃんか?)にブス呼ばわりされているのが不自然でなりませんでしたが、その辺は脳内で適当に配役を変えて対応しておきました。
ここで本当にブスな役者を使うと、ただの喜劇になってしまいますからしょうがないんですけどね。
ゲイ役のオダギリジョーが劇中、「欲望が欲しいんだ」という、ゲイを語る上でのキーワードになる(少なくとも私はそう思う)セリフを吐いておきながら、あっさりと(女性の)柴咲コウに手を出してしまうところなんかは、首を傾げざるを得ませんでした。
本物のゲイが見たら何と言うことでしょう。
新聞記事によると、「僕の中に、ある『ユートピア』的なものがあり、そこへと向かう過程」と監督が答えていたようでしたが、劇中で柴咲コウをして「こんなの、インチキじゃん」と言わしめるのがユートピアだと言うのでしょうか。
その「インチキ」なユートピアを抜け出した柴咲コウは、あるノンケの男性と関係を持つのですが、その後の「あたしの涙の意味」も結局わからずじまい。
これはいわゆる「行間を読め」ってヤツですか?あんまりですよ。
脳梗塞で全身マヒになったゲイの男性(手術済み)を息子一家(彼らはゲイであることを知らない)に引き取らせておいて、「もし家族に受け入れられなかったら、ここ(メゾン・ド・ヒミコ)に戻ってくるだろう」とか言ってるのを聞くと、たしかに「インチキじゃん」と言いたくなりますね。
で、その後どうなったかは全く書かれていなかったし。
「ゲイは社会(家族)に受け入れられるのか?」という問いを至るところでちらつかせておいて、その答えはどこにも描かれていなかったように思います。
ただ、この映画を見る限り、「ノー」と言わざるを得ません。
「やっぱりゲイは自分とは違うわ」というのが、正直な感想です。
ゲイという言葉への社会的認知度が決して高いとはいえないこの国で、こんな映画を描こうと思ったのはすごいと思いますが、その熱意が観客に届くかどうかは別です。
なまじ、いろいろ詰め過ぎてワケがわかんないままに幕を引かれたような後味が残りました。
「もっと説明して欲しかった」という一言に尽きる映画ではありました。
これはゲイ向けに作られた映画か、監督がゲイであるかのどちらかだと思います。
できれば、ゲイの人の感想を聞きたいものですね。
映画館を出ると、外はもう暗くなっていました。
カップルならばこれからディナーに繰り出すところなのでしょうが、シングルの私はさっさと家に帰り、家庭教師に繰り出しました。
前半1時間は英語、後半1時間は国語の問題を解きました。私が解きました。
家に帰って、遅い夕食を食べました。昨日、阪神優勝の瞬間と同時に栓を抜いたチリ産の赤ワインをカラにしました。
明日はいろいろ予定と言うか、やることがあるのでもうそろそろ寝ます。
それでは。