なぜ僕だけが襲われたの?
ロンやハーマイオニーは襲われなかったのに、
ハリーだけが狙われたのはなぜ?
ルーピン先生は答える。
「ディメンターは心の弱い者を狙うわけじゃないよ。
君の中のもっとも辛い記憶に引き寄せられるのだ」
このセリフの既視感!
あぁ、そっか。
精神病院の主治医が、初診のとき娘にかけてくれた言葉。
「うつ病は心の弱い人がなる病気ではないよ。
辛さが重なったところに現れる。」
生きる気力を奪うディメンターを退散させるには、何が必要か。
その答えが映像化されるファンタジー映画。
娘が小学生の頃、ハリポタシリーズ本のファンでした。
実写版が公開されるたびに、家族で映画館へ(*^^*)
どんでん返しあり、タイムトラベルありの
脱獄囚役のゲイリー・オールドマンが大変魅力的(*^^*)
障がいを持つルーピン先生も素敵🌙
ハリーを導く大人たちは、自らも苦悩や孤独を抱える人物ばかり。
そこが素晴らしい!
ディメンターは最も忌むべき存在じゃ。
ダンブルドア校長が生徒たちに警告する。![](https://stat.ameba.jp/user_images/20201110/10/hotwalker6/f5/ed/j/o0486021614848842923.jpg?caw=800)
ディメンターの登場がホラー映画のようで何度みてもゾクゾク♡
恐怖を煽るBGMだったら、相当怖いだろうなぁ(≧▽≦)
「あれ?目的地じゃないのにどうしたのかな?」
電灯が消える。
ロンが窓に手をあてて外をのぞくと、
ハーマイオニーの吐く息が白くなる。
そして、扉ごしに黒い煙のようなシルエットがゆらゆらとなびく。
扉をゆっくりあける、黒く節くれだった長い指!
ぬぅ~っとハリーの前に現れたディメンター。
目のない目でじっと見つめる怪物。
意識をとりもどしたハリーに、ルーピン先生が差し出した。
「チョコレートだよ。
食べなさい。元気になるから」
鬱(うつ)に効くというチョコレート。
娘がうつ病になりたてホヤホヤの頃、毎日口にした食べ物です。
そして、娘もロンと同じ言葉を言ってました。
「楽しい思い出が本当は沢山あったはずなのに。
全く何も思い浮かばない。
頭の中から、すっぽり抜き取られたように
虚しくて嫌な気分なんだ。」って。
ディメンターを追い払う唯一の方法は、
幸せな記憶で守護霊を呼び出すこと。
憂鬱をはねつける力は、居場所や安心感にあるのですが
これを引っぱり出してくることが、どれほど難しいことか!
身にしみてわかります。
試合に勝ったとか、テストで満点とったとか、
そういう権威の記憶では、十分じゃない。
ハリーが何度も失敗し、倒れる。
ついに愛の記憶のカケラで、心をいっぱいに満たす。
ハリーの幸福な思い出が盾となってくれる。
クライマックスでは、
大勢のディメンターに囲まれるハリーと、ある人物。
1匹だけでも大変なのに、
たくさんを相手にするなんて不可能じゃない?!
「エクスペクト パトローナム!」
このままでは、命の光が奪われるΣ( ̄ロ ̄lll)
あわやという時、湖の向かい岸に白く輝く守護霊が現れた。
父さん?母さん?
誰が助けにきたの?
このとき、ハリーはまだ知らない。
それが自分自身だということを。
果たして、ハリーは
素敵なクライマックスは、あなたの目で。
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