ハリポタシリーズで

娘と夫が一番好きな三作目

「ハリー・ポッターと

アズカバンの囚人」

 

録画していた金曜ロードショーを再鑑賞。

 

「自分をるのは自分」
「別の角度からみると真実がみえる」

 

13歳のハリーと仲間たちが成長する物語です。

この映画の中で

強迫性障害の扱い方の参考にした

場面があります。

 

それはルーピン先生の授業

まね妖怪ボガートを使った

恐怖を退散させる訓練です。

 

人によって怖いものは異なるけど

まね妖怪は、

その人の恐怖に姿を変える生き物です。

 

ネビル少年の怖いものは、スネイプ先生。

洋服ダンスからスネイプ先生が出てきた!

ネビルは祖母の服装を思い出し、

スネイプ先生を滑稽な姿に変えてしまう。

動物の帽子、のスーツ、いバッグを持った

スネイプ婦人のイッチョできあがり!

クラスメートたちから笑いが起こります。

「自分の中の怖いもの(不安)を

笑いに変えてやりすごそう!」

という曝露療法が成功した瞬間を楽しめる場面。

ハリーの怖いものは、ディメンター(吸魂鬼)。

面白い姿を想像する余裕などありません。

ルーピン先生がハリーの前に立ち、

「こっちだ!」と妖怪の気をそらす。

ディメンターがあっという間に姿を変える。

です。

かかっている雲がすーっと動く。

もう少しで満月🌕がみえてしまいそう。

ルーピン先生は月を風船に変え、吹き飛ばす。

先生の恐れているものは、満月だったのです。

満月の日に人狼という、

凶暴な狼になってしまう体質

自分が自分でなくなり、

愛する人や仲間を傷つける生き物に変身する。

自分を見失うことが一番い。

投薬治療で発作をおさえている

ルーピン先生は、

周囲から偏見の目でみられてきました。

 

「世間は理解がないが、それも仕方ない」

と、社会を許し受け入れてきたのです。

 

精神疾患や障がいを持つ人と重なる先生。

 

私、きですよ(*^ー^*)

悲しみと優しさ、教養を持ち、

狂気とも共存する豊かな人間性

詳しい映画レビューは⇒こちら

うちの娘が強迫性障害が悪化
日常生活が困難を極めた2018年。
 
「ルーピン先生の授業がヒント!」
発作のたびに笑いにかわるまで
問答をしていました。
 
強迫観念が退散するまで
ちょっとってみるんです。
 
「鍵をかけたかどうか
何度も何度も確認してしまう」
 
⇒鍵をかけずに買い物へ行き、
泥棒が入るかどうかやってみよう。
 
⇒どんな最悪な出来事になるか、
たくさん例をあげてみよう。
 
「新幹線のトイレの取っ手に触れられない。
汚くて気持ち悪い」
 
⇒手を拭くのは1度だけ。
親子で握手して実験してみよう。
 
⇒病気になるかどうか
数日様子を見てみよう。
 
「パソコンや部屋の電気を消したかどうか、
気になって眠れない」
 
電気代と精神薬代、どっちが高い?
 
「海外から届いたエアメールに
卵のようなモノがくっついていた。
寄生虫が繁殖したらどうしよう。
怖くてたまらない。
差出人のことまで憎らしくなってくる」
 
⇒寄生虫が日本全国に広がってどうなるか、
最悪の予想を考えて
パニック映画のシナリオを妄想してみよう。
 
強迫観念(理屈に合わない妄想)を
想像力ユーモアでやりすごす方法。
 
おしゃべりしているうちに、
なんだか滑稽に思えてきて
2人で大笑いする日々。
 
ハリポタの防衛術
私たちの日常生活にも
大いに役立ってくれました。
 
考えたくないのに思い浮かぶ、
確かめても確かめても安心できない、
そんな強迫性障害から
少しずつ自由になってきたように思います。

(画像お借りしました)