星に手を伸ばそう
ファンタジーを飛び越えて。夢を夢見て

そして君が見たものが現実になる
有名なテーマソングの歌詞が、今作の真髄です。
子供の頃は、ハラハラドキドキする場面しか覚えていなかった今作。
大人になってからみると、驚かされる。
ラストにかけてどんどん哲学的になっていく展開!
「ネバーエンディング・ストーリー」
 
(画像お借りしました)

娘の映画レビューです。
※2018年12月の記事を再編集しています

娘が映画の記録をフィルマークス(映画アプリ)に
つけはじめて今年で5周年祝日
今週は、親子でお祝いしています⇒こちら


「メンタルが強いと思っていた自分。
なぜうつ病になったのか、
原因(犯人)さがしをするよりも
病気になった意味・意義をみつけていこう」

彼女の心の道標、勇気づけられた名作です。

おとぎ話の主人公を通して、読者の心が試される。


【娘の感想】
ファンタージェンに押し寄せるNOTHING(無)
くい止めようと立ち上がる勇者アトレイユ。
悲しみを抱くものがのみこまれてしまう、最愛の白馬との別れ。
心を見抜くスフィンクス、
「よし!」と気合を入れるアトレイユをくじくように
露わになる黒焦げになった顔。


「本当の自分の姿がみえる」という


恐怖を感じても進み続ける勇気、
大切な人を失った悲しみを受け入れる強さ、
そしてなにより自分を信じることの難しさ

アトレイユの冒険を通し、
読者バスチアンの心が試される
大きな岩男ロックバイターが嘆く場面に、はっとする。
「俺のは見るからに強そうだろう。
俺自身そう思っていたんだ。
だけど小オニもコウモリも、カタツムリも小人も、
みんな救うことができなかった。
情けないよ。
自分の無力さを痛感する岩男。
強そうにみえる事と、本当の強さは別もの。
がっくりと肩を落とす姿がせつない。

・最近の子どもはテレビゲームやマンガに夢中だな

・勇者というからにはたくましい男性なのだろう

・かたつむりなんか、早く遠くになんて行けるわけがない

・心が弱い人は、病気にかかる

そんなわたしたちの思いこみ
それは必ずしも真実ではない。
いじめられっ子の真の姿
勇者であるように。

ファンタージェンを虚無が襲う。

ついに、神殿の柱に亀裂が走り、ガラガラと崩れ始めた。

世界はついに暗闇に包まれたのだ。

もう終わりだ・・・そう思えたとしても

だからといって、 
これでぜんぶ終わりじゃない。

「この一粒から、あなたのストーリーがまたはじまるのよ」


希望の小さな光のカケラキラキラから
何度でも、蘇ることができる。

迷ったときは信じればいい。

アトレイユを、ファルコンを、バスチアンを。

そして自分自身を。

ちなみに私の感想は⇒こちら