温泉地に行くとよく見かけるのが
「源泉かけ流し 44℃」
「ぬる湯 38℃」
「高温注意 46℃」
といった、温度違いのお湯たち。
初めての温泉地では、湯船の前で立ち止まり、
(…これは入れる温度か?)
と湯面をじっと見つめる時間が発生します。
これも温泉旅の大事な儀式です。
ぬる湯派(37〜39℃)
ぬる湯は、温泉から「どうぞごゆっくり」と言われているよう。
肩まで浸かっても息が苦しくならず、気づけば30分。
長湯向きで、景色や湯音を楽しむのに最適です。
ただし快適すぎて、
「そろそろ出ようかな」
という気持ちがなかなか湧いてきません。
標準派(40〜43℃)
いわゆる「日本人が一番落ち着く温度」。
入った瞬間、
「ああ…これこれ」
と声が漏れるゾーンです。
身体がじんわり温まり、湯上がり後もポカポカ。
長湯と短湯のバランスが良く、人が集まりやすい温度帯です。
高温派(44℃以上)
高温湯は、もはや修行。
足先から慎重に入り、全身が浸かった瞬間の達成感は格別です。
先客が46°Cのお湯に平然と浸かっていると、
(この人、只者じゃない....)
と密かに尊敬してしまいます。
短時間でも芯から温まり、外気に当たった瞬間が最高。
ただし無理は禁物。温泉は勝負ではありません 😅
結局、温泉地に湯船がいくつもあるのは、“正解”を決めるためではなく、
“選ぶ楽しさ”を用意してくれているのかもしれません。


