なんとなく海を眺めに行くことがあります。
ふらっと海沿いを散策したり、砂浜に広げた折りたたみ椅子に座って、本を読んだり、お気に入りのラジオ番組を聞いたり。
気づけば波の音をBGMに、ただ海を眺めてぼんやり過ごしていることもしばしばです。
冬の海は、どこか近寄りがたい静けさをまとっています。
でも夏より空気が澄んでいて、特に夕方の海は格別。
オレンジ色の光が水平線を染めて、思わず足を止めてしまうほど綺麗です。
海を眺めていると、この日もサーファーたちが元気に波に挑んでいました。
今日は少し暖かかったとはいえ、水は冷たいはず。
あの気合いと情熱には頭が下がります。
海岸沿いの高台には、二人が腰掛けられる茶色のベンチがいくつか置かれています。
座っているのは、男女のカップルや、小さな子どもを連れたご夫婦、友達どうしの男子学生、初めて海をみてはしゃぐ海外の人たち、車椅子に乗る高齢の親に海を見せてあげたい人。
あるいは、ひとりでじっと海を見つめている若い女性 etc
海はいろんな思いが集まる場所のようです。
海を眺めていると、なんだか自分がちっぽけに思えて、肩の力がふっと抜けていきます。
今日の海も、どこまでも広く、静かで、そっと寄り添ってくれるようでした。
