9月下旬の連休を利用して、岩手と青森へ温泉巡りの旅に出かけました。
いつものように車で、のんびり北へ向かいます。
最初の目的地は、東北屈指の名湯・鳴子温泉。
宮城県大崎市にある温泉地で、なんと日本でも珍しい“9種類もの泉質”が揃っているとのこと。
温泉界のオールスター感、すごい。
温泉街は、江合川と山に挟まれた細長い地形に沿っていて、JR 陸羽東線(りくうとうせん)と並んでいます。
お昼過ぎに到着して、車は鳴子温泉駅から200mほどの「湯めぐり駐車場」へ。
ここは、下地獄源泉のすぐそばで、背後にはモクモクと湯煙が上がっていて、ちょっとワクワクします。
温泉街を歩いていると、あちこちにこけし。
さすが「こけしの街」鳴子、油断するとすぐ見つめてきます。
温泉街を歩いて 200mくらい、目的地の「滝の湯」に着いた頃、空からは大粒の雨がポツポツ…いやザバザバ。
「これはもう入れと言われてるな」と前向きに解釈し、自販機で300円のチケットを購入。
建物は歴史を感じる古さですが、中はきちんと手入れされていて気持ちがいい。
男湯の暖簾をくぐると、目の前に受付があって、その脇を抜けると、こぢんまりした脱衣所。
お風呂の前では、なぜか服を脱ぐスピードが自己最速になります。スッポーン。
薄暗い湯気の浴場に入ると……
「ザァーーーーー」
目の前には、大きな浴槽。
1メートルほどの高さから滝のようにお湯が注がれ、乳白色の湯面が波を打っています。
これぞ“滝の湯”の名の通り。
先客は年配の方お二人と、子ども連れのご家族。
浴槽が広いので、ゆったり余裕の“温泉ソーシャルディスタンス”。
身体を洗って、いざ入湯!
「ひゃーーー、これは……たまらん」
最初にお湯に浸かる瞬間って、なんでこんなに幸せなんでしょう。
お湯の温度は43°C 程度(皮膚感覚なので誤っているかもしれませんが)でしょうか。
雨が降っている外から来た自分にはちょうど良い。
温泉成分分析表を見ると、「滝の湯」の泉質は、
| 酸性-含硫黄-ナトリウム・アルミニウム・カルシウム・鉄(Ⅱ)-硫酸塩泉(硫化水素型)-低張性酸性高温泉 旧泉質名(酸性含明礬・緑礬-芒硝硫化水素泉) |
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長いですが、要するに“いろんな成分が豪快に入った酸性の温泉”。
pH2.8 という強めの酸性で、角質をやわらかくして美肌効果が期待できるとか。
殺菌・漂白作用もあるそうで、入ったら肌がワントーン明るくなる気分です(たぶん気分)。
駅前には足湯もあり、時間がない方や「今は脱ぐ気分じゃない」という方にもぴったり。
鳴子温泉、さすがの名湯でした。
次に来るときは、こけしにも挨拶しておこうと思います。




