温泉に行くと、なぜか壁にドーンと貼られている「番付表」。
“え、ここ相撲部屋?”と思うようなアレです。
実はあの表、江戸時代の温泉番付の一つ。
写真にあるものは 「諸国温泉功能鑑(しょこく おんせん こうのう かがみ)」 という、立派な正式名称を持っています。
相撲の番付表のノリで、全国の温泉が東西にズラッと並んだ、当時の“温泉ガイドブック”。
出版は1812〜1817年ごろで、「江戸の人も温泉ランキングしてたんだな…」と妙に親近感が湧きます。
しかも当時は大関が最高位。
草津・有馬・道後・伊豆など、現代でも名湯として知られる温泉地がぎっしり。
「200年前から人気なんだなぁ…」としみじみしてしまいます。
効能や地域も細かく書かれていて、眺めているだけで江戸の旅情がふわっと立ち上がってくるよう。
こうした歴史の香りがする資料に出会えるのも、温泉巡りの“隠れた楽しみ”のひとつです。
