映画村を出て次に向かったのは
木嶋坐天照御霊神社(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)さんです。
ですが、本殿の東側には織物の祖神をまつった蚕養神社があることから【蚕の社(かいこのやしろ)】とも呼ばれており
むしろ、こちらの方が一般的かも知れません。
なんともいえない濃密な雰囲気に包まれました。
こちらも古代の謎の豪族・秦氏にゆかりのある
京都市内でも最古級のお社です。
気持ちいいけど緊張感のある参道をすすみます。
拝殿でご挨拶。
こちらの御祭神は天御中主命、大国魂神、穂々出見命、鵜茅葺不合命。
現在の社殿は明治以後のものだそうです。
糺(ただす)の森で有名な下鴨神社さんでも見かける葵の神紋。
今は水が流れてませんが、本殿の西側には水が湧いていて【元糺(もとただす)の池】と呼ばれたそう。
この神池の水に、夏の土用の丑の日に手足をひたす信仰があったのも下鴨神社さんと同じですね。
石段を下りたとき、頭にビシーッと『行(ぎょう)場!』と来たので
『ヒィー!すみません!鳥居だけ拝見したらすぐに上がりますんで、少しだけ失礼させてください!』
先に許しも得ず、ズカズカと池に下りたから叱られてしまいました💦(そりゃ私が悪いでしょ)
注連縄で結界が張られていますね。
風もないのに右の紙垂だけが1枚、クルクルと揺れていて不思議でした。
石でできた三本柱の鳥居…不思議ですねぇ✨
※こちらの写真は明るく補正しています
元糺の森に元糺の池…そして三柱鳥居。
なぜか末社のお稲荷さまには足がすくんでお参りできませんでした。
やさしくも厳しい、古代のお社のご紹介でした。
ご興味のある方はどうぞ。
ご由緒です。
蚕の社からテクテク歩くこと約10分で
バス停や路面電車の駅のある大通りに出ました。
いま来た道を振り返って1枚パチリ!
鳥居のそばの石灯籠。
蚕養神社、なかなか興味深いお社でした!