ほの暗い世界で微笑む弥勒さま | 神も仏もあるもんや

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神社やお寺めぐりを楽しみます。

帷子ノ辻…これ、「かたびらのつじ」と読みます。

誕生日プレゼントに〈太秦映画村の入村チケット〉をいただいたので、また太秦に来ています。

大映通り商店街

スーパーの前で買物客を睨みつける大魔神

なんとも味のある店が多いですね~

キネマ・キッチンは開店前でした。

三吉稲荷神社(通称:映画神社)


商店街を抜けると、ここへ出てきます。

京都最古のお寺【広隆寺】

こちらには国宝第一号の弥勒菩薩さまがいらっしゃいます。

山門をくぐると、スコーンと抜けた気持ちいい空気が流れていました。

上宮王院 太子殿
お太子さんに朝のご挨拶をしてから、弥勒菩薩さまに会いに行きました。

こちらの創建は603年。
秦河勝が聖徳太子から授かった仏像をおまつりしたのが始まりなんですって。

受付で入場料800円を支払うと日付印の入ったパンフレットを渡してくれます。

霊宝館でパンフレットを見せ、日付印を確認してもらい入場します。

館内は薄暗く、目が慣れるまでしばらくかかりましたが貴重な仏像を保存するには必要な暗さなんでしょうね。

弥勒菩薩さま以外にも、たくさんの仏像がズラリと並び壮観でしたが

薄暗さに加えて仏像の前に置かれた札まで少し距離があるので

視力の悪い私は目を細めて鑑賞しました。

現在は、いろんな博物館や美術館で仏像が拝観できますね。

明るい館内で、しかも至近距離で、場所によっては撮影オッケーなんて所もあります。

しかし本来は暗ーいお堂の中で座って、下から仏像を見上げて拝んでいたそうです。

ロウソクの揺れる炎に照らされ、まるで生きているかのような仏様と目が合う…

どんな感覚なんでしょう?ドキドキですね💓

ほの暗い中で見る弥勒菩薩さまの微笑みは謎めいて

なんだか惹き込まれるようでしたよ。

暗いところから一気に明るい場所に出たので

目がキーンとしましたが

やさしい緑に助けられました💚

根元にポトリと落ちた椿にも風情を感じます。

そうそう、花の散り方にもいろいろあるそうですよ。

〈桜散る こぼるる梅に椿落つ 牡丹崩れて 舞うは菊なり〉