十二国記と天人感応説 | 神も仏もあるもんや

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昨日から梅田の丸善ジュンク堂書店で

【十二国記 山田章博原画展】が開催されています。

なぜか古代中国(とくに唐)に惹かれる私。

この世界観も山田章博さんの挿絵も、ほんっと大ファンなんです❣️



アニメで主人公の景王・陽子役の声を担当された声優さんは久川綾さんです。

何事に対しても自信を持てなかった陽子が、景の王として力強く発言したときは脳が震えましたね😍

そんな景王・陽子から贈られたお花は目にも鮮やかな深紅のブーケ。

これは陽子の髪の色を意識されての心憎〜い演出なのでしょうね❤️

原画展は撮影禁止でしたが、山田章博さんからのお花とサイン色紙だけは撮影OKでした。



これは余談ですが、私は子どもの頃から

【人が荒れれば天も荒れる】【天変地異は人の悪い想念が引き起こす】の考え方をする、少し変わった子どもでした。

そして【人の道をはずれた、徳を失った王は贄となって責任を取らなければならない】とも。

大人になった私は、ふと『この考え方』をネットで調べてみましたら

古代中国の孟子が唱えた【天人感応説】と似ていると気づきました。

十二国記は、この天人感応説と近い世界観がベースになっていると思われ…

本屋で、なにげなく手に取った十二国記を立ち読みして思わず『これこれー❣️』と興奮してしまいました。

ふだんは王に従っているけれど、王が道をはずれそうなときは叱咤して道を正す聖獣・麒麟(きりん)。

天変地異が多くなり、天も人も不安定な現代に必要なのは

耳の痛いことでも叱咤して教え諭してくれる麒麟と

麒麟の忠告に耳を傾けることのできる徳の高い王なのかも知れません。