鬼が髪を切った@髪切山 慈光寺さん | 神も仏もあるもんや

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神社やお寺めぐりを楽しみます。

左に行くと慈光寺さん、右が慈光寺さんの駐車場です。

乗ってきた送迎タクシーは、あっという間にUターンして下山されました。

枚岡神社さん⇔慈光寺さんのピストン輸送ありがとうございます🙏

説明が遅くなりましたが、慈光寺さんは役行者にゆかりのお寺さんです。

春の戸開式でお山を開き(修行シーズンが始まる)、秋の戸閉式でお山を閉じる(修行シーズンが終わる)のです。

第1便の送迎タクシーに乗せていただけたので

お寺の境内にお店を出す地元の方や、祭礼のお手伝いの方々と、ほぼ同時に山門をくぐりました。

私、ただの観光客なのに…笑


石段を上がってみましょう

こちらが開山堂です。

とても貴重な板絵の千手観音さまがいらっしゃるそうで普段は扉を閉めておられるそう。

戸開式の前なのに『戸が開いてる』なんて野暮は言いっこなしです🤫

こちらが本堂。
大日如来さまがいらっしゃるそうです。

本堂前のお地蔵さま。
3体ともほんのり口角を上げたお顔立ちで、まるで微笑んでいらっしゃるかのよう😊

みごとにスックと立つ3本の木。

3体のお地蔵さま、3本の木…まるで役行者と前鬼・後鬼のようですね。

1300年も昔のこと。
この地に夫婦の鬼が住んでいて悪さをするので旅人や里の人々に恐れられていました。

役行者は密教の法力で鬼の夫婦を捕らえ、仏法を説いて改心させました。

今までの悪行を悔いた鬼の夫婦は髪を切って堂を建て、【前鬼・後鬼】として役行者の従者となりました。

慈光寺さんの山号【髪切山】は、このお話が由来だそうですよ。

暗峠の近くには【鬼取山】がありますし鬼好きにはたまらん場所です❣️

護摩檀の大きいこと!
あとから聞いたら例年より大きかったそうです。

戸開式の準備の邪魔にならないようにパイプイスに座って、朝ごはんのコンビニおにぎりを食べました。

あ。おにぎり(=鬼斬り?)ではなくて「おむすび」と呼ばなくてはね🍙🍙

やがて戸開式の準備がおわり、きちんと扉も閉められました。

一息ついたので石段を下りて境内に戻ると、地元のお母さんたちに

「あ。受付で記帳してねぇ」と言われました。

そっか。到着が早すぎて、まだ受付してませんでした🤭

境内で護摩木を書いたり、御朱印をいただいたり、地元のお母さんたちとお喋りしたり、お手製のたくあんを買ったり、また開山堂・本堂まで行ったり…

送迎タクシーが到着するたび、参拝の方々も増えはじめ

だんだん境内も賑やかになってきました♪

11:00
いよいよ戸開式のはじまりです。

続きます