ミホミュージアム(前回)の続きです
陶淵明さんが書いた〈桃花源記〉をご存知でしょうか
▼めちゃめちゃ粗い【桃花源記】
むかし、武陵に住む漁師が道に迷ってしまいました。
川を遡り洞穴を抜けると、そこには桃の花咲く不思議な村がありました。
村人たちは仲が良く、豊かで美しい村でした。
村人は漁師をもてなしながら話してくれました。
「先祖は秦の始皇帝の圧政を逃れ、ここへ辿り着きました。それ以来、私たちも外の世界と隔絶してこの村で平和に暮らしているのです。ご自分の村に帰られても、この村のことは話さないでくださいね🤫」
帰り道を教わった漁師は、こっそりと印を付けながら帰り、そして太守に〈平和な楽園・桃源郷〉の存在を教えてしまいます。
太守は漁師に案内させて桃源郷を探しましたが、なぜか印は消えて見つからず
誰も再び訪れることはできなかったそうです。
桃の花咲く不思議で平和で豊かな村は【桃源郷】と呼ばれ、やがて〈ユートピア〉〈仙人が暮らす理想郷〉〈聖地シャングリ・ラ〉などと呼ばれるようになりました。
そう、この美術館のコンセプトは〈現代の桃源郷〉なのです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230530/23/hotoke-te/6e/57/j/o0640048015291723791.jpg?caw=800)
リーフレットのタイトルも〈シャングリ・ラ〉
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230530/23/hotoke-te/e4/56/j/o0355064015291723809.jpg?caw=800)
レセプションエリアからバス乗り場まで、また少し歩くのですが
美しい花々や風景を見ながら歩く時間は、とても優雅に感じましたよ。
はじめて訪れた桃源郷は美しく、お蔭でエネルギー満タンになりました❣️