まさに現代の桃源郷 | 神も仏もあるもんや

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ミホミュージアム(前回)の続きです

陶淵明さんが書いた〈桃花源記〉をご存知でしょうか

▼めちゃめちゃ粗い【桃花源記】

むかし、武陵に住む漁師が道に迷ってしまいました。

川を遡り洞穴を抜けると、そこには桃の花咲く不思議な村がありました。

村人たちは仲が良く、豊かで美しい村でした。

村人は漁師をもてなしながら話してくれました。

「先祖は秦の始皇帝の圧政を逃れ、ここへ辿り着きました。それ以来、私たちも外の世界と隔絶してこの村で平和に暮らしているのです。ご自分の村に帰られても、この村のことは話さないでくださいね🤫」

帰り道を教わった漁師は、こっそりと印を付けながら帰り、そして太守に〈平和な楽園・桃源郷〉の存在を教えてしまいます。

太守は漁師に案内させて桃源郷を探しましたが、なぜか印は消えて見つからず

誰も再び訪れることはできなかったそうです。

桃の花咲く不思議で平和で豊かな村は【桃源郷】と呼ばれ、やがて〈ユートピア〉〈仙人が暮らす理想郷〉〈聖地シャングリ・ラ〉などと呼ばれるようになりました。

金色の洞穴を抜けると…

そこには桃の花咲く不思議な村がありました。

嗚呼まさに桃源郷…!
(入場チケットより写真拝借)

そう、この美術館のコンセプトは〈現代の桃源郷〉なのです。

リーフレットのタイトルも〈シャングリ・ラ〉

桃源郷で開催中の企画展〈美の祈り〉も素晴らしくて、すごいボリュームの図録を買ってしまいました。

ついでに〈飛天のしおり〉〈金色トンネルのクリアファイル〉〈桜トンネルのクリアファイル〉も購入。

さっきお見せしたトンネルの画像はクリアファイルでした。

私、トンネルのクリアファイルなんて買うの初めてですよ(笑)

しかしこの飛天、なんて可愛いの💕(飛天好き)

たっぷりと展示を堪能した後は、こちらのベンチで風景を見ながらパンとコーヒーを食べてほっこり。

(基本的に館内は飲食禁止。美術館エリアにはカフェが、レセプションエリアにはレストランがありました…がコンビニはないみたいでした。私は石山駅でパンと缶コーヒーを買って来ました)

電気自動車は行きに乗ったので、帰りは歩くことにしました。


たくさんの人がおしゃべりしながら楽しそうに歩いています。

木々の緑がトンネルの壁に反射して美しいですね




レセプションエリアからバス乗り場まで、また少し歩くのですが

美しい花々や風景を見ながら歩く時間は、とても優雅に感じましたよ。

はじめて訪れた桃源郷は美しく、お蔭でエネルギー満タンになりました❣️