愛犬を偲ぶ4 | スペアリブ屋の料理日記

スペアリブ屋の料理日記

バックリブの伝道師 『モアスタッフ』 のマスターが綴る日々の奮闘記!



私は

手のひらの中で動かなくなった赤ちゃんを、

なおも30分以上優しくマッサージを続けた

何かにすがるような気持ちと、現実を受け入れる交錯の時間だったのだろう




しかし…
赤ちゃんは、一度も産声をあげることなく息を引きとった…







夜中の二時頃だったか、記憶も曖昧だが、

何故か隠さなければという気持ちが働いた


綺麗な布で丁寧にくるみ、小さな箱に入れ、げた箱の上にそっと置いた

合掌も忘れなかった









結局、お産の奮闘劇は朝方まで続いた


ホトママも私も疲労困憊であったが、何よりドリーに

『お疲れ様!』

と声をかけた



ドリーの簡易お産室の隣では、ウォーマーの上で七匹のミニドリー達が、背中をお互いに寄せ合って蠢いていた


ドリーも大役を果たした安堵感からか、優しい顔付きになっていた












突然の事だった!!


それは外が白々としてきた時のことだ!

突然、ドリーが起き上がりウロウロし始めた!




部屋中を、家中を、グルグル周り始めたのだ

焦りを感じているドリーの顔

私達に、すがるような眼差し


トイレを促しても、そうではない

私もホトママも顔を見合わせて、この不可思議なドリーの行動をしばらく眺めているしかなかった


そして!





びくん!!
(((゜д゜;)))!!!!

私もホトママも同時に理解した!



やさがしのように家中をウロウロするドリー

それは、失ったジグゾーパズルの最後のワンピースを探していたのだ!!!!


ドリーは躰でわかっていた!!


八匹の赤ちゃんを産んだのを…








ホトママと二人で、強くドリーを抱きしめた


それしか、してやることができなかった




しばらく抱きしめてやると、ドリーは安心した顔になり、おとなしく簡易お産ベッドへと戻った


そして深い溜め息をひとつ吐いて、眠りへとついた…

     



        …続く





スペアリブ屋の料理日記-仔犬




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