(前回からのつづき ☟ )
それでは足関節の底背屈と腓骨の連動を用いた調整法を、以下にご紹介いたします。
まずは仰向けで行う簡易版の方から始めてみましょう。
①施術者は被術者の外くるぶしの上に片手の拇指球を乗せ、逆手で足裏を押して足関節を背屈させる。
②足関節の背屈に合わせ、外くるぶしに乗せた片手の拇指球で腓骨の後方移動を誘導・強調する。
③続けて施術者は被術者の外くるぶしの下に片手の四指を引っかけ、逆手で足の甲を押して足関節を底屈させる。
④足関節の底屈に合わせ、外くるぶしの下に引っかけた片手の四指で腓骨の前方移動を誘導・強調する。
…他に腓骨の上方⇔下方への移動を用いた調整法もありますが、より力を伝えやすく執筆者にとってもやりやすい手技の方を、今回は紹介させていただきました。
以前ご紹介した( ☞ 参照記事)、脛骨との連動を用いた調整法の仰向けバージョンと同じ体勢での施術になりますから、セットで行うとよいでしょう。
( ☞ つづく)