以前にもこのブログでご紹介している北海道と本州の最短の地「汐首岬」

 

 

正月明けの豊洲のセリでは1位、2位を争うクロマグロ(本マグロ)の2大ブランド「大間」「戸井」の漁場であり、中間は「公海」であることから世界中の船舶が行き交い、当然世界中の潜水艦も行き交っているわけで、日本にとっては水産資源と国防の観点からも重要な場所。

 

 

その「汐首岬」の上「汐首山」からの景色はどんな感じなのかなと以前から思っており、ちょうど雪もなくなったのでトレッキングに出かけてみました。

 

 

これからみなみ北海道東海岸は春のトレッキングシーズンです。

 

 

いくつも山道がありますが、傾斜がきついところがない坂道をてくてくと進みます。

 

そしてしばらくして台地に出たら「うわ~」と感嘆の声が出ました。

 

 

青森側の下北半島、竜飛岬から北海道側の津軽海峡シーサイドラインから函館山、松前の白神岬が囲む津軽海峡が日本海まで一望できています。

 

なかなかのロケーション。

 

そして進む目の前はこんなフィールドが広がっています。

 

 

草原ですね。

 

 

目指すはあの頂上。

 

すると海側に他では見られない津軽海峡ならではの現象が見られました。

 

 

日本海側からの潮と太平洋側からの潮がぶつかる潮目ですね。

 

 

左右で波の波紋の向きと形が違うのがわかるでしょうか?

 

右側が日本海からの流れ、左側が太平洋からの流れ。

 

これが豊かな漁場を形成している要因のひとつでもあるんですね。

 

 

すると今度は雪があったら良いゲレンデになるなという傾斜の場所に出ました。

 

聞くところによるとこの場所は2009年から2011年にかけて三部作の壮大なスケールでNHKが製作し放送され話題になったドラマ「坂の上の雲」で描かれた日露戦争の激戦「203高地」の戦闘場面を撮影したロケ地だそうです。

 

そして、そこになにやら動物の姿が、

 

 

周りを見渡すと群れまでいます。

 

野犬?いや犬にしては大きい。

 

馬か?いや馬にしては小さい。

 

よく見るとそれはポニーの群れでした。

 

牧場の方が野放しにしているそうです。

 

 

そして頂上はすぐそこ。

 

こんな平坦だともう散歩ですね。

 

 

そしてたどり着いた頂上。

 

そこには三角点があり290.6mの看板がありました。

 

おぉ、あの海の先に見えているのは青森の下北半島。

 

ここでちょっと休憩とリュックからドリンクとおやつを取り出すとなにやら近づいてくる影。

 

 

野放しのポニーが近づいてきました。

 

全然人間を恐れない。人間慣れしています。

 

こうして近づいてくるということは食べ物をあげる人間がいるんでしょうね。

 

絶対、ダメですね。

 

危険です。

 

ちょっと撫でてやろうかくらい思ってこちらから近づいてみたら、鼻息荒くして毛を逆立てて威嚇してきました。

 

ポニーはおとなしいとは言え、身体は人間よりでかく野生化していますからいつ襲ってくるかわかりません。

 

なので手で払いながらあっちへ行けと怒鳴ったら、すこすこと遠ざかっていきました。

 

トレッキングでは常に周りに気をつけましょう。

 

 

休憩後はもっと最短の場所まで行ってみました。

 

 

ここからは太平洋側が良く見えます。

 

 

眼下には伝説に彩られた島「武井の島」。

 

 

そして「恵山」の山頂が見えます。

 

 

さらには南茅部の山々も見えます。

 

 

そして、ここが最短の地点。

 

ちょうど看板があるパーキングの上にあたります。

 

 

なるほど、ここからだと青森の大間の街の形状も見えるんですね。

 

この海域が日本一のマグロが泳ぎ、世界中の潜水艦が通っているです。

 

なんだかここは凄いところですね。

 

アメージングフィールドです!

 

そして、帰ろうと帰路に着いたら、MTBで走ってくる若者のグループとすれ違いました。

 

あっ、マウンテンバイクのフィールドでもあるのかと新発見。

 

確かに良いかも。

 

まっ、ポニーの糞と鹿の糞もいたるところにありましたからそれは避けなければならないでしょうが。

 

なので、やはりここへ来るにもちゃんと靴などはトレッキング用で来たほうが良いと思いました。

 

津軽海峡シーサイドラインのトレッキングスポット、見どころ楽しみいっぱいです!

 

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