【鬼滅の刃】全集中の呼吸ってどういうもの?【考察】 | 蛍の置き場

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備忘録的な何か

鬼滅の刃で鬼に対抗するために編み出されたもの。

それが全集中の呼吸でしたよね。

 

 

今回はそれについて考察してみたいと思います。

 

 

まず、どんなものか考察するために特徴をまとめてみましょう。

 

 

①体中の血の巡りと心臓の鼓動を速くする。

そうすると体温が上昇し強くなる。

 

②そのために肺に尋常じゃない量の空気を取り込む。

血が吃驚したとき骨と筋肉が慌てて熱くなって強くなる。

 

③毒の巡りを遅くする。

 

④血の巡りを血管レベルまで意識して操作する。

 

⑤自分の体の寸法や筋肉一つ一つの形、それらすべてを認識する。

 

 

とまぁこんな感じですね。

ざっと見て分かるように血流を意図的に操作する技といって間違いなさそうです。

 

 

全集中常駐であれば常に心臓の鼓動と血の巡りが常人より速く

尚且つ、そのために尋常じゃない量の空気を常に取り込んでいる状態

…といえるでしょうね。

 

 

ですが、おそらく全集中常駐の場合はまだ体温は平常時上がらない。

ですが、常に大量の酸素が筋肉に送られていて、血の巡りも早いため

身体能力は上がっていく、といった感じでしょうか。

 

 

血流を意図的に操作するので毒の巡りを遅くすることにも繋がるし

重症すぎなければ止血も可能、ということですね。

 

 

血流を操作するので、当然自分の体の寸法もそうですが

血管の一本に至るまで意識できればそれだけ自在に操作ができる。

 

 

痣の状態を除いて、そこまで意識できれば恐らくかなりの使い手とされるでしょう。

 

 

柱稽古で悲鳴嶼さんがやっていた反復動作は感覚を開放し

一気に集中するためのもの。

つまり、意図的に心臓の鼓動や血の巡りを息をする以外で早くする手段

といった感じでしょうか。

 

 

恐らく、全集中の呼吸には段階があります。

進めば進むほどできることも多くなり強くなります。

(その中には一部呼吸が使えなくてもできるものもありますが)

 

第一段階は肺や体を作る段階。

これが炭治郎たちの修行の段階でしょう。

柱稽古も最初宇随さんの走り込みから始まりました。

 

 

第二段階、体をその状態に慣らす。

さらに言えば常に肺に尋常じゃない量の空気を取り込み

身体強化されていく状態。

 

 

第三段階、その精度を高める。

毛細血管や筋肉の一本一本まで意識して操作できるようにする。

(善逸は育手の影響からか登場時からできた)

 

 

そして最終的には戦闘状態に入るスイッチをつくる、といった感じでしょうか。

(悲鳴嶼さんの反復動作)

 

 

 

これでなんとなく呼吸がどうゆうものかは分かりました。

次に問題なのはなぜ「全集中の呼吸」という名前なのか

 

 

まぁなんとなく効果から予想はできるのは「力の配分」でしょうか。

仮に普通の人は右腕に15%、左腕に10%、右足に25%、左足に25%、頭に25%

の力を使っているとします(合計100%)

 

 

呼吸ができる人はまずそれで120%の力を出せるとすると

それぞれの部分に出せる力が増えます。

ですがさらに力の配分を意図的に変えれると

右腕5%、左腕5%、頭10%、右足50%、左足50%みたいにできる。

 

 

この状態を言い換えると、足に力を集中している状態、ということが出来ます。

すべてを足に集中している状態。

もちろんそれが腕のこともあれば、回避のみに集中することだってありうるでしょう。

 

 

それを意識や感覚、感情に応用できれば

殺意、憎しみ、怒りといった感情をなくし

聴覚や触覚を削り、嗅覚や視覚のみに情報を集中させる、といったこともできそうです。

 

 

透き通る世界は恐らくそんな感じのものだと思います。

そりゃ殺意もなにも感じないでしょうね(当たり前だわ)

 

 

恐らく赫刀の発動条件も握力ではなく

全集中の呼吸ができることが前提であることを考えると

そういった条件がありそうです。

 

 

例えば、刀に込められる「気」のような力(持った時に刀を色変わりさせた力)

が一定量を超えたとき赤くなる、といった感じです。

恐らくですが、人間の呼吸は陰陽で言えば「陽」の側の力を持ちます。

 

 

禰豆子の爆血も火属性であることから「陽」の力を持ちます。

だから炭治郎がもともと刀に送っていたものと合わせて一定量を超えたから赤くなった。

 

 

不死川さんは刀を合わせることで一人では足りなかった部分を互いに流し一定量を超えさせた。

私はそう考えています。

 

 

縁壱はそれを感覚的にしていたのかどうかは定かじゃないですが

もともとが始まりの呼吸のしかも日の呼吸の剣士で

さらに尋常じゃない強さだったので

一定量を超えさせるのは容易だったんだと思います。

 

 

強く握ったことで赤くなったことも、そりゃ強く握ったほうがより「気」を

刀に流すことができるので赤くなりやすいでしょう。

 

 

こうして考えると、設定が一貫してて筋が通ってて

ワニ先生ほんと怖い。マジで怖い。

 

 

 

カナヲ好きだから自然な行動からだとしても殺さないでね、

ワニ先生、まじお願いします。