香害図書館さんのブログ記事から。
2022年2月28日の参議院予算委員会で、香害について杉久武参議院議員(公明党)からの質問があったとのこと。
それに対する岸田総理の答弁があって以来、厚労省の香害対策に対する姿勢が変わったとのことです!
国会議事録で確認してみました。
「348 杉久武」の項目からですね。
「国や自治体の出先機関、学校、さらには公共交通機関など、公共性が高く、市民と接するサービスを従事している方から、例えば、ユニホームの香り、ユニホームには香りの強い柔軟剤は使わないなど、取組を国が音頭を取って促していただきたいと思います」という杉久議員の質疑に対し、
岸田総理からは、「公的な場を始め様々な場におけるこの香りへの配慮、こうしたものについて周知を図る、こうした取組も進めていかなければならない」との答弁。
国会での質疑・答弁は、どんどん具体化し進んでいると感じます。
厚労省の動き含め情報を調べつつ、今後も注意して見ていきたいと思います(*´ω`)
このポスター、冒頭の参議院予算委員会の中で消費者庁の答弁にもあるように、国は「啓発を進めている」という姿勢なんです。
都道府県や各国民生活センター・市の健康主管課始め、教育委員会・保健所・ドラッグストア協会など、さまざまなところに通達が行っているとのことです。
掲示されなきゃ、もったいない!ですよね?
※ポスターの印刷を印刷屋さんでお願いされる方、「香害認知を広める会」のページで印刷用のPDFデータを公開していますので、ご自由にお使いください!
今回ご対応くださった方たちの反応は、やはり、香害を知っているか?聞いたことがないか?ではっきり分かれてました。
「知っている」というところでは、掲示や周知を前向きに行ってくださるような雰囲気でした。
「自分も困っているが、保護者にどう伝えるかが難しい」というお話もちらほらありました。
逆に「聞いたことがない」というところでは、「全国的に大きな問題になってまして、子どもの被害も増えているので、認識を深めていただけたら」と伝えたあとに、
「今、国の方も啓発に力を入れてるんです」とポスターを差し出すと、納得された表情で受け取っていただけましたよ(*´ω`)
やっぱりね、「国が動いている」というのは、日本では大衆を動かすために欠かせないことだと思うんです!
冒頭、香害図書館さんのブログにも書いてあります。
香害や移香で困ったら、国民生活センターにぜひ伝えましょう!
決してその場で解決するものではないです。
でも、たくさんの意見が消費者庁や厚生労働省に伝わることが必要だと思います。
一人で苦しみ悩んだり、香料を少しでも避けようと閉じこもったり、仲間内で辛い思いを共有しているだけでは、世の中は変わらないです。
国民生活センター、電話番号は188、です!
私は国民生活センターというと、このときに電話をしたっきりです。
それ以降、個人的には色々な会社・店舗に移香の話を伝えてきましたが、移香がないものがほとんどない状況の中で自分と接点のあったところにだけ伝えても、世の中は変わらないんですよね…。
このブログの時点では、石川県の国民生活センターの職員は「聞いたことがない」という話で。
あれが本当に初となる問い合わせだったのか、はたまた問題認識が出来ていなくて記憶がなかったのかも定かじゃなくて、
「今回の問い合わせ、しっかり記録しておいてください、消費者庁の方にも必ず伝えてください」と言ったのを覚えています。
これからは、国民生活センターにも連絡をしていきますっ!
さて、先日、能美市内の山巡りをしてきました。
山巡りと言っても、うちの東側にある山間部の話で、ほぼ車で林道を走ってたんですが(笑)
事の発端は、「蟹淵」。
「がんぶち」と読みます。
蟹を食べに行こうとお店を探していた知り合いが、「能美市 蟹」で検索したら出てきたそうで(笑)
「蟹淵とはなんぞや?」という話になり、うちからの直線距離で5キロくらい、さっそく行ってみることにしたんです。
蟹淵は、能美市の天然記念物に指定されてる、自然の溜め池です。
舗装してある林道から20分程歩いたとこに、目的地の看板が立っていました。
はっきり言って、人気スポットではないんやろうと思います(笑)
そのおかげで人がほとんどいないから、香りを気にせず出掛けられます(*´ω`)
ただ、途中すれ違った二組の登山(?)者…。
一組はそこまで強く残るにおいは無かったんですが、もう一組とすれ違った後15メートルほど、残って漂う香りが強烈なもので…。
においが無くなったからと言って、香りの成分が消えて無くなるわけではありません。
拡散して濃度が薄まったり、地面に落ちたりしてにおいを感じなくなっただけです。
その方たちはもちろん意識は無いんでしょうが、生分解性の悪い香料マイクロカプセルのマイクロプラスチックや合成香料などを、自然環境の中に置き去りにしている状態。
「無意識のポイ捨て」に他ならないと、これは常々思うことです…。
「蟹淵」には、私たちだけで他の人はいませんでした。
ほぼ自然のままの状態が残されている静かなところ(*´ω`)
四方八方から山水が入って来てて、近くには湧水もあるし、ここは水が豊富なところなんでしょうね。
標高は低いので「山の空気」って感じではないんですが、山林で人里と隔離されているだけで、洗剤の界面活性剤や合成香料のにおいは無い…!
ここまでとは言わないけど、見渡す限り、家がひとつもないところに住みたいです…。
林道ドライブの途中に寄ったあずま屋からは、金沢の市街地や海のほうまで見渡せました。
普通なら「あーきれいやなぁ」なんて満喫するとこなんでしょう。
「ここは臭くない、大丈夫」とか、「あそこに下りたら臭いやろな」、「風が強かったら、あそこのにおいはここまで来るんかな?」など、何をするにもにおい中心の思考回路になってますが、
いつか、香害が無くなったら、
洗剤臭くない世の中になったら、
もっと穏やかに生きれるんでしょうね…。
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