9/16 二日目 「北鎌沢のコルへ」 の続きです。
14:25 北鎌沢のコルを出発。
14:48 尾根に出ました。硫黄尾根の向こうに鷲羽~水晶~野口五郎の稜線が広がっています。
見つけた時に名前が出てこなくて、思わず前を歩くイガイガさんに
「あ、これ、ホレ、これこれ」
なんてため口を聞いていたわたくしでしたぁ( ´艸`)うぷぷ
イガイガさん、びっくりしたでしょうね(〃∇〃)
しっかり秋の訪れを感じさせてくれてます。
雲が湧きあがっていますが、遠く後立の山も見えます。雲の上からちょこっと頭を見せているのが、一昨年、昨年と2年越しで登頂できたお山♪
そう、針ノ木岳です。今年の夏、やっと山頂を踏むことができたのでした^^
天上沢を見下ろして。
↓ 硫黄苔(イオウゴケ)
温泉地や火山地帯などの硫黄分が多い場所に分布する。モンローリップとも言う。
15:50 ガスの湧き上がる中に浮き上がるゴツゴツした岩の尾根。北鎌らしい風景です。
P8に上がり切る辺りでヘリが飛来。
ずっと私たちのパーティーの上を旋回しています。
遭難者か誰かを探しているようでした。
こういったヘリが飛来した時は絶対に手を振らないでくださいね。
手を振ったら、自分たちが遭難者という意思表示と取られます。
この日、北鎌では2件の遭難があったようです。
でも、熱中症と骨折だったそうなので、不幸中の幸いでした。
独標のコルに先行パーティーのテントがzoom撮影で見えました。
16:00 天狗の腰掛付近
ここにはテントがいくつか張れそうな場所がありました。
撮影会であります^^…私のカメラでイガイガさん^^V
イガイガさんのカメラで私と後方にともちゃん。
ここは歩きやすい岩の尾根 [ともちゃん撮影]
千丈沢側は硫黄尾根を眺めながらです。
天狗の腰掛を過ぎて。後方はともちゃん。
ともちゃん撮影の天狗の腰掛
独標のコルまではいくつもの小ピークを越えて行きます。
zoomで見えた独標のコルに張られたテント。
独標のコルに着くまでの間、単独男性2人と二人組パーティーに追い越されました。
思わず、どこにテントを張るか聞いてしまいました^^;
何しろテントを張るところが限られているので、尾根越しに先行パーティーの人に後何張テントが張れるか確認して進んでいました。
二組はコルより先に行くから「どうぞ張ってください」と言って先に行ったのでした。
zoom撮影で遠かったけど、ちゃんと声は届いて、テントはあと2張張れると答えてくれたのでした。
先行パーティーのテントはNガイドさんのパーティーでした。
「来たね」と言って、Nガイドさんがテントから出て来ました。
そこでまたいろいろ話を交わしたのでした。
カヲリンのテント。私と二人で寝ました^^
カヲリンはここまででエネルギーを使い果たしたようで、テント設営後は食欲もなくテントの中で横になってしまったのでした。大丈夫だろうかと心底心配になりました。
目の前に独標が待ち構えていました。
北鎌尾根の中で最難所のピークです。ここをどう超えるかが一番の課題だそうです。
ちょっとzoomで撮ってみました。遠くから見るとどこにルートがあるのかさっぱりわかりません。
独標をバックにまだまだ元気なわたくし。
今回、みんなと一緒に北鎌に来れて、本当に幸せでした。
核心部はまだまだこれからですが、高所恐怖症のわたくしが、恐れることもなくひたすら登りつづけることができたのも、この仲間がいてくれたお陰と思っています。
翌日は3時起きですが、たっぷりと眠れる時間があるので、この晩はマイスリー(睡眠導入剤)を飲んで眠りにつきました。
三日目に続きます(*^o^*)/~