5/26(土) 14時～15時50分
5/26(土) 18時～20時15分 アフタートークショー付き
Dramatic super dance theater Flamenco マクベス ～眠りを殺した男～
@シアター1010 に行ってきました。
DIAMOND☆DOGSの15周年記念公演
シェイクスピアのマクベスをダンス中心で演じた公演です。
ストーリーは、大体皆さまご存知だと思うので、割愛しますね。
3人いるはずの魔女が2人だったり、
骨という原作にはない役があったり、
色々と観る前は謎だらけでしたが、
観たらなるほどね、と。
骨がお話を推し進めていくスタイルなので、
一見、骨が主役みたいに見えてしまうのですが、
アフタートークショーで上田先生が、
骨はチャップリン的な存在と仰ってました。
40年間、ずっと作ってみたかった役で、
お話を進めるストーリーテラー的な要素もあり
道化的な要素もあり、といった役なのだそう。
骨役の新吾さんは、
更に骨はマクベスの影でありつつも
全体の影の役割もあることを意識されてたそうです。
なので、3人目の魔女的な役割もあって、
魔女少なくない？？といった違和感はありませんでした。
魔女がマクベスに予言をするシーンでは、
小島章司さんがフラメンコで予言を表現されます。
78歳と聞いて、もうただただビックリです！！
全体的に、台詞は少なめで、
ダンスで表現されていたり、
その台詞の前後で歌われる歌や骨の語りや
小寺さん演じる伝令係が、要約して伝える感じ。
全くお話を知らない人には（あまりいないと思うけど…）
少々理解が厳しいかもしれません。。。
ちなみに、骨や魔女は床を這って出てくることが多いのですが、
新吾さん曰く、出てくる直前まで、
台の下を体育座りの体勢でちょこちょこ進んでいるそうで（実演）、
ものすごくきついそうです。
骨は、衣装の早替えの時のつなぎもやっているそうですが、
（薄々そう思っておりましたww）
実は一番早替えが大変なのは骨だったそうです！
ショートパンツ一枚から一気に全て衣装を着直して、
すぐ出なければいけないシーンがあり、
そのシーンの前は6人がかりで衣装を着てるそうです。
東山さんからは、
汗っかきの新吾さんが今回あまり汗をかいていないので、
骨って楽なの？と言われると・・・
なんと、汗で体のペインティングが落ちないように
全身にヘアスプレーをかけて、毛穴を塞いでいるそうです！
中塚皓平さん演じるバンクオーを殺す刺客は和田泰右さん。
出番が、かなり少ない！！
のですが、かなり見応えがあるシーンになってました。
ダンスをしながらの殺陣って大変そう…
本当は、バンクオーの子供のフリーアンスを殺すことが重要なので
（魔女の予言でフリーアンスが王になる、と言われていたから）
フリーアンスを殺せなかったことを
マクベスは本当は凄く気にするのですが、
そこはすっ飛ばされてました。
あと、2回目の予言で、
バーナムの大森林がダンシネインの丘に攻めのぼる
女の産み落とした者の中にマクベスを倒す者はいない
の2つも重要だと思ってたんですけど、それもなかったです。
2回目の予言のシーンでは、
東山さん演じるマクベスと小島さんがデュエットを踊られるのですが、
フラメンコは即興性が強いダンスなので、デュエットが難しく、
小島さんも初めてフラメンコでデュエットを踊られたそうです！
ラストは上田さんの解釈だそうで、
マクベスは自分の命と引き換えに自分自身を取り戻し、
清々しい思いで、この世を去るのだそう。
東山さんは、更に、そうなったうえで、
新しい王の誕生までも喜ばしく思えている
という思いで演じているそうです。
ただの悲劇では終わらないんですね！
そうそう、今回、
生演奏では、ドラムと和太鼓と尺八が入っていて、迫力がありました！
和楽器って、不思議な世界を表現するのにむいてるんだなぁ
なんて思ったり。
ダンス、殺陣、アクロバット等々見応えあって、
前日観た>>Indigo Tomatoの繊細さとは全く違う魅力があり、
どっちもいいなぁと思いました。
こちらの公演はもう終わってしまったので、もし仮に再演があれば是非。
おまけ。
ランチはwith GREENでサラダボウルを。
すっごいお腹いっぱいに！！
そして、マチソワの間に夕飯を軽くGREEN GRILLで。
野菜とシーフードのグラタン。
そう。。。シアター1010は、ドアドアで2時間かかるため、
行くとなったら、いつもマチソワするのです(^^;
まとめてぎゅっと観ます！
あとは今日咲いてたお庭のミニバラ。
知る人ぞ知るなエピソードのミニバラちゃんです。
