全十九巻を読み終えた。
最後の最後は自室で読み終えた。
思う存分泣くために。
しかし、最後は爽やかな終わり方だったので泣けなかった。
何か、読み終えて悔しい思いをしたり、未練が残るのではないかという不安があったが、完全に『楊令伝』に繋がるような終わり方だった。楊令は宗江から旗を託されたしな。
思えば昨年の5月頃に読み始めたと思うが、途中ドラクエやモンハンに邪魔をされながらも、よくぞ読み終えたと思う。まぁ面白いのでぐんぐん読み進めることが出来たからなのだが。
禁軍武術師範、王進の逃亡劇から幕を開けるこの物語。いきなりトップスピードで最後まで駆け抜けた。心が休まるのは、子午山のエピソードぐらいか。
これを読んだ後、オトコを二通りに分けることができるようになった。
それは、
北方水滸伝を
読んだ漢か。
北方水滸伝を
北方水滸伝を
読んでいない男か。
俺は漢だ。
読み終えたからな。
俺は漢だ。
読み終えたからな。