このベーシストが凄い#9/ティナ・ウェイマス | BOOGIEなイーブニング!

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続けざまに全国一千万人のNYパンクファンの皆様お待たせいたしました。ティナ・ウェイマスです。トーキングヘッズの紅一点ベーシストです。女性ロックベーシストの走りではないでしょうか。まずはトーキングヘッズ、1970年代中頃からNYのCBGBを拠点に活動していたバンド。同時代にNYパンクシーンがここで起こってますからNYパンクと言ってもいいでしょう。だってデヴィッド・バーンはパンクだろ?夜中に監督やってた映画観たけど酷かったもん。パンクって便利な言葉だね。



でもってトーキングヘッズはブライアン・イーノと組むようになってからアフリカンミュージックや電子音楽を積極的に取り入れてくる。リメイン・イン・ライトなんて名盤ですよね。かなり時代の先を行っちゃってました。



このバンドの80年代のライブはかなり熱いですね。久しぶりにYOUTUBE観て鳥肌立っちゃいました。かなりハイキーでナーヴァスなデヴィッド・バーンのヴォーカルがハートにくるくる。こんだけ動いてもヴォーカルはビッとしてるし。後、何でかみんな走ってる。
で、この頃から旦那でドラマーのクリス・フランツとバンド内バンドのトム・トム・クラブを同時に始めるんだけど、こっちもヒットしちゃう。マライヤ・キャリーが“Fantasy”って曲でサンプリングしてるから誰でも一度は聴いたことはあるでしょう。



やっぱり初期から面白いベースラインを弾いているけど、イーノなんかと組んでるとワールドミュージックとかの影響でダブっぽくなってくる。けど、それがまた絶妙にカッコいい。フレットを上から下まで使って唸るグルーヴや徹底的にローで一本調子なベースラインがあって、本当にアイデア豊富な人なんだなぁと聴いてて発見がある。これだけ周りに黒人ミュージシャンがいてチョッパーをやらない所もカッコいい。ポコポコとしたベースサウンドもいいね。

で、ついでにキュート。ここ大事。

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70年代はプレベやムスタングベースを使っていて80年代初期はヘフナーのバイオリンベースと訳のわからないダサいベース、はキタないジャズベースかなぁ。結構、こだわり無いみたいで色々使ってるし、トム・トム・クラブだとギター弾いたり、シンセ弾いたりしてるのね。

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▲ トーキングヘッズ