美しい国 | ほしゅぶろぐ

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純粋に「日本に生まれてよかったなぁ」という幸せな気持ちを、日本人みんなで共有できればいいなと思ってます。
※決して他国を貶めることを主な目的としてる訳ではありません!(ここ重用)

日本ってどんな国?って聞かれると
どう答えればいいのだろうか。


お金持ちな国?

強い国?



んー・・・



なかなか「これだ!!」って答えを言うのは難しいかもしれない。


というか、おそらく
上手く答えられない日本人が多いと思う。




でも
僕は今まで聞いた言葉の中で、
これだ!!」と思えるものが一つだけあった。


それは
2006年、
第一次安倍内閣発足当時に安倍総理が
所信表明演説で述べた「美しい国、日本」。


メディアでは
美しいって何?抽象的過ぎて分からない」という論調が目立ち、それが国民世論にも広がってしまい、
最終的には
多くの国民が「安倍さんが何をやりたいのかサッパリ分からない」と言って、見捨ててしまった。



でも
僕は今よく考えてみると
あの「美しい国」という言葉は
安倍総理が日本の国柄を考え抜いた上で発したのだと思う。





「日本=先進国」
このイメージは強いかも知れない。

でも、本当の日本の魅力はそんなものじゃない。



日本には世界に他に類を見ないような歴史・伝統・文化の連続性があると思う。


まず、
日本は現存する世界最古の独立国家であるという点。


えっ、中国五千年の歴史の方が長いんじゃないの?
と思う人もいるかもしれない。


でも、
中国五千年の歴史ってのは大きな嘘なんですよ!

今の中華人民共和国は64年前に建国されました。

大陸には多種多様な民族が共存しているので
どの民族が他民族を支配するかということを競い合ってきました。

負けた民族の国家は滅び、また別の民族が新しい国家を建てる。

今の中華人民共和国があるあの場所には、
昔から
漢民族・満州民族・モンゴル民族・チベット民族・ウイグル民族、
等などの多種多様な民族が
他を滅ぼしては別の国家を建てるということを繰り返してきました。

だから今の中華人民共和国と
五千年前のは全く無関係の別の国家なんですよね。

当然、伝統・文化は継承されていません。


じゃあ
日本はどうなのか。

日本は遠い昔から大和民族による国家であり、他民族に滅ぼされるという事態を経験したことがありません。

二千年以上前から天皇を頂く国家という体制が変わることなく継承されてきました。

その歴史の連続性のなかで、
お正月、雛祭り、春分、秋分、文化の日、勤労感謝の日、等など
様々な日本人らしい営みというものが形成されましたが、
それらの営みは全て皇室に由来しています。

もしも、
日本が長い歴史の中で他民族に滅ぼされるというようなことがあって、
天皇が滅び、他の国王を名乗る者が現れていたら、

3月に雛祭りでお祝いするという日本文化も同時に滅びるので、
現代にもその文化が継承されるということはあり得ませんでした。




日本人は、長い歴史の中で、
御先祖様から受け継いだ歴史・伝統・文化を守ることによって
日本の国柄というものを築き上げてきました。


精神面で言うと、武士道なども
日本人にとって大きな財産でしょう。

正直に、正々堂々と、礼儀正しく振る舞うという日本精神も
長い歴史の中で成熟しました。



最近では、そういった御先祖様から受け継いだものの価値に気付いていない日本人が多くなりつつあり、

少し息苦しい世の中になってる気がします。


自分の金儲けのことだけ考えたり
他人に優しく接することが出来なかったり
近所の人にあいさつもしなかったり

なんとなく、冷めた世の中になってる気がします。




そんな日本の現状を憂いた安倍総理が、
日本国民にもう一度、本当の日本の魅力を考えて思い出して貰いたい、
と願って発したのが「美しい国、日本」という言葉だった気がします。




本当に大切なものはお金じゃない」というセリフは、
現実性を伴わない空虚なキレイごとのように聞こえますが、

実際に長い歴史の中でそれを体現してきたのが日本という国家なんです。



もう少しみんなが心に余裕を持って、

他人に優しく接してみようと感じる人が一人でも多くなれば
日本はもっと居心地のいい国になるし、


それこそが美しい国だと僕は思います。