6/3の記事「関東三十六不動霊場巡礼(その7)第11番札所「亀頂山密乗院三寶寺」」の続きです。

 

 

第9番札所「高幡山明王院金剛寺」

 

 関東三大不動で名高い、東京都日野市に所在する真言宗智山派の寺院「高幡不動」を初参拝です。さすが三大不動というだけあって、大変立派な寺院でした。土曜日ということもあって参拝者もたくさんいて、これほど多くの参拝者がいれば、事務員を雇って様々な仏教サービスを提供できそう…と思いましたが、実際に、本堂では一般参拝者向けの無料の護摩祈祷と法話が行われており、また、境内隅々まで清掃がいきわたっていて、心地良い参拝を行うことができました。お不動様も大変ご立派で惚れてしまいました。

 

 ちなみに、今回は記録写真が少ないのですが、その理由としては同行者がいたからです。通常、巡礼においては、しっかりと祈願したいということもあって一人で参拝するようにしていたのですが、今回は、申し出を受けて会社の先輩が同行したのでした。今年4月以降、飲み会に参加した際、酒を飲まない理由を聞かれて「坊さんになりまして…」と答えているので、それが社内で少しずつ広まり、仏教に興味のある人から話をふられることが増えてきました。そして、お寺に連れて行ってほしいと言われることもちらほら…という感じです。

 私は、サラリーマン僧侶として、サラリーマンと仏教のご縁を仲介することに励みたいと考えています。そして、今回の参拝は、先輩に仏教のうんちくを語りながら…となりました。

 

 

 

 

 参拝を終えて、特に素晴らしいと思えたのは、歓喜天尊と虚空蔵菩薩が単独のお堂でお祀りされているということです。私が歓喜天尊が大好きなことについては、これまでお話ししたとおりですが、虚空蔵菩薩については、先日真言1000回唱えて以来、ご縁をいただいた強い感覚があり、仏教学習や瞑想時には、虚空蔵菩薩の真言をしっかりお唱えさせていただいています。最近では、仏道を歩むにあたり、特に密教であれば、虚空蔵菩薩は外せないと思うようになりました。そんなわけで、虚空蔵菩薩が単独でお祀りされているのお堂があるのはとても良いです。

 

 帰りは、銘菓で高幡まんじゅうを買って帰りました。正直なところ、大体のまんじゅうは美味しいと感じますね。一方、美味すぎる衝撃的なまんじゅうには未だ出会えておりません…。(誰か教えてください)

 

 

 次回に続きます。