【読書】辺土正樹「移住してはじめる狩猟ライフ ―イノシシ・シカ猟で食肉自給率100%」 | いつもだいたいむかいかぜ

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 走ればだいたい向かい風、止まっていても、逆に行ってもだいたい向かい風。

 そんなオヤジ顔のツーリングだったり、ローカル線だったり、散歩だったり、車に乗ったり、ゲレンデ滑ったり、本を読んだり、映画見に行ったり、

 そんなオヤジの徒然日常備忘録。

 

 

 

 イノシシの生け捕りは、スゴい。
 絶対むり。
 あいつら本気で殺りにくるから怖いもん。

 獣をどうやって美味しく食べるか。
 そして筆者がたどり着いたのが”生け捕り”だった。
 確かに生け捕りのメリットは大きい。

・止め刺しのタイミングは自分の都合でできる。
・何より肉が美味しくなる。

 だけど、生け捕りだよ?
 怖いよ。

 本書は東京で造園業をしていた筆者が、岡山に移り住んで狩猟を始めたことが語られている。
 
 狩猟について、狩猟者自身の考えも十人十色。
 筆者は有害鳥獣駆除のスキームには否定的で、被害にあうのが嫌なら農家が自衛すればいいという考えだ。
 この考えは狩猟から入った狩猟者はそうだろうけど、対して農家側の視点から見ると、自分たちの生活の糧を荒らされているので、有害鳥獣は抹殺すべしという考えも分かる。

 今の俺の考えというと、獣だって食糧を求めて里に下りてくるのは当然だけど、それがあまりに増え過ぎた。
 有害鳥獣で駆除するのは致し方ないといえ、でも生きていた命なんだから、せめて美味しく食べたいよね。
 ついでに皮も利用できればいいよね。

 というわけで、せっせと鞣してカバンを作るのである。
 とはいえ原皮の在庫が無いので、拾いに行きますから皮をください。