【映画】TOHOシネマズ新宿「トラペジウム」 | いつもだいたいむかいかぜ

いつもだいたいむかいかぜ

 走ればだいたい向かい風、止まっていても、逆に行ってもだいたい向かい風。

 そんなオヤジ顔のツーリングだったり、ローカル線だったり、散歩だったり、車に乗ったり、ゲレンデ滑ったり、本を読んだり、映画見に行ったり、

 そんなオヤジの徒然日常備忘録。

 当初はスルーするつもりだったけれど、局所的に話題になってたから見てきた。

 

 この娘、かわいい顔して、なかなかのサイコパス。

 主人公の女子高生、東ちゃんが近隣の高校生を集めてアイドルグループ作って有名になろうという話。

 なのだが、動機が提示されずに、ただ自分の考えた計画を着々と進めていく。

 ほかの三人の感情は丁寧に描写されているのに、反面、主役の東ちゃんの感情表現がほとんどなくて、ものすごく不気味な演出。

 何考えてんの、この子って感じ。

 普段ニコニコしているのに、ちょっとしたことが思い通りでないきに顔に現れる不機嫌顔が不穏過ぎる。

 東ちゃんの思い通り、お嬢様系の南さん、笑顔可愛い妹的ニッシー、幼馴染の北さんと共に、駆け出しアイドルとして成功を重ねていくのだが。

 

 明らかにギスギスの展開なのに、そう感じないのは、あえて主人公の性格が深掘りされていないからだと考えた。

 ほかのアニメだったら、みんなの主張が正しくて、だからみんなの葛藤に見ているこっちが苦しくなる。

 反面、本作では東ちゃんがサイコパス過ぎて、そりゃギスるし、明らかに悪いの東ちゃんだよねと納得して見ていられる。

 その点、本作は局所的に話題になると思った。

 

 ついでに、舞台が最近よく行く館山だから、場所が大体わかってしまう。

 しかも、東京パートは代々木なので、ここも分かる。