毎週滑っていた10年前の大町時代と違って、今じゃシーズンに1,2回滑ればいいほう。
それでシーズン一回目となると、一回滑っただけで足の付け根の筋肉がパンパンですよ。
一日券どころか、4時間券で十二分に疲れてしまうのだ。
とはいえ、一発目。
予定のない休日は滑りに行くぞぅ!
動機
単純に滑りたいからです。
ちょうど今週末の土日は予定が無かったから、滑りに行こうと思っていたのだ。
モチベーション上げるためにも、このあいだウェアを新調したし滑りに行きたい(ビブパンツ+パーカースタイル)。
で、東京から行くのにめんどくさくないところといえば、越後湯沢。
新幹線下りてすぐに滑れるのだが、越後湯沢近辺の宿を検索してみたら、一泊6万、11万とかしか残ってねぇよ。
いい加減にしろ!
長野には2回も行く予定あるから、長野には行く気がしない。
そこで東北方面で、行って移動が面倒くさくないところをいろいろ探した結果、今までに磐梯あたりは行ったことが無いと気が付いた。
調べてみると、猪苗代・グランデコ・ネコママウンテンがある。
泊まるところで決めようかと、毎度おなじみ宿泊サブスクHafHで調べたら会津若松の東山温泉にいい感じの温泉旅館に泊まれそうだ。
3つのスキー場のうち、ネコママウンテンへは東山温泉からの直通バス(予約で1000円)が出ている。
猪苗代スキー場は猪苗代の駅から近いから、会津若松に行く途中で行ける。
ここで頭の中での予定は
土曜日:郡山経由で猪苗代行って、猪苗代スキー場で滑ってから東山温泉に向かう
日曜日:東山温泉からバスでネコママウンテンに行き、帰りは無料バスに乗って磐梯町から乗って郡山経由で帰る
これで行こう。
で、予定を立てたけれども、狩猟生活の新刊を読んでいる中で、皮革工場の博物館の記事を読んだ。
土曜日に開館していて、かつ今は自分ちの冷凍庫には先週に箭打ちしたばかりの鹿皮を凍らせている。
鞣し始める前に勉強になるかと思って、土曜日は「やさしい革の博物館」に行くことにした。
このことをFacebookに書き込んだら、サイクリング同期で先々週に鹿肉BBQに一緒に行った狩猟免許持ちのI曽根っちも一緒に行くことになった。
週末の予定が盛り盛りです。
見聞録前日:1月27日(月)
起きて飯食ってから8時半過ぎにボードを担いで家を出る。
東京駅のグランスタにボードを預け(1日700円)、今まで行ったことのない東武線の八広駅に10時に着いた。
ここでI曽根と合流した。
やさしい革の博物館は八広駅から徒歩10分ほど、荒川沿いの中小工場にあります。
博物館では山口産業の社長さんからいろいろ話を聞けました。
松山ケンイチプロデュースのジビエ革の革ジャンだとか、
マタギプロジェクトの有害鳥獣駆除の皮革利用とか、
いろいろと教えていただいて、ありがとうございました!
鹿皮三頭分の原皮を送れば、鞣して革ジャンを作ってくれます(7万円)
やさしい革の博物館
八広から宝町で降りて東京駅に戻り、八重洲地下街で昼飯を食べてからI曽根と別れる。
翌日に勝田マラソンに参加するようで。
俺はといえば東北新幹線に乗って郡山へ。
磐越西線に乗り継いで会津若松を目指すも、郡山から見える会津の空は雪雲である。
晴れていれば磐梯山が見える車窓も、今日はどんよりと雲が立ち込めている。
車窓から見える猪苗代スキー場。雲が厚い
16時半過ぎ、会津若松に着いた。
会津若松へは飯豊登山以来、約半年ぶり。
粉雪舞うバス停で待つのも寒いので、駅に戻って駅そばすする。
今まで食べてきた駅そばの中でトップレベルにフニャフニャのそばだった(ウマくない!)
今晩のメシは旅館ではなく、温泉街の居酒屋で食べようという計画である。
半年ぶりに会津若松
俺史上トップクラスの麺がフニャフニャ駅そば
巡回バス「ハイカラさん」で東山温泉へ
17時に乗った路線バスは行ったり来たり寄り道しながら、東山温泉に着いたのは17時40分ごろ。
旅館に電話して送迎お願いして運んでもらったけれど、道路は雪でべしゃべしゃだから、旅館からメシを食べに外に出る気はなくなった。
温泉旅館についたら、まず温泉に入るのは日本人として最低限のマナー。
のんびり浸かって、外のベンチで体を冷やして、またあったまる。
温泉宿に住みたい。
売店で買った喜多方ラーメンのカップ麺が今晩の夕餉です。
あとはクルミのシソ巻でビール飲んでた。
日が暮れてからの東山温泉着
おひとりさま温泉
旅館の名前の由来「原滝」。室内にも聞こえる渓流の音
今晩の旅館メシ
あとは読書しながら横になって寝落ちを繰り返しつつ、寝る前にもう一度温泉に浸かってから寝る。
温泉宿で暮らしたい人生だった。
見聞録:1月28日(火)
目が覚めた6時半だった。
朝食を7時に頼んでいたからちょうどいい、朝風呂して目が覚める。
温泉旅館のいい感じのモーニング(素泊まりプラス2200円)
ご機嫌モーニング
昨日は夜メシつけてもよかったなぁと思うレストランだった
先にボードのウェアを着ておき、8時半にチェックアウトして、武家屋敷まで送ってもらい、8時50分発のネコママウンテン行きのバスに乗り換える。
会津若松からバスは国道49号を走る。
2年前に東山温泉に泊まって日中線の桜を見て米沢までのサイクリングの途中で走った。
見覚えがある。
バスは国道を逸れて山に向かうにつれて雲が濃くなっていく。
ネコママウンテンに着いたら、雪が降ってる。
寒い。
ボードを外に立てかけて、コインロッカーに荷物を詰め込む。
くそぉ、コインロッカーは有料か。
ネットで買っておいた一日券のQRコードをかざしてカードを発券して、それでは行くぜシーズン一発目!
武家屋敷からバスが出る。ここに来るのは二回目だけど入園したことが無い
ネコママウンテン到着
めっちゃ雪です
ネコママウンテンは南北二つのスキー場がつながっている。
南は旧アルツ磐梯、北は旧猫魔スキー場、スタートは南側から。
リフトで山頂まで一気に上がって、初級者コースで適当に流す。
何度か無様に転んでしまうも、そのうち滑り方が戻ってくる。
次に北側を目指そうと思って、左手の谷に連結リフトがあるはずと滑ってみるも、下まで戻ってきてしまう。
おかしいな?
三回目、リフトを下りてすぐに谷に落ちる急斜面の向こうにリフトが見えた。
これを下ればいいかと、得意の木の葉でスぃ~っと急斜面を下る。
少し行き過ぎて、ビンディングを外して登って北側の猫魔マウンテンへ。
連結リフトは樹氷の尾根を越える。
リフトから少し上がったあそこから下ると連結リフトが分かりやすい
連結リフトで北の猫魔スキー場へ
樹氷の稜線を超える
猫魔スキー場はコースが分かりやすい。
こちらにはパークがあって、キッカーを飛ぶ妄想をすれども、絶対にできない。
ウェーブくらいならできるかと思ったけれども、ケツをぶつけて痛い。
もうパークには近づかない。
キッカー飛んでる自分を妄想するもウェーブでケツ打って退散
晴れていれば裏磐梯が見えるはずなのだ
13時過ぎ、そろそろアルツ磐梯に戻るとする。
磐梯町に行く14時過ぎのバスに乗りたい。
リフトに乗ってる途中、スマホをいじるのにミトンのチャックを開ける。
このミトン、チャックを開けると手が出せるのが便利で5年以上ずっと使ってた安物なのだが、ついにチャックが壊れた。
帰りの新幹線でさっそくAmazonで買い直す。
ついでに毛皮でミトンを作れないかとも考え始めた。
長年使ってたミトンのチャックが壊れた
樹氷を越えて南に戻る
アルツ磐梯に戻ってきて、樹氷エリアを一周してから下っておしまい。
おじさんは3時間(リフト時間含む)も滑れば疲れてしまう。
4時間券があればちょうどいいのに。
着替えて13時半、ゲレ飯にカレーとビール。
帰る頃には青空が出てきて山が見えて憎らしい。
滑りに来たらゲレ飯を食べざるを得ない
帰る頃には青空が出ていた
無料バスで磐梯町まで。
一時間に一本の磐越西線は割と人が乗るので、始発の郡山か会津若松で乗らないと座れない。
予想通りに混んでいた。
磐梯町からご帰宅
磐梯町から郡山までは一時間ほど。
乗換アプリを調べると、郡山始発のなすのが乗換時間1分。
磐越西線からの乗換考慮は一切ないクソダイヤかよ。
で、郡山に着いたら、ちょうど目の前がエスカレーター。
新幹線乗換口の行先案内板にはまだ1分後発の新幹線の表示が残っている。
これはもしかして間に合うんじゃないか?と思った瞬間に階段ダッシュ。
階段の先のグリーン車に飛び込んでセーフ。
乗換1分に成功した。
今日イチ疲れた。
家に帰って18時前。
片付け終わった後に、先週の皮なめしの続きを始める。
それのついで、鞣し液を作るのに正確なスケールが欲しくなり、ニトリに買いに行こうと新宿に出かけるのだった。
以上!
予定が変わらなければ、来週は菅平で滑ります。