透き通るような白い肌。

 

サラッサラのアッシュブラウンの髪。

 

そこから覗く卵型の小さな顔。

 

パッチリとした目。

 

スッと整った小さな鼻。

 

口角の上がった小さな口。

 

 

 

 

…って、

多分そんなこと考える暇もなかった当時の俺。

 

 

 

えっ?芸能人みてーじゃん!!

 

この子がキャバクラ?

似合わねー!!!

 

 

そう、この子がのちに俺の愛しの彼女になるアヤカ。

 

 

 

その頃のキャバ嬢といえば

某キャバ嬢有名雑誌が昆虫図鑑と呼ばれていた通り

 

ガッツリな二重幅に、でっかいカラコン

何枚も重ねたつけまつげ

極太アイライン

厚塗りのファンデーション

椿鬼奴並のノーズシャドウ

盛り髪

そして、ザ整形顔

 

が歌舞伎のキャバクラじゃお決まりだった。

 

当時の俺もそれが可愛いと思っていたし、そういう子が好きだった。

 

 

なのに、アヤカは真逆。

 

 

まつ毛には、つけまつげでも、まつ毛エクステでもなく

1本1本丁寧にマスカラがぬられていて

 

瞬きする度にちらちら光る色味のないアイシャドウ

 

自然な二重に繊細なアイライン

 

カラーコンタクトなんて入ってない澄んだ瞳

 

素肌っぽい少しツヤを帯びた肌

 

サラサラの絹のような髪を毛先だけ巻いていて

 

スッと細長い首の上に小さな顔

 

細く白い肌に薄いシルバーブルーの服が良く似合っていて

 

上品という言葉がぴったりの美女だった。