「スバル、ちょっとトイレ行ってくるね。」

 

 

アイリがトイレに行った隙に俺はすかさずリンに話しかけた。

 

 

 

「リンちゃんさ、なんでキャバしようと思ったの?」

 

 

ち、違うだろーーーーーー!!

 

俺としたことが!!

 

 

本当は、

「リンちゃんさ(そんなに美人でかわいいのに)なんでキャバしようと思ったの?

(芸能事務所からのスカウトとかありそうじゃん?)」

 

って聞きたかったの!

 

でも指名客の卓でそんなこと言えなくて。

 

 

 

「…私、次これ飲もうかな。」

 

リンちゃんはテーブルのメニュー表と睨めっこしながら呟いた。

 

 

 

って、シカト…?(笑)

 

あ、あれ?

 

 

俺は近づいてもう一度話し掛ける。

 

 

「……ッチ!

風俗向いてないからです。」

 

 

目も合わさずにそう言った。

 

 

 

えぇ~っと~…

お、俺の聞き間違いだよね?

 

 

リンちゃんの方に少し耳を傾けて、違う話題を振ろうとした

 

その時

 

 

 

「ちょっと!あんまり近づかないでよね!

勘違いされたくないの。

あっち行ってくんない?」

 

 

目も合わさずにシッシって…

 

手、払ったよ、ね?

 

この女…

 

 

キッツーーーーーーー!!!!

 

性格キッツーーー!

 

 

普通こんな失礼なこと言える!?

 

シッシって!人生で初めてされたわっ!

 

ありえねー!まじ!!

 

 

不細工から成り上がった訳じゃない俺は、こんなぞんざいな扱いを受けたことがなかった。