2023-2024 スキー場入場者のデータ...う~ん インバウンド効果は??? | 情熱山脈(passion mountains)のブログ

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ともかく山が好き...春~秋はトレッキングを...冬~春はバックカントリースキーを通して雪山の魅力を...

 

まだ、リフト営業している月山もありますが、とりあえず23-24スノーシーズンが終わって皆さんのホームゲレンデにどれくらい来場者があったのかは気になりますね。

 

 上にリンクを貼っておきましたが Snownavi さんがデータを発表されています。ここまできちんと調査されたお手間に感謝いたします。
 ページを開けてみると23-24シーズンのランキングで、1位は志賀高原ですが、わがホームの苗場は8位で約31万人...ですが、苗場とかぐらは同一経営でゴンドラでつながっているので同様の形態の志賀高原は奥志賀から渋峠・サンバレーまでの合算、しかも、それぞれのエリアは経営が別々を合計しているのに対し、なぜか苗場とかぐらは別の数字で出している...というか、これは経営している西武が合算で発表しないのが悪いのかな?

 

 決してSnownaviのデータにケチをつけるわけではありませんから誤解のないように。

 

そうして苗場+かぐら=Mt.Naeba として合計すると55万人余の入場者となり2位にランクアップします。

 ただ、1年さかのぼって22-23シーズンのデータを見ると、苗場+かぐらは64万人余...昨年比9万人の減

 

もちろんデータソースによるものもありますが(各スキー場発表のデータを拾って集計(これ大変な作業)か索道協会の発表か)

 

...が...感じたことは3点

  1. 苗場の最盛期(1990年代スキーバブルのころ)は毎シーズン180万だったから1/6まで来場者が減少した。

     
    ゲレンデがすいてるのはうれしいのですが...
     
  2. 各スキー場とも”雪不足と融雪の速さ”を挙げられると思いますが、志賀高原、白馬、野沢の数字を見ると確かに減少しているが1万人くらいの減少。対して苗場は5万人くらいの減少。この理由は雪の量だけではないでしょう。
     リフト券は軒並み値上げラッシュでしたし...
     
  3. インバウンドの効果は?
    ハイシーズンのころ苗場のスタッフさんが”インバウンドさまさまですよ”とおっしゃっていました。確かに外国人はあきらかに増えている。オーバーツーリズム状態ですし、駐車場が満車近くなる日もあった。...で...インバウンドが増えても来場者数が減った?尤も、苗場の場合巨大なホテルがゲレンデに面しており、結構雪遊びのみのインバウンドも多かったように思います。
     
  4. かぐらは運休が明らかに増えた
    かぐらに通って40年余り。まだ会社が”国土計画”だったころはシーズン中1、2回しかスキー場クローズはなかったが、最近は特に田代エリアのクローズが多い。特に田代がクローズすると苗場からの移動ができなくなるのでスキー場としてのアクティビティが下がる。まあ、自然相手で安全第一だし、以前に比べ前日に運休情報を出してくれるのはありがたいです。また、当日も運休だからとあきらめずに天候が回復したら午後からでもリフトを動かしてくれるのも良いです。

    かぐら シンボルのカグリー君 標高1,700mの表示が腰ぐらいになるまで積る。それからパノラマコースからの田代湖も美しい
     
  5. 湯沢地区(塩沢石内も含めて)では、Gala湯沢だけが逆に来客数を伸ばしていて、神立、上越国際、岩原は2万人前後減少他。というわけで、エリア全体では減少するものの明らかにGala湯沢だけが増えた。

     

スキー場としての魅力は衰えてないし、3月に入ってもう早めにクローズかと思っていたらパウダーコースのスプラッシュボウルをオープンしたりと決して投げないで最後まで営業に取り組む姿勢は素晴らしいし、かぐらのシーズン末の雪の残し方もさすがだと思います。

というわけで、基本的に何が?ということなのですが1点だけ気づいたのは、SNSの情報提供が下手だなということでしょうか。

 

HP Facebook Instagram Xで情報を出していますが、一元化されていないのでそれぞれの情報源で情報の内容が異なる(担当者の個性 好み)のと例えばゴンドラ運休などの情報のタイムラグがある。これは、いつしかネットを見ていたら他の方もおっしゃっていたようです。

 

いや、一元化されているよと言われるかもしれませんが、スキーの趣味があり、いろいろなスキー場の投稿などが入り混じって入ってくるとなかなか自分のホームの情報が目立たない。イイネするつもりでもホームの投稿を見つけていつの情報か見ると2日前だったりして...

 むしろ、個人がやられているXの発信やYoutube動画のほうがよっぽど参考になるし、スマホを開けるとお知らせに載って生きてアクセスしやすく情報を得やすい。

 

これは難しい課題ですが、Yahooで検索すると必ずAmazonがトップに表示されるように、ネットの世界では場所取り合戦がすごいですからね。

このネットについての感想は私個人のものであることをお断りしておきます。
 

 さて、上述の通り湯沢界隈でも、Gala湯沢は新幹線の駅直結で宿泊施設は無し(湯沢温泉街か石打まで行かないとない)ことを考えると、アクセスの良さの勝利なのでしょうか?ただ、Gala湯沢はSNS発信が結構目立ちました。

 まあ、アクセスでいえば、白馬 野沢 志賀高原も悪いので...

 

いろいろ浮かんできますが...今回はこんなところで...冒頭のリンクをご覧になって感じることは人それぞれだと思いますし。
 

 あと、久々にこの前カスタムフェアに行ってきましたが、会場が狭くなることもなく以前からのメーカーが撤退したところを新進気鋭のメーカーのブースで埋めていました。
 あれを見る限りはスノースポーツに興味がある人はここ数年そんなに減少していないと思われるのですが。たしかに開催される会場と延べ日数は減ったのかもしれませんが...

 まずは、スノースポーツをする人の行動形態をしっかり分析することからですかね。
この前の雪山遭難に関するブログの通りゲレンデ外に出る感覚もだいぶ変わってきましたから。