ここ数日私は農園でスコップでの排水溝の設置とマイヤーレモンの苗木を毎日5本植えました。
気温も10℃前後なので、私にとっては一番に働ける気候なのですが、何故か身体の調子が良いのです。
農園から自宅に帰ってきた時は二階への階段を上がるのもしんどいのですが、翌日になったら元気になっているのです。
去年の秋に悪友達が苗木を植えに手伝いに来てくれた時は悪友1人が3本植えるのが精一杯でした。
たった三本の苗木を植えただけだと思われるかもしれませんが、肉体労働に全く縁のない仕事をして友人達にとっては大変な作業だったと思います。
先週の水曜に悪友2人が排水溝の設置にきてくれたことをこのブログに書きましたが、彼らはやっと今になってその時の疲れがとれたと言ってます。笑
これを説明すると話が長くなりますので省略しますが、苗木を植えるのは穴を掘って苗木を埋めたらそれで終わりではありません。
苗木を植える場所の土壌をレモン栽培に適したものに代える必要があります。
我が農園の畑の土壌では水捌けを良くするために盛り土にする必要があります。
全て肉体労働です。
これだけ毎日続けてレモン畑で作業が出来るのは帰国して農業を始めてから初めてのことです。
夜は昼間の肉体労働の疲れから、リビングルームのソファに横たわってぐったりしていますが、翌朝には今日も農園で頑張ろう❕という元気が湧いてくるのが不思議なのです。
ひょっとしたら息子が誕生日プレゼントとして送ってくれたリライブという元気の出るシャツのお陰ではないかと思うのです。
それ以外にこれといって元気が出る理由が見当たらないのです。
息子は去年の年末の私の誕生日にそのシャツを送ってくれたのですが、ぶっちゃけた話、インチキ商品ではないかと思って、しばらく押し入れに置いたままになってました。
そして最近になってそれを着るようになったのですが、それから身体の調子が良いのです。
息子は1枚の黒いシャツを13200円も出して私にプレゼントしてくれました。
元気の出るシャツなんて、私にとったらインチキ商品の匂いがするのですが、息子はそのシャツに練り込んである成分は身体に悪いものではないので、試してみるだけでも面白いと言ってました。
普通にブランド物のシャツをプレゼントするよりは楽しみがあって面白いのではないかと...
確かにその通りでした。 面白いです。笑
しかし私がそのプレゼントを貰ってカチンときたのは、その元気が出るシャツは高齢者向きだったからです。
1200㏄のハーレーを乗り回す父親が高齢者だと言うのかぃ❕と思いましたよ。
マザコンの息子はいつも母親には凄く優しいですが、父親の私には小学生の時代から生意気でした。
私を怒らせる以外の言葉は言わないような生意気な息子です。笑
誕生日でも何でもないのに息子はそれをプレゼントすると言うのです。
一式送ってくれるとなると数万円になるので、本当に元気がでるかどうかも判らない怪しい商品にそんなお金を息子に使わせたくありません。
恐らく気分の問題だと思いますが、そのシャツを着て以来、畑で肉体労働をしている時に身体が軽くなった感じがするのは事実です。
あんな生意気な息子ですが、慣れない肉体労働を頑張っている父親に怪しい商品であっても、もし本当に少しでも元気が出てくるなら数万円出して買って送ってやると言ってくれたことが何だか心に沁みましたね。
息子の性格からいって、そういう商品を買うような人間に一番遠い人だと思っていたので不思議に思っていました。
そしてそれは嫁さんの説明で謎が解けたような気がしました。
マザコン息子の母親は息子のことは何でも理解しているのです。笑
人は神社や仏閣に行って、安産祈願とか合格祈願などのお札を高いお金を出して買いますが、誰もそんなお札を買って本当に合格すると信じている人はいないと言います。
お百度参りも同じことです。
遠く離れたところに住んでいる息子は無茶して働いている私の身体が心配だから、神社でお札を買う気持ちと同じように元気の出るシャツを送ってくれたと嫁さんは言います。
その元気の出るシャツはお守りやおまじないの類ではないかと...
そして送った本人はそのお守りが高ければ高いほど御利益があると思いたいものだと言います。
私はユニクロの1290円のヒートテックの黒いシャツを着ていましたが、その10倍以上の値段である元気の出るシャツを着ると何だか本当に元気が出てくるような気分になるのです。
全く何も証拠がありませんが、確かにユニクロの1290円の黒いシャツとは違います。
シャツに何かが練り込んであるのは少しだけ肌で感じます。
それが本当に元気が出るのかどうかは私には判りませんが、何だか御利益があるように感じるだけでもこのシャツは価値があるように思いました。
嫁さんは息子がBURBERRYのシャツを送ってくれたよりも元気の出るシャツを送ってくれた方がセンスがあるプレゼントだったと言います。
そして私がシカゴ時代に着ていたBANANA REPUBLICのシャツは気持ち悪かったと今になって言うのです。
そう言えば帰国してからBANANA REPUBLICのシャツを一度も見たことがないことに気付きました。
三枚ぐらいあったのですが...
そしたら嫁さんは私が着ると気持ち悪いからBURBERRYの派手なシャツやBANANA REPUBLICのシャツも押し入れに仕舞ったままになっていると言うのです。
そして私はそれらのシャツを農作業着として着るので出して欲しいと嫁さんに言いました。
レモン栽培をしている農夫にとってレモンの枝に沢山あるトゲで服を破ってしまうのは日常茶飯事です。
私は息子がプレゼントしてくれた元気が出るシャツを農園に着て行くのを止めて、BANANA REPUBLICのシャツにすると嫁さんに言いました。
息子が送ってくれた元気が出るシャツを大切にしたい気分になったのです。
嫁さん、大賛成でした❕