シカゴ時代の同僚からWhatUpでメッセージがあり、同僚だったJimが正式に離婚したことを知りました。

離婚に至るまで何年もの別居期間があったのですが、やっと離婚調停が終わって晴れて悲しい独身になったらしいです。

私が帰国する時はこのまま上手く行けば元サヤに戻れると彼は言っていたのですが...

 

別居期間だったJimは二人の娘に週末しか会えないことが一番に悲しいと言ってました。

彼の二人の娘は今では中学生と高校生になっていると思います。

Jimは娘達の将来のことを考えると離婚は絶対にしてはならないと考えでいましたが、彼は嫁さんに家を追い出されてしまったのです。

 

アメリカでは日本の様に簡単には離婚できないみたいです。

宗教的なものですが、離婚する際は先ず最初に教会の牧師さんに相談し、牧師さんの許可を得た後でないと離婚できない慣習があるのです。

勿論、アメリカ人でも無宗教の者には全く関係がないのですが、日曜日に定期的に教会に通う人達にとっては牧師さんの指示は絶対的なものみたいですね。

 

家を出て行って欲しい❕とヒステリーになっていた彼の奥さんの話を牧師さんは聞いて、もっと悪い事態になるのを避けるために取り敢えずJinに近くのアパートに住むことを指示しました。

牧師さんは子供達のためにもいきなり離婚はせずに、お互いに冷静になって話し合える状態になるまでは取り敢えず別居生活をし、Jimは週末だけ子供達に会いに行くというアドバイスに従いました。

 

そして牧師さんが言った通り、別居生活をしているとお互いが冷静になって子供達の将来を考えるようになりました。

Jimが子供達に会う回数が増えて行ったので、このままの調子で行けばまた一緒に住むことになるだろうと我々同僚達は思っていました。

 

ところがJimの奥さんが娘達のことを真剣に考えていない❕と大変にご立腹された事件が起ったのです。

Jimはその原因を作ったのはお前だ❕とこの私が言いがかりをつけられれた事件がありました。

その時に私は彼の話を聞いて、確かに私が気付かない配慮の欠けたものがあったことは納得しましたが、嫁さんに家を追い出されれる夫って、親としての責任や自覚をしっかり持っていない奴だと感じました。
 
結婚生活というものは嫁さんがしでかした間違いも夫が俺が悪かったと全ての責任を負うぐらいでないと長続きはしません。
夫が間違いをしても、嫁さんが間違いをしても、家庭という単位の中では同じなのです。
我が家の場合は嫁さんが最初から私は馬鹿な男だと思っているので、私が間違いを起こしても嫁さんがいちいち驚かないことが助かっているのかもしれません。
 

そういう面では寛大な心を持っている嫁さんですが、今日私が風呂に入る時にジャージの中にパンツが入ったままで洗濯機の中に入れたことに滅茶苦茶怒られましたよ。

確かに嫁さんから何度もそれはしないでくれと言われていたことですが、そんなつまらないことで風呂場の中まで入ってきて怒るものではないでしょう。
 

最終的にJim夫婦は正式に離婚になったのですが、二人で買った一軒家や娘二人の養育費のことなどを話し合う為に何度も裁判所に行っていたらしいです。

離婚の直接の原因は他にあるのは同僚達もよく知っていますが、Jimは私がキッカケで彼の奥さんがJimを非常識な父親だと見られるようになったのが加速したとシカゴの同僚達に話しているのです。

 

私がFacebookに農園に関する投稿をするとJimはいつも私の農業を応援するメッセージを残してくれるのですが、陰ではそんなことを言っていたのです。

 

Jimが冗談でそれを言ってることは皆も十分に判っていますが、あんな小さなつまらない事を今でも根に持っている彼にガッカリしましたね。

私がアドバイスしたことによって夫婦喧嘩の原因の一つになってしまったのは申し訳ないとは思いますが、そんなことで私に少しでも責任転換するような夫では遅かれ早かれ彼は離婚されていたに違いないでしょう。
 
まだシカゴで暮らしていた3年前に書いた日記ですが、興味があれば読んで下さい。
確かに私の彼へのアドバイスには配慮の欠けたものがあったのは事実ですが、それでも私は基本的なところで彼は父親失格だと思います。