2/14、第1回定例会本会議初日に先立って行われた議員協議会にて報告事項がありましたので概要を記載します。

 

〈報告案件〉

1.南池袋小学校の別棟整備について

2.朋有小学校の別棟整備(新管理棟内別棟)について

3.千川中学校複合施設における開校(開設)時期の変更について

4.SDGsの見える化について

5.令和6年能登半島地震における区の対応について

6.土日窓口開庁に係る変更について

7.令和6年度東京都後期高齢者医療広域連合予算の概要について

8.令和6・7年度後期高齢者医療保険料率について

9.池袋エリアプラットフォームが作成する「池袋未来ビジョン(案)」に対する意見募集について

 

【1.南池袋小学校の別棟整備について】

南池袋小学校の児童数増加への対応などを理由として、別棟の整備を検討していました。

しかしながら、現時点で別棟整備は延期されることになりました。

児童数増加への対応については、校舎内での改修により普通教室を確保する、とのこと。

 

〈経緯〉

・令和5年2月の5年第1回定例会の時点では、別棟は体育館を建て替える「体育館棟」プランが報告。

・令和5年7月の5年第2回定例会の時点では、プール解体後の跡地に建てる「特別教室棟」プランへ変更。

・「特別教室棟」プランを示した後、配置案をもとに別棟の仕様や本校舎からの児童動線等について検討

・今回の報告で、校舎棟からの児童動線確保、学校全体の充実した学習環境を整えるプランの作成につき、より検討を深める必要があるため、別棟整備の発注が困難であると判断。

 

〈今後の予定〉

・6年度早期に、検討状況について再度報告。予算は検討結果に応じて改めて計上予定。

 

【2.朋有小学校の別棟整備(新管理棟内別棟)について】

朋有小学校の児童数増加への対応を理由に、総合体育場テニスコート敷地に体育施設と朋有小学校別棟が入った複合施設の整備をする予定で、令和5年6月の第二回定例会の報告時点では進んでいました。

しかしながら、現時点で設計発注が困難になりました。

なお、別棟完成までに必要な朋有小学校敷地内の仮設校舎整備を並行して進めることは上記の時点で決まっていたため、当面の児童数増加への対応は可能となっています。

 

〈経緯〉

・5年6月、総合体育場テニスコート敷地に朋有小学校別棟が入った複合施設(3層8100㎡)を整備、9年4月に開設予定で、設計費の補正予算を議決

・5年7月以降、体育施設については体育協会と意見交換会を実施、競技ごとの必要な面積や機能などの意見集約。学校別棟は採光基準を満たすための教室配置や建物位置などの条件整理。

・上記の条件を踏まえ、設計発注に向けた仕様を調整中。児童の校舎から別棟までなどの動線や建物内での活動エリア、などの検討を深めている最中で、年度内発注は困難に。

 

〈今後の予定〉

・今後の具体的な進め方については、6年度中の早期に報告

・朋有小学校敷地内の仮設校舎は、予定通り整備を実施

 (6年4月〜11月設計、12月〜7年8月仮校舎整備工事、7年9月仮校舎竣工)

・朋有小学校と総合体育場の敷地を一体的に捉えた上で、新たなプランの可能性なども検討

 

配置図(区資料より)

 

【3.千川中学校複合施設における開校(開設)時期の変更について】

千川中学校の改築工事の工期延長が必要となり、新校舎の開校時期が1年延期となりました。改築工事は約2年半の予定でしたが、これが1年延びることにより、仮校舎のみで過ごす学年があることになります(具体的には現在の小学校6年生の学年)。

対象の小学校6年生の保護者には、既に仮校舎での入学・卒業となる旨を個別連絡済み。

今回、新たな報告となったのは、新校舎での開校時期についてでした。

 

〈開校時期の変更について〉

・当初予定(4年9月)は、6年度から解体(9ヶ月)。6年度末頃から改築工事(21ヶ月)、8年2学期から開校。

変更後は、解体までは変わらず、改築工事が25ヶ月+α(改築校舎竣工時期の詳細は精査中)、9年2学期から開校。

・基本設計終了後、5年7月より実施設計に向けて詳細の検討。その中で、地下階のボリュームが想定以上に大きいこと、資材調達難、建設業等の2024問題(働き方改革)などを考慮すると、4ヶ月程度の工事期間の延伸が必要と判断。このことにより、8年度中の開校が困難に。

・5年12月中旬に、6年度千川中学校入学予定の保護者へ、入学から卒業までの3年間を仮校舎へ通学となる旨の通知を入学決定通知と併せて周知。

 

【4.SDGsの見える化について】

本区のSDGsの取組みについて、日本の自治体向けにローカライズされたSDGs取組診断・可視化ツール「TSUMUGI@」(つむぎあっと)を活用し、可視化に取り組んだ旨の報告がありました。

 

診断結果は総合スコア73%となり、標準的な取組みに加えて一歩チャレンジした水準を示す値を超え、本区の取組みが順調に進んでいることを示す結果となりました。

分析結果は、基本構想、基本計画策定に向けた基礎データとしての活用や、各部局で設定する主要課題の事業化検討の際などの活用などを考えているとのこと。

 

【5.令和6年能登半島地震における区の対応について】

本区からの支援などについて報告がありました。

 

<被災地への支援物資輸送(防災危機管理課職員が搬送)>

1/24〜25 石川県七尾市

支援物資…飲料水19トン(6333人分/1日)、チョコレート500パック(芥川製菓からの寄附)

 

2/1~2/2 石川県河北郡内灘町

支援物資…簡易トイレ30器、携帯トイレ10万セット(200セット×500箱)

 

2/8~9 石川県羽咋郡志賀町

支援物資…ブルーシート590枚、バスタオル500枚、フェイスタオル1000枚、飲料水6000リットル、菓子類(元富士見台小PTA等有志からの寄附)

 

<義援金>

・募金箱の設置、専用口座開設などで実施。

詳細は区HP⇒「令和6年能登半島地震災害義援金を募集します

・送金方法…区が被災自治体へ直接送金予定

・募金額…令和6年2月13日現在で、4,865,409円

 

<被災者への住宅の提供>

能登半島地震の被災者で、豊島区に親族や知人等がいる方を優先的に本区が借上げている住宅を提供。

2/7までに1世帯1人の申込みあり。

 

戸数…10戸

対象者…次の2項目を満たす方 ①単身世帯、二人世帯 ②令和6年能登半島地震により災害救助法が適用となる市町村に居住する被災地の方で、居住継続が困難となった世帯

提供期間…原則6か月、最長1年間

使用料…免除(光熱費。共益費、共有部分電気代、引っ越し費用等は利用者負担)

 

<職員応援要請への対応>

・罹災証明書交付に必要な住家被害認定業務のリモートによる応援(1/27-29)

・豊島区への割り当てがあり次第、被災地への職員派遣を予定(区長会事務局を通じ、順次各ブロックから輪島市へ派遣)

・4月以降、保健師の派遣を予定

 

<その他、以下の対応>

・保育利用への対応…区へ避難した未就学児の保護者で保育所利用を希望する方については、一時預かり事業を利用者負担なしで利用可能とする

・児童生徒の就学への対応…区立小中学校で児童生徒の受入れ。当該世帯の状況に応じた経済的支援。心のケアを含む健康相談など各種相談支援。

・子供若者に対する、心のケアを含む各種相談支援(子ども家庭支援センター、アシスとしま、児童相談所)

 

【6.土日窓口開庁に係る変更について】

5年第2回定例会で提案した土日開庁の見直しが、6年度より実施されることになりました。

⇒参考R5.6.27blog一般質問(デジタル・AIの活用で土日開庁の縮小を視野に入れることを提案)

 

<見直し内容>

・平成27年5/7より総合窓口課などで「345日開庁」を実施。

窓口来庁者の状況、来庁不要手続きの拡大、区民アンケート等の状況を検証し、6年度から土日開庁を見直し。

・令和6年6月より土日窓口を以下の通り変更

総合窓口課…現行は毎週土日開庁⇒毎週土曜開庁

福祉総合フロア、子育てインフォ、区民相談…現行は毎週土日開庁⇒第2第4土曜開庁

税務課、国民健康保険課…第2日曜開庁⇒第2土曜開庁

・原則上記ですが、住民異動に伴う繁忙期(3月下旬~4月上旬)については、総合窓口課は日曜日の開帳を実施予定。システムメンテのため、5・8・11・2月の第3土曜日は閉庁。年末年始は閉庁。

・戸籍証明のコンビニ交付が始まること、デジタル化の更なる進展などにより、更なる開庁日の見直しを今後検討。

 

【7.令和6年度東京都後期高齢者医療広域連合予算の概要について】

【8.令和6・7年度後期高齢者医療保険料率について】

後期高齢者医療広域連合の予算概要と、令和6・7年度の保険料率について報告がありました。

令和6年度の東京都後期高齢者医療広域連合の一般会計予算は、約86億7400万円(前年度比+約8億3900万円、10.7%増)。
公金取扱手数料の増及び特別会計への拠出金の増などにより予算増

 

R6・7年度保険料率は、均等割額47,300円(前年比+900円)、所得割率は旧ただし書所得58万円以下で8.78%(同-0.71%)、旧ただし書所得9.67%(同+0.18ポイント)、1人当たり平均保険料額は111,356円(前年比+6,514円)となります。
 
所得係数の更新に伴う調整交付金(国負担金)の増、診療報酬改定、広域連合剰余金の投入額の増額、などにより、政令通りの保険料だと1人当たり平均保険料額が116,798円でしたが、5,442 円を軽減しています。

 

【9.池袋エリアプラットフォームが作成する「池袋未来ビジョン(案)」に対する意見募集について】

令和4年11月に発足した「池袋エリアプラットフォーム」の「池袋未来ビジョン(案)」の概要と意見募集について説明がありました。

池袋エリアプラットフォームの発足については以下をご覧ください

⇒区HP「池袋エリアの企業・団体・学校・行政機関などが連携する『池袋エリアプラットフォーム』を設立しました

 

池袋未来ビジョン(案)について、2月22日まで意見募集を行っています。

以下のリンク先に池袋未来ビジョン(案)、意見募集の詳細が掲載されています。

⇒サンシャインシティHP「『池袋未来ビジョン(案)』へのアンケートご協力のお願い

 

報告事項については以上です。