総務委員会1日目の続きです。

補正予算は前の記事に記載しています。

⇒「保育士等の処遇改善、千川中改築経費相当分積立てなど 補正予算8号・9号 総務委員会1日目①

 

【1 第3号議案 豊島区行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例】
都条例に基づく以下の事務でマイナンバーを利用し、個人情報の連携を可能とするもの
・対象は、東京都心身障害者医療費助成制度による受給者証の交付又は医療費の助成に関する事務
・手続きに必要となる個人情報の連携を可能とし、区民サービスの向上と事務の効率化を図る。
他自治体への転入の際などに、課税・非課税証明書が不要などのメリットあり。
 

賛成多数で可決

 

【2 第4号議案 豊島区手数料条例の一部を改正する条例】
「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」において、長期優良住宅型総合設計制度が新設されたことによる規定整備。
・上記制度の許可に対する申請手数料額を創設
・手数料は16万円/件(23区統一)

全会一致で可決

【3 第5号議案 職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例】
【4 第6号議案 幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例】

不妊治療のための職員の特別休暇(有給)を新設。
・一会計年度において5日(体外受精等の場合は10日)の範囲。休暇単位は1日又は1時間。
・会計年度任用職員については、条例ではなく規則で同様の対応(年間の勤務日数などの条件あり)。一会計年度において4日(体外受精等の場合は8日)の範囲。

全会一致で可決

【5 第7号議案 豊島区立男女平等推進センター条例の一部を改正する条例】
平成31年4月に「豊島区男女共同参画推進条例」を改正し、「男女共同参画」の定義を明確化しましたが、表記の条例の文言を揃える規定に改めます。
・改正内容…第1条(目的)の「男女共同社会の実現」→「男女共同参画社会の実現」へ改正
・この件、過去の委員会で私から条例間の整合を取る必要を指摘し、改正につながったものです(令和3年7月6日総務委員会)
・男女共同社会、は条例内での定義はなかった。
男女共同参画社会、としたことで、性別等に関わらずすべての人、と定義。
・男女共同参画推進条例と、男女平等推進センターの設置目的もこれに合わせるというのは意義深いものと評価し、賛成。

全会一致で可決。

【6 第15号議案 立教通り電線類地中化事業の施行に伴う譲渡設備を活用した電線共同溝工事等の委託契約について】
立教通りの無電柱化工事の契約案件です。
対象は第1工区(約340m)です。

契約金額:約8億1650万円
履行期限:令和7年3月31日(随意契約)
契約者:東電タウンプランニング株式会社

・東京電力の既存設備を活用(既存東電ハンドホールの活用・約4500万円縮減)、浅層埋設、新素材の採用、発泡スチロール材を使用した埋め戻しによる掘り返し抑制、本体工事と同時に引込み管を同時施工、などで工費・工期の短縮を図る。
※既存設備のみでは無電柱化は出来ないので、新設する電線共同溝も設置
・上記の既存設備活用等について同社と基本協定を令和2年に締結、この協定に基づき上記事業者へ委託。
・無電柱化を行い、第1工区・第2工区は一方通行化して車道・歩道の拡幅を図る。
第2工区は7年度〜10年度、第3工区は10年度〜12年度に整備予定。

私からは、池袋駅西口のまちづくりなどと連動させる立教通りの工事の大義、立教大学との協力関係、選択した工法の妥当性、工事費の妥当性の検証方法、などを確認しました。

 

立教大学とは、無電柱化の際に必ずネックとなる地上機器について大学敷地内に設置して頂くなど、協力関係を築いているとのこと。
工法については、浅層埋設や新素材適用などについて、耐久性の課題などがないか確認。耐久性は巣鴨地蔵通りでも採用するなど他現場でも採用されている工法で実績があり問題ない。更に掘削量が減るために工事費を縮減できる(新素材採用で500万円縮減など)。


工事費については、積み上げで積算して検証しているとのこと。

 


賛成多数により可決。

 

次回委員会は、2/24(木)に行われます。