2/9、第1回定例会本会議(初日)に先立ち議員協議会が行われました。
報告事項がありましたので概要を記載します。

報告案件
1.新型コロナウイルス感染症の発生状況等について
2.新型コロナウイルスワクチン接種について
3.後期・基本計画(案)について
4.後期高齢者医療制度に関する報告事項について
5.池袋保健所の本移転計画について
6.旧平和小学校複合施設整備基本計画(案)について
7.豊島区学校施設等長寿命化計画の策定について

【1.新型コロナウイルス感染症の発生状況等について】
・1/31-2/6の新規養成者数は、1週間あたり2503名でその前の週(2645名/週)とほぼ同水準で高止まり。
・2/5現在で、自宅療養者4551名、宿泊施設療養100名、入院104名。
・小中学校、保育施設、障害・介護事業所などでも陽性者数が増えている。
・保健所業務への支援体制を取っている。
保健所には10名派遣。本庁舎からの応援も行っており、1/29以降は40-70名体制で初回電話や関連システムへの入力業務など。
現時点では、本庁舎からの応援などで新規陽性者の連絡は翌日か遅くともその翌日には対応できている。
都の「うちサポ」、都のフォローアップセンターなども活用。

【2.新型コロナウイルスワクチン接種について】
◆追加接種(3回目)実施概要
・18歳以上で2回目接種を完了した方。
豊島区では、18歳以上の全ての区民を、2回目接種からの接種間隔を6ヶ月に前倒し。
・接種券が届いていない方も、1・2回目接種の接種券番号で申込可能(この場合はモデルナ社製ワクチンを使用する集団接種会場が対象)。
・接種券送付は2回目接種時期に応じて順次行っており、8/19-8/31に2回目接種した方には2/25から発送する予定。
・ワクチンは、ファイザー製又は武田/モデルナ社製。
・区の接種の他、国や都などの接種会場あり。
※豊島区のワクチン接種の詳細は区HPをご確認ください。
⇒区HP「新型コロナウイルス感染症のワクチン接種について

◆接種会場など
・接種会場は、個別接種(約200医療機関)、集団接種(4施設)
・集団接種会場は以下の通り
としまセンタースクエア(2月中はファイザー製、3月からは土曜以外はモデルナ製)
豊島清掃事務所、旧朝日中学校、池袋保健所(モデルナ製)


◆ワクチンの接種状況
・2/8現在(VRS入力数)の全体の1回目接種率は83.7%・2回目接種率は82.7%、3回目接種率は9.6%
・小児接種(5-11歳、区内では約12000人が対象)については、小児用に1/3の分量としたファイザー社ワクチン。
3月から開始予定。
接種体制は個別接種のみとなり、小児科医療機関で受付。

【3.後期・基本計画(案)について】
素案の概要については、第4回定例会時の議員協議会で報告がありました
⇒11/17blog「議員協議会

・パブリックコメントを3年11/25-12/24に実施、内容の報告がありました。
・区民説明会は、12月に区内3ヶ所で実施
・上記を踏まえ、素案を若干修正した「後期・基本計画(案)」が示されました(数ヶ所の文言追加、修正などあり)。
1/31に行われた、基本構想審議会で答申あり。

【4.後期高齢者医療制度に関する報告事項について】
後期高齢者医療広域連合の予算概要と、令和4・5年度の保険料率について報告がありました。

令和4年度の東京都後期高齢者医療広域連合の一般会計予算は、62億6758万円(前年度比+11億3182万円、22%増)。

2割負担導入に伴うコールセンター事務や小冊子作成等の対応経費等により予算増。

R4・5年度保険料率は、均等割額46,400円(前年比+2300円)、所得割率9.49%(前年比+0.77ポイント)、1人当たり平均保険料額は104,842円(前年比+3,789円)となります。

後期高齢者負担率を算定案より引き下げ(11.77%⇒11.22%)、自己負担2割の決定による医療費削減見込みの計上、広域連合剰余金の投入額を増額したこと、などにより、政令通りの保険料だと1人当たり平均保険料額が106,133円(前年比+5,080円)だったものを軽減しています。

【5.池袋保健所の本移転計画について】
◆池袋保健所保留床購入等に係る債務負担行為の設定
池袋保健所の本移転先は、南池袋二丁目C地区北街区となっています。区役所本庁舎の隣に当たる地区(整備中の環状5−1を挟んで反対側)で、現在は既存建築物の解体工事が連日行われています。
令和7年度の竣工予定で、8年度に本移転予定です。
これにあたり、保留床の購入や整備費用などについての債務負担行為が必要となります。
債務負担行為とは、次年度以降の歳出予定の予算額について予め設定しておくものです。
 

・債務負担行為設定限度額は、6,483,600千円(消費税等込み)
内訳
保留床購入   :4,754,200千円
内装工事設計費:  101,200千円
内装工事費   :1,627,200千円

◆池袋保健所の本移転計画概要について
・保健所の専門機能の強化、健康づくり支援の拡充、本庁舎と連携した健康相談・サービスの向上、などを図り、区民の命と健康を守る「健康センター」としての役割を併せ持つ公衆衛生の拠点を目指すもの。
・面積は、約4650㎡(1階:約570㎡、2階:約2655㎡、3階:約1425㎡)

◆池袋保健所仮庁舎のリース契約の変更について
・仮庁舎の賃貸借契約(約15.3億円)は、解体費含めたものとなっており、賃貸借は6年6月末までとしていました。
本移転先の竣工時期が7年12月末に決まったことに伴い、上記の契約を変更することとしました。
・具体的には、リース期間を4年6/30までに短縮した上で、リース期間満了後に区へ建物を譲渡することとしました。
建物譲渡後の解体工事費は区が負担することとし、解体経費相当の契約金額(162000千円)を減額するします。
これにより、区の総負担額は変わらなくなります
仮にリース期間の延長契約を締結すると、約3.6億円の負担増となる見込みでした。
・仮庁舎の土地については、URから無償貸与を受けています。この貸与期間についても延長に向けて交渉中とのこと。

【6.旧平和小学校複合施設整備基本計画(案)について】
西部区民事務所等の複合施設として活用されている旧平和小学校については、今後仮校舎としても活用する方針となっています。
この基本計画案の報告がありました。

◆概要
・敷地面積:約5700㎡(建築面積:約2500㎡、延床面積:約6500㎡)、地上4階(重量鉄骨造)
事業経費:26億6200万円(税込・5年リース)
・仮校舎:面積は約5500㎡、階数1-4階、校庭は約2000㎡(プール設置は行わない)
区民事務所等:西部区民事務所、西部高齢者総合相談センター、西部障害支援センターなどを設置。面積は約1000㎡、階数1−2階
その他:マンホールトイレなど防災設備、太陽光パネル、駐輪場・駐車場など


工事期間中は、救援センターを千早小へ変更。投票所は引き続き設置。
・なお、平成22年に策定された旧計画では、千早図書館・千早地域文化創造館も複合施設とする計画でしたが、今回の新計画ではそれぞれの施設を現地で運営する方針となりました。

◆今後のスケジュール
2月〜3月 整備基本計画案パブリックコメント
3/4    整備基本計画案及び解体工事説明会
3月 整備基本計画の決定

全体スケジュールは以下の表の通りです。


令和6年度以降から、千川中学校の仮校舎として活用されます。その後も近隣の学校の仮校舎として活用予定。


・旧平和小学校のグラウンド、旧第十中学校のグラウンドが令和4〜5年度は工事で使用できなくなるため、旧真和中学校のグラウンドを暫定活用予定

【7.豊島区学校施設等長寿命化計画の策定について】
計画案の概要については、第4回定例会時の議員協議会で報告がありました
⇒11/17blog「議員協議会

・パブリックコメントを3年12/1〜4年1/7に実施、内容の報告がありました。
・上記を踏まえた「豊島区学校施設等長寿命化計画」が示されました(パブコメでの意見はありましたが、文言修正に至った箇所はありませんでした)。
2/21に、計画の公表とパブコメの結果公表が行われる予定です。

報告事項は以上です。