都の補正予算で、芸術文化活動支援事業「アートにエールを!東京プロジェクト」が立ち上がりました。
事業の概要については後述します。

新型コロナの影響により、各地で公演や展示会が出来ない状況が続いています。
都の支援事業がアーティスト等の方々への一助になれば素晴らしいと思います。
私たちの会派でも、3/31の区に対しての新型コロナに関する緊急要望で、文化事業への支援策を求めています。
国際アート・カルチャー都市を標榜する本区としても、3密を避けた文化の発信方法の支援などを講ずる必要があると考えます。
⇒blog3/31「新型コロナに関する会派からの緊急要望

アーティスト等の方々は個人事業主やフリーランスで働かれている方々が多くいらっしゃると思います。

資金繰りや給付、相談窓口、支払い猶予などの支援策(4/27現在)をblogにまとめていますので、そちらも参考にしてください。

⇒「事業者・個人事業主向け 新型コロナに関する主な支援制度まとめ(4/27現在)

 

また、文化庁HPには、新型コロナの影響を受ける文化芸術関係者に対する支援情報がまとめられています。

関係者の方はご一読ください。

⇒文化庁HP「新型コロナウイルスの影響を受ける文化芸術関係者に対する支援情報窓口

 

「アートにエールを!東京プロジェクト」について】
概要
・プロとして芸術文化活動に携わるアーティスト、クリエイター、スタッフの方々から、自由な発想を基にした動画作品を募集し、専用サイトで配信。
・動画作品を制作した方々には、出演料相当として一人当たり10万円(税込)を支払います(1作品につき上限100万)。

募集方法など⇒詳細は募集要項をご覧ください
・募集人数…4,000人程度
・応募期間等
 ・個人登録 令和2年5/15(金)~同年5/31(日)
 ・企画応募 令和2年5/20(水)~同年6/12(金)
なお、応募は期間中随時受け付け。
ただし、募集人数に達した段階で、個人登録及び企画応募の受付を事前の連絡なしに中止する場合あり。
動画作品の応募に際し、専用フォームにおいて個人としての登録が必要
個人登録後、動画作品の企画応募が可能となる。
グループで応募の場合でも、グループ構成員それぞれの個人登録が必要
⇒5/15(金)に開設予定の専用サイトから個人登録は可能となる予定(都HP「アートにエールを!東京プロジェクト」内に設置予定)」
・1人1件のみの応募とし、個人又は10名以内のグループのどちらかで応募。
グループとして応募の場合、代表者を一人決め、その代表者が企画応募。
・審査結果は全ての応募者にメールでお知らせ

対象者
・新型コロナの影響で活動自粛せざるを得ないプロのアーティスト、クリエイター、スタッフ等で、以下の要件を全て満たす方
(ア)分野
音楽 、演劇 、舞踊 、美術 、映像 、伝統芸能、複合(核となる分野を特定できない芸術活動)等
(イ)職種
①音楽家 、俳優 、舞踊・舞踏家、美術家、カメラマン、伝統芸能実演家、演出家、脚本家、舞台監督、照明家、音響家、舞台美術家、制作者、キュレーター、メイクアップアーティスト、舞台衣装家、その他アートワーク、クリエーションに関わるプロフェッショナル
②過去1年以上継続して、プロフェッショナル(主に芸術文化活動に係る収入により生計を維持している者で、不特定多数の観客に対し対価を得て公演・展示等を行う者及び当該公演・展示等の制作に携わっている者)として芸術文化活動を行っていること。
③都内居住者又は都内を主な活動拠点にしていること(自身が関わる公演・展示等の活動の過半が都内で行なわれていること)。

 

Q&Aによると、例示分野以外でも、(1)新型コロナの感染拡大防止に伴い、活動自粛せざるを得ないプロフェッショナルの方、(2)過去1年以上継続して、主に芸術文化活動に係る収入により生計を維持している方で、不特定多数の観客に対し対価を得て公演・展示等を行う方及び当該公演・展示等の制作に携わっている方、の要件を満たせば対象になるとのこと

※次の方は対象外。
・国又は地方公共団体が基本金その他これに準じるものを出資している団体に所属している者
・暴力団員等(東京都暴力団排除条例(平成23年東京都条例第54号)第2条第3号に規定する暴力団員及び同条第4号に規定する暴力団関係者)
※ピアノ教室などでの指導のみでは対象にならず、不特定多数の観客に対して対価を得る、などが要件

対象作品
・芸術文化活動にプロフェッショナルとして携わる方々による動画作品であることが前提
個人又は10名以内のグループが創作する、未発表の新作であること
(新型コロナの感染防止のため、動画作品上も、いわゆる「3密」を避けたものとする)
・既存作品をもとに動画作品を制作する場合は、今回の新型コロナの感染拡大防止のため未発表となったもので、個人又は10名以内のグループで制作するものであること(11名以上が参加した既存作品をもとにする場合は、令和2年3月23日以前に撮影されたものであること)。
・動画作品は、5分~10分程度を目安とすること(3分以上、30分以内のものが対象
・動画の撮影メディアは問わない(スマートフォンなどで撮影したものも可)
・絵画などの静止画のスライドショーなどの作品も可
本事業のプロジェクト名「アートにエールを!」を動画の中のどこかで表現すること(表現方法は任意)

※制作物等の販売活動を主な目的とするもの、宗教的又は政治的な宣伝・主張を目的とするものなどは対象外。
※著作権等権利関係については、応募者で対応すること。
動画作品の配信は「YouTube 」を利用。
YouTubeでは、一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)と楽曲に関する包括的 な利用許諾契約を締結している。
詳細は、YouTube にご確認を。

「アートにエールを!東京プロジェクト」
募集要項
Q&A


動画作品のイメージ(都のHPより)

カノン

公演予定だった「カノン」イメージビジュアルペインティングの模様を収録(荻野夕奈)

 

ベートーヴェン交響曲第7番 第1楽章[抜粋]

国内外で活動するトップランナーと若手演奏家による、ベートーヴェン生誕250年を記念した交響曲第7番第1楽章の演奏(福川伸陽・小山莉絵・幣隆太朗・浅原由香with芸劇ウインド・オーケストラ・アカデミー)

 

ススムシカナインダ~Go My Way~

ユキンコアキラによるDJ切り絵パフォーマンス

 

「そのひとがうたうとき」

舞台俳優による谷川俊太郎「そのひとがうたうとき」の朗読

 

和音和技

「けん玉」と「津軽三味線」が融合したコラボレーションユニット「和音和技(わおんわぎ)」のパフォーマンス(令和2年2月撮影の未発表作品)

 

Remote Teatime

ノンバーバルユニット「ゼロコ」による「LINEのビデオ通話」と「パントマイム」を用いたパフォーマンス

 

宮沢賢治『雨ニモマケズ』

石丸幹二による宮沢賢治「雨ニモマケズ」の朗読を、鈴木優人の演奏するチェンバロの響きと共に

 

うたいすぎの自宅でコンサート

オペラ界の若手歌手によるユニット「うたいすぎ」による自宅パフォーマンス(井出壮志朗・杉尾 真吾)

 

花の風雅

古き良き江戸の隅田川を懐古しつつ、現代の隅田川を描いた作品「花の風雅」の演奏(淡座:本條秀慈郎・三瀬俊吾・竹本聖子・桑原ゆう)

 

アメイジング・グレイス

日本を代表するソプラノ歌手であり、母の顔も持つ小林沙羅と、芸劇ウインド・オーケストラ・アカデミーによるサクソフォンアンサンブルが贈る祈りの時間

 

「誰も寝てはならぬ」/「オ・ソレ・ミオ」

東京音楽コンクール入賞者による《テノールの饗宴》に出演する歌手による「誰も寝てはならぬ」と「オ・ソレ・ミオ」(村上敏明、与儀巧、宮里直樹、小堀勇介)

 

いつかライブでお会いしましょう!

スタンダードなマジックからちょっと変なものまで(コバヤシ ユウジ)

 

アーティスト 藤岡祐機

アーティスト 藤岡祐機の制作風景