9/13、豊島区都市計画審議会が行われました。
今回は審議事項はなく、報告事項が4件ありました。

<報告事項>
報告1 池袋本町三丁目20・21番南地区防災街区整備事業等の都市計画手続きについて
報告2 東長崎駅北口周辺地区まちづくりビジョンについて
報告3 東池袋一丁目地区市街地再開発事業について
報告4 池袋駅周辺・主要街路沿道エリア地区計画の見直しについて

【報告1 池袋本町三丁目20・21番南地区防災街区整備事業等の都市計画手続きについて】
補助82号線の道路予定地が掛かるエリアであり、都の木密地域不燃化10年プロジェクト、区の不燃化特区の整備推進をしている地区。
道路予定地に掛かる事に伴い、道路に全て掛かる地権者、残地が少ない地権者、接道が無くて単独で建替えができない地権者がいる、という課題。

・宅地を集約し耐火建築物を整備することで延焼遮断帯の早期形成に貢献。
・道路事業に伴う移転の受け皿機能を備えることで地域住民が住み続けられることができるまちづくりに貢献
・補助73号・82号線沿道のまちづくりの先導的役割を担う
防災街区整備事業の決定、特定防災街区整備地区の変更(追加)を行う。
⇒補助の対象となる

【報告2 東長崎駅北口周辺地区まちづくりビジョンについて】
7月に改定した「補助172号線沿道長崎地区まちづくり方針」で定めた市街地像の実現に向けた具体的な整備方針を示すためのガイドラインとして、表記のビジョンを策定する。
対象地域は「東長崎駅北口周辺地区」

〈まちづくりの視点〉
①安心・暮らしやすさへの配慮
②大地震など地域の防災対策
③まちの個性、地域活性化

〈整備方針〉
1 防災まちづくりの拠点の整備
2 商店街再生に貢献するにぎわい空間の整備
3 文化芸術の交流・育成拠点の整備
4 地域の生活と活力を支える駅前の整備

〈土地利用等の方針〉
1 交通結節機能の強化とともに、生活道路や広場など公的空間をバランス良く配置し、駅前の拠点機能を地区全体に拡充する
2 土地の健全な高度利用により、地域貢献となる商業や生活支援など複合的な施設・機能を導入する
3 既存商店街との連携強化や地域の生活の潤いを創出する「にぎわい軸・生活軸」を整備する
4 人々の交流を育み、地域の魅力を発信する景観を形成する

〈豊島区街づくり推進条例第11条に準じた策定の手続き〉
・住民説明会の開催…9/20、22開催、オープンハウス…9/20、22、23
・意見等の募集…9/17〜10/16
・案の公表(ホームページ等)
・まちづくりニュースによる周知
・必要に応じ個別懇談会等を実施

質疑・意見等
・従来の再開発のような大きな建物を作るだけ、という事ではない検討もできると良い。補助172号線の南側は建物が残る。商売をやりたい人は道路沿い、住居は内側にもちたい、という希望を持つ方が多い。

【報告3 東池袋一丁目地区市街地再開発事業について】
※副都心開発調査特別委員会で報告があった案件。
同委員会のblogをご覧ください
⇒9/13「IKE BUSの運行について、池袋駅周辺歩行者優先化・駐車場整備など 豊島副都心開発調査特別委員会

【報告4 池袋駅周辺・主要街路沿道エリア地区計画の見直しについて】
前回の豊島区都市計画審議会でも報告があった内容です。
⇒前回blog「補助172号線沿道長崎地区まちづくり方針の改定など 豊島区都市計画審議会

前回は地区計画を5つのエリアに分割したいとのことでしたが、さらに地域の特性を踏まえて7つのエリアに分割することを想定しています。

〈今後のスケジュール〉
令和元年9〜10月 地区計画の見直したたき案説明会(計6回行う予定)
11月 地区計画原案の公告・縦覧・意見募集・説明会
令和2年1月 地区計画の案の公告・縦覧・意見募集・説明会
3月 豊島区都市計画審議会(付議)、都市計画決定
4月 各地域のまちづくりの進捗により規制及び緩和のルールの検討

以上です。
次回は11月上旬に行われる予定です。