基礎免疫力の上げ方【睡眠編~睡眠で免疫力をアップさせよう~】 | 時代おくれの漬物屋ブログ

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基礎免疫力の上げ方

『睡眠編』

 

睡眠が足りていないと身体の抵抗力が落ちてしまう。

 

これは私らが子供の頃、30年くらいまえから言われていたことですが、

 

まったくもってそのとおりです。

 

睡眠時間が足りていないと、免疫力は落ちます。

 

しかしながら今、睡眠が足りない人、寝不足の人が急増しているのです。

 

眠りたくても、なかなか眠れない、深い眠りにもつけない。という人。

 

それは様々な背景があるのですが、

 

今まで、言ってきたことにも関係しています。

 

たとえば、身体を動かすことが少なくなったこと。

 

これもあまり眠れない原因の一つですね。

 

身体を動かせていないので肉体的疲労が少なく、眠りづらくなっているのです。

 

また、現代人は過度に心配してしまったり、ストレスを感じすぎてしまったりすることも原因の一つです。

 

そして食べ物にも影響されています。

 

まず夜眠くなるのは、睡眠ホルモンのメラトニンが働くためです。

そのメラトニンの生成には腸内環境が深く関係しているのです。

体内に取り込まれたタンパク質は腸の中の「腸内細菌」によって分解・合成され、

 

トリプトファンという物質を作り出します。

このトリプトファンこそが、メラトニンの生成に必要不可欠なものなのです。

 

脳腸相関のところで話したように、まさに腸は第二の脳だと言えますね!

そして腸内細菌の数が多く、善玉菌が優勢な腸内環境であるほど、

 

睡眠ホルモン・メラトニンの生成は活発になり、よく眠れたり、質の良い眠りにつながるというわけです。


この質の良い睡眠のカギを握るトリプトファンですが、

 

残念ながら人間は自発的にトリプトファンを作り出すことはできません。

そこで大事になってくるのが「発酵食品」です。
 

しっかり発酵させたぬか漬けや、キムチ、日本酒や、ヨーグルト等も良いと言われています。

 

これらを摂取することで腸内環境が改善され、

メラトニンが多くなり、より良い睡眠がとれるようになるのです。

 

もちろん、発酵食品とること自体、腸内環境の改善になり、

 

睡眠はもちろん、免疫細胞の活性化にもつながります。

 

 

つまり、睡眠を見直すということは、

 

適度に運動をすること、発酵食品を摂取することにも繋がってきており、

 

全て、身体の免疫力をアップさせる要素に紐付き、連携しているのです。