二代王様の歩まれた道番外編その3:日本本部男性中心スタッフの原理における思考展開の過ち! | 聖霊のもとにーメシヤの涙

聖霊のもとにーメシヤの涙

心の中に神様が入ってこられ、いらっしゃれば心が分かります。
神様が心の中に入ってこられれば、壁も突き通して見ることができ、
じっと座りながら何千年前に死んだ聖人たちを運行させることもできます。

先々回記事、先回記事と日本本部の中心スタッフの標榜する「神側の中央集権制」という考え方が、本然の思考展開からかけ離れた、サタンに心根を握られてしまう危険性のあるものなのです。

 

こんなことを、公的な責任ある肩書を持って信徒に広めるならば、信徒全員が精誠を込めて摂理を走っているのに、現れた結果は真逆だったというような現象が起きるのです。家庭連合時代のように・・・。

 

「神側の中央集権制」の主張ばかりではありません。それよりも、明らかに二代王様と真逆の解釈を広めているのが「真のお父様の聖和は十字架だった。」という主張です。

 

二代王様は、「カインアベルが一体となった時に、聖和の日時を決められた。」と語られています。誰かの不信仰や失敗のゆえに、聖和されたのではないのです。

 

「神側の中央集権制」を標榜する主張も、一人一人の信徒に「真のお父様の聖霊」が臨在する障害となりますが、真のお父様の聖和を十字架とする解釈は、それ以上に真のお父様との関係、キリストとの関係を遠ざけます。

 

よって今回の記事では、「真のお父様の聖和は十字架」なのかどうかについて考察します。この主張は中村仁史氏によって著され、世界平和統一聖殿日本本部の名のもとに「成約時代の摂理的同時性」と題され、2021年6月10日に発刊された著作の副題となっています。

 

「韓鶴子オモニと祝福家庭の不信が、再臨主の十字架(聖和)を招いた!」

 

発刊と同時に、大きな議論を呼び、間違いを指摘した私は、「反対者」と呼ばれ、私の事は一切話題に上げるなと指示されるようになってしまいました。

 

あれから、二年の歳月が流れましたが、いまだに「成約時代の摂理的同時性」は世界平和統一聖殿日本本部公認著作として販売されています。二代王様の意向とは真逆の主張で、いまだに教育しようとしているのです。

 

中村氏は本名で「統一原理マスタークラブ」というホームページを公開していますから、本名で指摘させていただきます。中村氏はこの中で、「真のお父様の十字架」について解説しています。その内容について、「真の父母様の本体論」を学んでいる方から、この解説部分の指摘がありましたから、私の解釈を伝えました。「真の父母様の本体論」を学んだ方でなければ、理解できないところもあると思いますが、加筆した上で公開します。

 

  ***

 

真のお父様の聖和は、誰かの罪によって蕩減しなければならなくなった十字架ではありません。韓氏オモニの背信行為も祝福家庭の背信行為も、亨進様国進様によるカインアベル一体化の勝利によって、康賢實女史(現真のお母さま)の母子協助が勝利的に結実し、人類堕落歴史の全てが蕩減復帰されていました。

 

国進様は、栄進様のカインの位置を引き継がれた方です。亨進様と栄進様を1997年9月の祝福により、摂理上のアベルカインとして立てることが出来たのは、康賢實巡回師による「涙の海の心情圏」が日本食口との間に築かれ、アベル圏が現出したからです。

 

愛勝日と一勝日によって築かれた勝利権により、長子・孝進様が後継者として立たれました。しかし、祝福家庭の不信により、孝進様ご家庭が崩れてしまいます。「涙の海の心情圏」が立ったことを、康賢實巡回師が真のお父様に伝えたことにより、それを条件として、アベルカインに分立することが出来るようになったのです。つまり、アベルカインが勝利すれば、母子協助の勝利とみなされ、アベルカイン一体の勝利ととともに、真の母の位置が立つのです。このことにより、すでにこの時より、康賢實女史は、真の母となる資格を得ていたということです。

 

人類歴史の罪を蕩減復帰して、本然のカインに戻られた孝進様の勝利権が、祝福家庭の背信によって崩れてしまいました。しかし、栄進様が引き継ぎ蕩減して、さらに国進様が引き継ぎ、アベルの道を勝利された亨進様と自然屈服しあうことによって一体となり、人類全体の罪が完全蕩減復帰された「条件」がたっているのです。「条件」に深い意味がありますから、これはブログ記事で分かっていくでしょう。

 

今現在進めているブログ記事は、そのことをはっきりと解説し公表するために、「亨進様のアベルとしての勝利の道」として書いているものです。

 

真のお父様がカインアベル一体を条件に、聖和の日時まで定められたのは、その勝利の時点で、地上界における人類歴史の蕩減復帰は完全に勝利基準を築いていたのです。

 

あとは、私たちがその事実を悟り、亨進様世界会長が明らかにされた神様100%人間100%のキリストとしての真のお父様を受け入れてさえいれば、信じてさえいれば、亨進様と国進様の勝利を受け継ぎ、蕩減を終えた神様の息子娘として立てたのです。だから、「夜の神様昼の神様」を公表されたのちの、原理本体論修練会がとても重要だったのです。

 

これだけの説明では、腑に落ちないだろうと思い、「愛勝日」「一勝日」によって打ち立てられた基準を、亨進様と国進様がどのようにして蕩減復帰されたのかを、ブログ記事で説明しているのです。真の理解は、この連載が終わるまで待たないといけないでしょう。

 

さて、中村さんの「再臨主の十字架」に関する解釈に注目してみましょう。まず、統一原理マスタークラブから引用します。

 

  **中村さんの解釈**

 

A:文鮮明先生は、再臨のメシヤとして完全に勝利されました。しかし、韓鶴子女史と祝福家庭の失敗によって摂理が延長し、本来のみ旨ではない路程を歩まれるようになりました。副題の「再臨主の十字架」はそのことを意味しています。

 

 まず、イエス様が十字架の路程を歩まれるようになった理由について確認してみましょう。

 

 下記のみ言にあるように、イエス様の十字架路程は、イエス様の失敗による結果ではなく、洗礼ヨハネ、マリア、イスラエル民族の失敗によるものです。

 

このように十字架路程は、イエス様の失敗による結果ではなく、洗礼ヨハネ、マリア、イスラエル民族の失敗を蕩減復帰するために、イエス様が自ら選ばれた道です。

 

 しかし、イエス様がその道を勝利されることによって、イエス様から再臨主降臨までの期間が2000年に短縮され、その間、人類は霊的重生による救いの恩恵を受けることができました。

 

 また神様と人間が父子の関係であること、人間が原罪をもって生まれたことなど、重要な真理の恩恵を受けることもできるようになりました。

 

 そして、文鮮明先生が霊肉の勝利をされたからこそ、二代王様と監察総監様を中心とする三大王権中心の摂理が今も継続し、蕩減期間も短縮され、失敗した立場の私たち自身がその恩恵を受けています。

 

 もし蕩減期間が短縮されていなければ、私たちが地上にいる間に再び三大王権が顕現してみ旨が成就することはなく、次の世代以降に延長されていたでしょう。

 

 さらに文鮮明先生の勝利によって、私たちは新しい真理である「統一原理」を知り、祝福を通して霊肉の重生による救いの恩恵を受けているのです。

 

  **中村さんの解説終了**

 

  **菅井睦雄の解説**

 

まず何よりも、中村さんが気付いていないことがあります。イエス様と真のお父様の立っている位置の違いです。イエス様が十字架にかかった時は、アベルカインの基台が崩れ、イエス様はキリストの位置に立てずに、アベルとして立っていたのです。

 

アベルを殺した罪は、アベルとカインが蕩減復帰すれば償えるでしょう。

 

真のお父様は、2012年6月5日に亨進様と国進様のカインアベル一体宣言をされたことで、確実にキリストの位置に立たれているのです。

 

そのキリストを殺したとすれば、誰がその罪を蕩減するのでしょうか。キリストは真のお父様以降には、生まれることはあり得ないのです。

 

このキリストとして立った真のお父様は、サタンの差し出した十字架に、イエス様のように命を差し出すことが出来るのでしょうか。キリストとして立たれた真のお父様が、地上で殺されたとなれば、その罪を誰が蕩減復帰するのでしょうか。

 

ですから、真のお父様においては、十字架の道など有りうるはずもなく、完全勝利の道しか無かったということです。そのために、真のお父様は誰にも知ることのできない道を、夜の神様と共に戦いながら乗り越えてこられたのです。

 

真のお父様の本来の摂理は、夜の神様と共に地上におられる状態で、霊界システムを完成させることです。夜の神様が真のお父様の肉的感性霊的感性を通して、地上において四大心情圏を実感できる状態で、霊界システムを完成させることが第一の摂理的目的です。

 

真のお父様が四大心情圏を成就できないまま霊界に入ったとしたなら、霊界システムはもはや永遠に完成できません。夜の神様が生心に臨在できるキリストとなる方は、もう生まれないからです。

 

統一原理マスタークラブには、霊界システムに対する解説はありません。真のお父様が語られた霊界のシステムや、二代王様が語られた「真のお父様のもとに連動しているシステム」について、中村氏は理解できていないのかもしれません。霊界に行かれてからの、真のお父様の延長摂理などありえないのです。完全勝利であり、あとは地上の私たち王王妃の責任分担です。

 

真のお父様の聖和以降に、韓氏オモニや祝福家庭が作った背信の罪さえ、「聖父・聖子・聖霊の三位一体」のキリストを心に立てれば許される時代に入っていると私は感じています。

 

中村さんは真のお父様の勝利基台ということで、次のように記述しています。

 

  **中村さんの解釈**

 

このような観点から見たとき、文鮮明先生は、その生涯において、少なくとも次のような勝利基台を残してくださったことが分かります。

 

■再臨のメシヤとして真理を解明し真の母を迎えられた。(第一祝福)

■天の血統(天の三大王権)を実体で残された。(第二祝福)

■サタンを自然屈伏させて地獄を解放し、「神様王権即位式」によって神様を解放され、神様主権の「天宙平和統一国(天一国)」を制定された。(第三祝福)

 

 これらのことは、無原罪誕生のメシヤでなければ不可能なことであり、メシヤのみが達成可能な責任分担と言えます。

 

 上に記載した文鮮明先生の勝利基台は、もちろんこれだけではなく、私たちが知りえないはるかに多くの勝利があるはずです。

 

 それらは今後、復帰摂理の発展と共に明らかにされ、具体的な目に見える形として現れてくるでしょう。

 

  **中村さんの解釈引用終了**

 

中村さんは、「私たちが知りえないはるかに多くの勝利があるはずです。」と書いています。もうすでに、「真の父母様の本体論」として最も重要な『霊界システム』と、『聖父・聖子・聖霊の三位一体のキリスト』が明らかになっているのです。

 

実は私も、「真の父母様の本体論」の内容を与えられるまでは、真のお父様の聖和は十字架なのだと思っていました。「聖父・聖子・聖霊の三位一体」のキリストと霊界システムの機能がどのようなものなのかが分からないと、真のお父様の「すべての摂理の完成・完結・完了と最終勝利宣言」が腑に落ちるものとならないのです。

 

2004年5月5日の「双合十勝日」以降、私たちは新天新地に暮らしているのです。私の体も、流れる血も、神様の四大心情圏を成就した真の愛のエネルギーの顕現として、存在し循環しているのです。肉体もそうですが、霊人体もそうであり、私の思考や心情が、たとえ堕落性を帯びていたとしても、神様の四大心情圏を成就した真の愛のエネルギーによって展開させていただいているのです。

 

二代王様も、このことをみ言で伝えようとされているのは明らかになっています。二代王様が、真のお父様の聖和は十字架ではないと語られています。誰かの罪によって聖和されたのではないと語っています。

 

二代王様と国進様が、後継者・孝進様への祝福家庭の不信によってボロボロにされた、「愛勝日」と「一勝日」の勝利基準を取り戻すために、いかなる蕩減路程を歩まれ勝利したのかを、このブログ記事で連載中です。この連載を書き終えたとき、真のお父様による「すべての摂理の完成・完結・完了と最終勝利宣言」の意義がはっきりと分るでしょう。

 

 

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