聖霊のもとにーメシヤの涙

聖霊のもとにーメシヤの涙

心の中に神様が入ってこられ、いらっしゃれば心が分かります。
神様が心の中に入ってこられれば、壁も突き通して見ることができ、
じっと座りながら何千年前に死んだ聖人たちを運行させることもできます。

このブログ記事をより理解するために、聖霊の真実の様相について知る必要があります。そこで、お父様の「夜の神様、昼の神様」の解釈により、聖霊の全貌をまとめてみました。次の記事をご覧下さい。

2016年8月14日「聖霊の全貌を知れば独生女の無原罪聖誕が成り立たないと断言できる」

2016年8月15日「天地ほど違うお父様の聖霊とイエス様の聖霊!(聖霊の全貌) 」


ユーチューブの「くるとのチャンネル」に登録し、ともに学んでいきましょう。

kuruto60 - YouTube ←クリック

先回記事末部より

 

原理原本では、マリアの信仰によるキリストの受胎と聖婚を成就する摂理について、具体的な内容は書かれていません。そこで、そのことについて具体的な内容を、1996年4月に真のお父様は語られています。その「救援摂理史の原理観」と題されたみ言から引用します。長いですので、今回の記事では引用するだけにして、次回の記事で解説します。

 

**1996年4月16日「救援摂理史の原理観」より引用開始**

 

神様の初愛を独占できるひとり子イエス様

 エリサベツとマリヤの間柄は母側のいとこの関係でしたが、摂理上では、姉(カイン)と妹(アベル)の関係でした。ザカリヤの前でエリサベツの助けを受けたマリヤは、レアとラケルがヤコブの家庭で母子が一体になれなかったことを、国家的基準でザカリヤ家庭を通して蕩減する条件まで立てながら、イエス様を誕生させなければなりませんでした。有史以来、初めて神様の息子の種、真の父となるべき種が、準備された母の胎中にサタンの讒訴条件なく着地したのです。それによって、地上に初めて、神様の初愛を独占できるひとり子が誕生するようになりました。

 

イエス様の孤独な3年路程

 メシヤの道を自覚するようになったイエス様は、孤独な事情が神様のみ旨を成すに当たって深刻な障害の要因であることを、独りもどかしく思いました。メシヤは真の父母であり、その使命のためには、実体の新婦を迎えなければなりません。アダムと兄妹のように育ったエバを、天使長が偽りの愛で堕落させたことを、根本的に復帰すべきイエス様です。

 

 したがって、アダムに代わり神様の息子として来られたイエス様は、天使長型人物の妹を妻として迎えなければなりません。彼女がまさしくザカリヤの娘、洗礼ヨハネの妹なのです。サタンの権勢が主人の振る舞いをする世の中で、このことが成されるためには、絶対的な信仰によって形成された保護基台がなければなりません。不幸にもイエス様の周辺では、このような土台がみな崩れてしまいました。

 

 イエス様は、母マリヤからも、ザカリヤ、エリサベツからも反対され、最後に洗礼ヨハネからも反対され、肉親の保護を受けながら使命を完遂することを断念するしかありませんでした。新しく霊的基盤を探して、再び復帰摂理をなさろうと出発したのがイエス様の出家でした。

 

  **引用終了**

 

次の記事で、イスカリオテのユダを取り上げながら説明を加えます。

 

  *****

 

マリアがイエス様を受胎するにあたっては、神様の願いを受けたザカリアやその妻エリサベツ、そして中心人物となるマリアとその夫ヨセフが、それぞれに信仰を立てて成就し、イエス様はキリストとして誕生しました。

 

姉と妹の位置に立たせられたマリアとエリサベツが、イエス様聖誕以降も神様からの願いを中心に一つとなっていたならば、さらにザカリアとエリサベツ、マリアとヨセフ、そしてイエス様と洗礼ヨハネが一体となっていたならば、イエス様は何の苦労も無くキリストとしてイスラエル民族に迎えられていました。

 

このヨセフ家庭とザカリア家庭には、人類始祖堕落以降の蕩減復帰が完全に成されるように立たせられた二つの家庭であったということです。

 

特にヨセフは天使長の蕩減復帰として、自らの愛する婚約者を生涯愛しながら、妻マリアと息子イエス様を神様の捧げながら、二人が神様の願いを成就するために、生涯にわたり協助と犠牲の道を喜びと感謝で生きなければなりませんでした。

 

そのヨセフと同様に、マリアもエリサベツもザカリアも、全面協助と犠牲の道を感謝で生きるその心情の結実が、洗礼ヨハネとイエス様の妻となるべきヨハネの妹に現れるはずでした。

 

神様が聖霊を通して、二つの家庭の環境と、またその家庭が国家的民族的に繋がり拡大できる環境圏を整えられたのは、それまでの蕩減復帰の中心人物たちの勝利があったからです。

 

神様が蕩減復帰できる環境圏を作り、その環境圏に立ったアベルカインのそれぞれの使命者達に、「天の号令」というべき啓示を与えます。はっきりと神様の声と判断できる形で来るのではなく、自分の思いと変わりなく与えられますから、少しでも人間的になると意識されないうちに神様からの願いは消えてしまうのです。また、人間的判断しか出来なくなります。

 

原罪の無いキリストとして生まれたイエス様のみが、神様の願いに生ききることが出来ました。しかし、ほかの全ての使命者達は、神様の願いや指示とは受け止めることが出来ずに、また気付くことも出来ずに責任分担が果たされず、摂理は失敗していくのです。

 

それゆえに、イエス様はキリストの位置もアベルの位置も失い、まずアベルの位置を確立するためにサタンからの三代試練を受けるようになります。

 

この三代試練に勝利したイエス様はアベルの位置に立ち、十二弟子と七十二門徒を立ててカイン圏の伝道拡大に入ります。同時に、二番目のイエス様の妻を立てなければなりませんでした。

 

その二番目の妻こそが、十二弟子となったイスカリオテのユダの妻だったのです。

 

原理原本から引用します。

 

第二章 第一節復帰摂理の表示となったイエスの先祖の血統より

イスカリオテのユダの信仰によるエバの位置復帰を記した部分

 

 イエスが愛する弟子の中にイスカリオテのユダがいた。イエスは、このユダを愛し、天のみ旨成就に協助できる一人の相対存在として立て、神の根本のみ旨を造成することを目標として工作されたのである。すなわち、そのときイエスは、ユダを一人の対象者としながら、堕落の根本自体である一人のエバ格となる存在を選び立てようとされた。それゆえ、ユダの夫人を一人のエバ存在として選び、み旨の本意を立てようとされたのである。
 そのときマグダラのマリヤは、イエスのみ旨に対する絶対従順者であると同時に、イスカリオテのユダにとって一人の愛人(妾)格の女性として存在していた。それでイエスは、ユダの夫人をエバ(正妻)格とし、サタンがエバをアダムから奪い取ったかたちでユダの夫人をユダから取り返して原理を満たし、み旨を成就しようとされた。そして、イスカリオテのユダには代わりにマグダラのマリヤを与えようとされたのである。このよつにしてイエスは、一人のエバとしてユダの夫人を選んで摂理を始めた。
 そのような基本問題が提起されるとサタンが完全に発動し、パリサイ人と書記官(律法学者)たちを激しく怒らせてイエスと敵対するようにしたのである。しかし、ユダさえ全的に「信」と「順」と「侍」でイエスに仕えていたならば、み旨成就の基本を満たすことができるはずであった。
 ところがイスカリオテのユダは、やはりイエスのみ旨に対して不満を抱いて行動し始めたため、自らの師を銀貨三十枚で売るという、歴史上にない根本問題がここから始まったのである。(マタイ福音書26章14~16節)

 

イスカリオテのユダがイエス様を30枚の銀貨で売ってしまった背景には、イエス様の妻となり、神様の妻となる女性を巡る蕩減復帰摂理があったのです。

 

次回記事にて説明していきます。

 

 

お父様の心情に迫りたい方はクリックを
↓ ↓ ↓

にほんブログ村 哲学・思想ブログ サンクチュアリ教会へ
にほんブログ村