ワールドトリガーおすすめ話 その3(前半) | 星屋画像工房ブログ

前回の日記を更新してる最中、ずっと悪寒と震えがしてておなかも痛かった。
なので、自分の書いた妄文が本当に怖くなってしまいブルッちまッてるンだともう完全にそう思い込んでいて、星屋さん、村長から監視されてるよぉぉ・・・謝ったけどもう手遅れな気がするよぉぉ・・・ジョジョの第3部だったらこのあと目茶苦茶オラオラされる流れだよぉぉ・・・
って、ひとりでガクブル震えてたんですね。
普通に風邪ひいてましたわ。ははは。
こういう時は葛根湯の一番安いやつが効きます。

あと書いたあと、怒られそうなことを書いてないか(公開して後になってから「もし本当に見られてたらどうしよう」とかにわかに不安になって、消したり書き直したりとかするのはもう怖くて嫌だったので。葛根湯を飲むまでずっと恐怖でブルってる最中だったので。星屋さん、ハートがチキンどころかピヨコちゃん並みに弱いので。)何度も読み直してたんだけど、4周目くらいで目がおかしくなりました。それに頭もおかしくなりそうだった。
細かい字でびっちり書きすぎてて長いねん! むしろ4周もよう我慢したよ! 目を酷使しすぎ!

ということで字を大きくしてみました。あと長いから前半と後半に分けることにしました。


それでは前回の続き、
ワールドトリガーおすすめ話の3回目、今回でラストとなります。
前置きとして私自身の記憶力と情報カバー力がそもそもあまりそんなに優れていないので、もし書いている内容に記述漏れや間違いがありましたらごめんなさい。
なにせ設定情報が鬼のように濃い作品なので、とくに普通に読むだけでもけっこう読み応えがあります。
というか、まず最初に謝っておきます。

「記憶消去」ではなく「記憶封印」でした。

好きな作品のはずなのに記憶違いがあったことが自分でもショックで、しかも間違ったまま語ろうとしていたことがさらにショックで、星屋さんまたもや己のアホさを露呈してしまったということで、どうか御容赦ください・・・。

 

けれど、たしか作者の葦原先生ご自身も「誘導弾」と「追尾弾」の違いについて自分でもたまに
ごっちゃになる時があるから特に気にしなくてOK、とおっしゃっていた記憶がありますし、許してもらえるはず。おそらく読者が知っている量や覚えている量よりもはるかに細かな設定に基づいて描かれているのは間違いないですし。
ちなみに私は言われるまでこの両者の弾は同じものだと思っていて、漢字表記の違いにすら気がついていませんでしたが、それでもじゅうぶん楽しめますので決して読む人を選ぶような難解な作品ではありません。
けどきっと、そういう細かな設定に気がついていける人はさらに隅から隅まで充実して物語を楽しめるはずです。

さて、今回はずっと気になっていた、
ボーダー組織で規律違反により除隊処分を下された者に処されることがあるという
「記憶封印」という措置について考えていきたいと思います。
わりと不穏な雰囲気のただようこの言葉ですが、作品中で初めてこの単語が出てきたのはいつだったかまでは覚えておりません。しかし、けっこう初期の頃からこの設定が用意されていたことだけはたしかです。

その時はあまり詳しくは触れられていなかったので、てっきりその時の私は封印される記憶の範囲がどこまでか判らず「まさか隊員だった頃の記憶をまるごと?」と、かなりおおげさに考えてしまっていました。
あまりごそっと記憶を消されたりしたら一般人に戻ったときに高確率で生活に支障が出るし、それ以前に本人が違和感を覚えるに違いないのですから、そんな乱暴な記憶の消し方をするわけがないんですね。

記憶を封印する仕組みは謎ですが、少なくとも現実にあるような荒っぽい手段や催眠術で記憶を封印するとかでは無く、より繊細に狙った場所の記憶だけを何らかの方法で忘れさせることが可能なのでは、と思われます。
それでも人の脳を操作して記憶の改ざんを行うことに変わりはないので、わりとぶっそうなことをしてはいるのですが、実はまあ処分としてはこれがかなり親切な措置で。


この漫画ではこれでもかというくらい徹底して一般市民への安全配慮がなされているので、たとえ規律を破ったとしても、除隊されて以後一般市民となる者に対してはこれくらい甘くされているのではと思われます。

記憶封印がなぜ親切なのかというと、
エヴァンゲリオンではシンジ君がネルフを辞めようとした時に保護者代わりのお姉さんから「わかっていると思うけど、あなたはこれから私達の監視下におかれて生活することになるから、その点はどうか気をつけて」と忠告を受けるのですが、
これって言い方をマイルドにしてあるだけで実際に言っている内容は脅迫同然というか
「もしネルフにとって困るような情報を世間に流したりした場合はどうなるかわかってるね」ていうことなんですね。まあ高確率で命の保証はされないんじゃないかなと思われます。

ということで実は記憶を封印してもらった方が、お互いにとって安心でずっと平和に暮らしていける仕組みなのです。

作中で「記憶封印」という措置が具体的にどういう時に使われるのか、それがはっきりとわかるのは最近の展開になりますが(軽いネタバレあり)

かつて敵として攻めてきたヒュースという捕虜がなぜだかしれっとボーダー隊員になっていて、ランク戦にも参加してるという噂が隊内に広まってちょっと困ったなあという展開になったことがあるんですね。

その噂が事実なだけに。
で、ここで「その噂を広めた者が、もし嘘やデマを流すつもりでなく本気でそう信じていたとしたら、最悪の場合記憶封印の措置も考えなければならない」と上層部の者が苦々しい顔で言います。

 

つまり都合の悪い記憶だけをかなりピンポイントで忘れさせることができるということですね。
今ちょっと気になって確認のためにコミックスのその部分を読み返してみたところ、
「記憶消去」ではなく「記憶封印」とあり、記憶違いに気がつきました。

 

改ざんされていたのは星屋さんの記憶だった。

 

厳密にはこの両者は違うものなので(封印の方が消去よりもずっと現実的。ですがあくまで消去ではなく封印なので、いつか何らかの手段で急に思い出されるのではないか、という不安も・・・)


けどそこまですることなのだろうか、というのが読んでみた正直な感想としてありまして。

 

では、後半ではなぜ上層部の人たちは外に情報がもれるのをそんなに嫌がるのだろうか、というところについて考えてみます。

(続きはこのあとすぐに更新します)