どんなものかと包みを開けると…あれ、思ってたより作りが荒い。転造ダイスに傷があるようで同じ形の傷が4本ともに見られるし、肌が荒い。肝心なネジ山の作りが4本まちまちで高い山と低い山がある。…大丈夫なのかこのネジ…オマケに頭の六角穴が元のボルトの半分ほどしか無く、周りの肉が極薄!これは大きいトルクかけられないな。
チタン合金は熱膨張率が低いのと、電位差が大きいっぽいので他の部品と焼きつかないようにスレッドコンパウンドとかを付けて組み込みます。
組み付け完了してとりあえず、試走。様子を見ながら一時間くらい走る。今回ディスクが大きくなったので、あたりがでてくると握り込みに対する制動力の上がり方が高くなったのを感じました。
が!しかし!結局低速で強くかけた時の振動は無くならない!ディスクまで買ったのにナンテコッタ!^_^;
なんでかなーとまたバラす。バラ…
バラ…グニ(;゚Д゚)<うほ


はいやりました、チタンボルトなめました。掛かりが浅いのと肉薄がたたって頭がラッパみたいに膨らんでトルクかかりません。キャリパーが熱膨張していてネジの座面に圧がかかってたようで外れなかったようです。
はぁ…こんなこともあるのかよと、まぁやっちまったことは仕方ないのでドリルで頭を吹っ飛ばします。なかなか削れずに苦労しましたが、なんとか取れました。焼きつきや固着は見られず。
しかし、もっと大変なことに気づきます。
くるくるくる…ふにふにふに?? え?ネジ曲がってる…
左右4本中2本が曲がってました。このネジ、キャリパーボルト用のくせにブレーキングの力に耐えられる品質じゃなかったようです…
ハイパーモタードのキャリパーは位置決めがないので少し心配はしていたんですが、こんなすぐ曲がるとは。
こんなことあるのかとチタンボルト屋さんのブログなんかをあさっていると、中国製の安価なものは64チタンのスクラップを再度溶かして作ったりしてるみたいですね。なので価格は安いが、色々混ざっちゃってるみたいで、強度を出すための合金の要である各種金属の配合が無茶苦茶らしいです。そりゃ強度もよくわかんないことになるよね…
やはり安い中華品は重要箇所に使っちゃだめですね、お勉強になりましたこんちきしょうw
その後、cbr1000rrの純正のキャリパーボルトを注文して取り付けましたが、今度はフルブレーキしても曲がりませんでした!やっぱり純正は偉大です。純正部品万歳!もう中華ネジは安くても二度と使わねぇかんな!おとといきやがれ!
中空で貫通しているので、そのままだと中に水が入っちゃうのでプラリペアで塞ぎました。
…で肝心の振動はパッド裏にコッパーグリスを塗り塗りして誤魔化しました。どうやら純正のパッドは振動が出るみたいで、さらに新しく入れたzcooも鳴くみたいなので(いままで3セット買ってこんなに症状が出たことはなかったのだけど)パッドを他の鳴かない奴に変えないと解決しない模様ですね。
なんか今回はさんざやって金使っただけだった気がする!!アホだなー

そうそう、ディスク取り付け時にキャリパーのセンターがわりとズレてました。0.5くらいかな?ディスクの厚みが増えたのでキャリパーとのクリアランスが狭い。シムでも入れて調整しないとかな?と思ったけど、とりあえず大丈夫っぽいので放置!