ksrのエンジンを組み上げてから、実はクランクのトラブルで再度クランクベアリングとシールを交換しています。
そのトラブルというのはジェネレータ側のオイルシールが内側に抜けてきてしまい、クランクベアリングと接触、削れたゴム片がベアリングに噛み込んでベアリングがダメになりました。
何でシールが抜けてしまうのか?組み上げの時にちゃんと圧入するのを怠った…?そんなミスするかなぁと思いつつ、2回目は脱脂としっかり最後まで圧入を確認して組み込みました。
が
再び起こってしまいました。またオイルシールが抜けてベアリングぶっ壊れ。
エンジンを回し気味で走ってたらクランクから異音、アイドリングせず止まりました。
出先からレッカーで帰宅…
早速オープンすると
削れたゴム片と金属片
再び内側に抜けたシール…なぜ…
壊れたベアリング。今回は前回よりひどく、どうなったのか保持器まで砕けてました。擦れた跡もある。
つーかなんでシールが抜けちゃうの??
ちゃんと最後まで入れてるのに抜けちゃうってどうすりゃいいの…穴がバカになってる?困ったー
とりあえず予備の50のエンジンをバラしてケースを用意しました。
確認したけど肉眼では少し擦れてるかなといったくらい。
これは50のクランク
ちなみに50のオイルシールは外輪が金属です。
これなら抜けなさそう。
新品オイルシールを50のクランクケースに入れてみたけど、一部細かい形状の違いがあって一回シールをダメにしてしまいました。
何が違うっていうと、オイルミストの補給の穴?からベアリングの横っ腹に繋がる溝が、オイルシールのコンタクト面に貫通してるかしてないかの違いで、金属の外輪を持つシールを使う50や、初期型の80はオイルシールまで穴が貫通してるんだけど、オイルシールの外側がゴムになってからはゴムを傷つけないように途中で止まってます。
なので、貫通した穴の角を削ってあげないとゴムがスムーズに入んなくて削れちゃうのです。
で、結局ケースを変えたものの、また外面がゴムのシールを使うのが怖い。何回全バラせなあかんのや!
なのでモノタロウで外面が金属のオイルシールを買いました。
日本トムソンのDSシールっていうやつです。
クランク軸につけてみたり、ケースに純正オイルシールとのはめあいを比べてみる。
うーん、純正のゴムに対してやっぱり金属だからガッチリハマる感じ。
このオイルシールを使って組み立てました。
バラバラできちゃない。
できた。
こんなトラブル他のksrで起こるのかなぁ?でも昔乗ってた時はなかったなぁ…俺の組み方が悪かったの…?
謎ですが、今度こそは抜けない事を祈ります。