以前からキッチンの使いづらさをなんとかしたい・・・と思っていま した。
少し前までのキッチン、というかキッチンと呼んでいるスペースです。
我が家はダイニングの隅に小さなシンクとコンロがへばりついているだけの、何とも昭和っぽいキッチンで、
食器や家電の収納のために写真のような背の高いスチールラックを置いていました。
このラックは夫が学生時代から使っていたホームエレクターです。がっしり丈夫で、洗濯機が倒れた
震災のときにもびくともしませんでした。“業務用”な雰囲気も私好みで気に入ってます。
(左側の小さいのはルミナスです)
が、このラックがDKのスペースを仕切るような位置にあるため、キッチンからダイニングテーブルやその向こうのキッズスペースが見えず子供が何をしているかわからなかったり、テーブルに座っている夫と話しがしにくいのが不満でした。
また、キッチン全体として、配膳やちょっと置きのためのスペースがほとんどなく、テーブルに料理を運ぶのにラックを迂回して何度も往復するのも非効率でいやでした。
ホームエレクター自体は気に入っていたので、このシリーズを今回も採用してカウンター風に改造することにしました。
反対側から見るとこんな感じなんですが
キッチンに立つ私を中心として、左から冷蔵庫 → シンク(見えませんが) → コンロ → ラック1
→ L字方向に連結してラック2
と、ほぼ360°ぐるっと取り囲むような配置になっています。(わかるかなあ、写真がヘタでほんとごめんなさい)
これで、体の方向を変えるだけで、あるいは1歩横に歩く程度ですべてのものに手が届きます。
ラックの高さを90センチに下げたので、ダイニング、リビング、ベッドルームとすべての部屋がここから見渡せます(狭いからよね~うふふのふ)。
さらにその向こうの大好きな銀杏の木 も見える!!
視界良好&コンパクト設計!
ちょっとお、まるでコックピットみたいじゃあーりませんこと?
ウッドシェルフの天板は作業台となり、配膳下膳がしやすく、反対側からお皿を受け取ったり、お手伝いしてもらうことも可能です。
お金も結構かかりますし、小さな我が家にとっては大がかりな改変なので、積み立てをしながら1年くらい
ふわふわと構想を練り、ビジュアルイメージが浮かんできたところで具体的なラックのパーツを調べ検討し、
満を持して作り替えたのですが、今のところとても快適です。(前の背高ラックは寝室で活躍中)
その間にライフオーガナイザーの勉強を始めたこともあり、私は母として主婦として、
「おうちの操縦士」でいたいんだな、と自分の価値観がはっきりしました。
やんちゃざかりの息子にとっては安全で楽しく、
そろそろ仕事でも中堅ポジションになり毎日全力でがんばっている夫にとっては小さいけれど快適な我が家、
そのパイロットでありたいんだなあ、と。
・・・ま、その飛行機は最新鋭のジャンボとかじゃなくて、イメージ「プロペラ機」ですけど(笑)
乗客(夫・子供)に対しても、「ご搭乗ありがとうございます」ではなく、
「あたしについといで!!」的な?
と同時に、お皿洗いしながら他のスペースにいる家族と会話したり、お手伝いを通じて躾をしたり、
自分がそういうコミュニケーションもすごく求めていたことがわかりました。
・・・要は、ラックに仕切られてるせいでなんとなく疎外感を感じてたんですよね。
もっと言うとさびしかったの(笑)。ははは。
空間のありかたと価値観は密接に関係していて、その結びつきがうまくいったときに「理想の暮らし」に
一歩近づくんだなあということを改めて感じたのでした。
2歳児のコロッケ作りは砂遊びと変わらない・・・・
床が粉だらけになっちゃった(笑)