今日また同じように
今日は赤ワインだけでハルシオンは飲んでない
ハルシオンはアルコールと一緒に飲むといけないらしいから
もう2時半だ
今日は早く寝ようと思ったのに
休みだと眠れない
でもさっきちょっと気を失いかけた
ブルースエクスプロージョンのライブ盤を聴いていて
大好きだ
ちょっとぼくのブレイン・クリーナーに似ている
自分で言うのもなんだけど、自分しか言う人いないし 聞いてる人もいないから
リズムが
洗脳的リズムの重なりが過激なのが
聴いていると催眠状態に引き込まれそうになるのが
ちょっと気を失いかけて
なんかベッドの端っこの方で落ちそうになっていた
ああ
あのドラムのリズム バスドラのベース
ギターのリフ
そういえば
今日急きょ小説を書き直したとき
ふとひらめいた
アウシュヴィッツを書こうと
そして書いた
もう一度読み直すとおかしいかもしれない
文脈が
でももういいと思ってそのまま出した
なんか達成感がないな
カフカは小説が出来上がると興奮してそのことを家族に語ったという
カフカの妹はカフカが死んだあと
アウシュヴィッツで死んだ
殺された
変身のなかで
あんなに妹想いのグレゴールザムザはカフカ自身だ
そして虫が哀れにも死んだあと
家族は小旅行に出かける
もうすぐ妹も結婚するのだと言って
ところがカフカの二人の妹は結婚もせずに
強制収容所で殺された
哀れにもカフカが結核で死んだあとに
だからカフカ自身はそのことを知らない
もう一杯赤ワインを飲んでこよう
そしてハルシオンも
OK 飲んできた
気を失いかけたらやめるからね
ベッドに行くからね
なんておいしんだろう
赤いワイン
まるで流した血みたいだ
誰がって?
ジーザスじゃないよ
処女マリアが神の子を出産するときじゃないよ
きっとこの味はやはり
太陽の味
赤い太陽の流した血
そうに違いないから
ぼくは灰色
なんで街に人が溢れてるんだろう
なにもないのに
馬鹿みたいだ
商品を買い求めに彷徨うなんて
どこにも真実は売ってないよ
なんでファーストフードを頬張るんだろう
簡単だから?
だったら食べなjきゃいいのに
腹がすいているんだろう
だから行列をつくるのだろう
金儲けって生きるため?
それって意味ないような気がするけど
この社会を維持するために経済があるの?
なんか経済に振り回されているみたい
人間の生命
結局 ファシストが出てきて
大勢の人が殺されて
虐殺されて
石油の利権を分け合って
そして結局
資本主義が金融主義になって
富が偏在して
文化が低俗化して
デジタル化して
ネットワーク化して
複製化して
どこへ行くんだろう
かつてあったユートピアの夢
富豪は芸術のパトロンとなり
新しいユートピアを建設しようとした
そんな時代もあったらしい
ところが今じゃだれも
ユートピアなんて夢見ない
今日眠ること
明日起きること
笑って忘れること
なにも考えないこと
バカになること
迎合すること
諦めること
黙っていること
黙示録の始まり
ヨハネの黙示録
四八音の黙示録
四十八の言霊
それが黙ってしまったとき
この世は終わる
ぼくもそう長くはないだろう
この身体がまだ健康なうちに逝くってこともある
死ぬってこともある
人間 明日のことはわからない
一度 あそこへ行ってみたい
蟹場
夏の日に行ったあの道
あの世に行ったらきっと
カフカに会うような気がする
きっとまじめなんだろうな
菜食主義者で
冗談を言うと笑うのだろう
繊細で
ぼくなんか荒々しくてふてぶてしくて
敬遠されるかもしれない
ニーチェにも会うだろう
ぼくを見て何もかもお見通しというふうに笑うだろう
あれは生きる覚悟なのだと言うだろう
生きる意志を持つこと
そのために神を殺すこと
きみは生きてきたのかと問われるだろう
ぼくは生きちゃいない
半殺しだ
それがぼくの生だ
どこにも理想なんて転がっちゃいない
理想があるから現実はつらくなる
そうじゃない?
カフカは労働基準局で働いていたし
ニーチェは先生だった
カフカは昼の3時には仕事が終わって
ニーチェは長期休暇をとって小旅行に出かけた
カフカは結核になってサナトリウムに最後の安住の地を見出した
ニーチェは気がふれて現実を忘れた
ぼくもたぶん病気だ
ビョーキと書くと変態だが
自分が病気なのは小学生の頃から知っていた
だからときどき死人になる
古代社会ではそういう人はシャーマンになったらしい
ぼくの前世もシャーマンらしい
でも今生ではシャーマンはもういらない
薬で病気は治るし
雨も天気予報で知ればいい
だからぼくは病気になる
そしてぼくの病気は治らない
もう治らない
紐で綴じると雨
今日やっと原稿を紐で綴じた。
そうしたら、やっぱりもう一度読みたくなって読んだ。
そうしたら、やっぱりまた書き直したくなって書き直した。
そうして、もう一度プリントアウトした。
ふたつもだぜ。
原稿用紙約100枚が二つ。
そして、もう一度紐で綴じて、
もう読み返さなかった。
急いで封筒に入れ、
出版社の新人賞係御中と書いて
急いで車に乗って
(雨が降り出していた)
郵便局に走った。
5時で終わってしまうのに、
車が渋滞していて前に進まない
イラついていると5時を回ってしまった。
郵便局に着くと車を停め
傘を差して原稿を抱え
郵便局に走った。
もうシャッターが閉まっていたが
臨時窓口が開いていた。
二つ別々の封筒に入れて出したから
(ペンネームも二つ考えた)
480円だった。
「五時で終わりじゃなかったんですか?」
「はあ? 臨時窓口はやってますよ」
車に戻るとドシャ降りになってきた。
やっぱりぼくはレインメイカー
こんな豪雨になるなんて
原稿がびしょ濡れになるじゃないか
郵便配達人はちゃんと濡れないように届けてくれるだろうか?
別に月曜日だってよかったのに
どうせ出版社は土日は休みだから
土砂降りの中、原稿を届けたって誰も受け取りやしない
それなのにレインメイカーのぼくは
こんな日に限って大雨になる。
きっと原稿はびしょびしょになり
破れて読めなくなり、
せっかく書いたのに没になるのだろう。
OK!
オーライ!
それがぼくの人生!
セ・ラ・ヴィ!
ブラボー!
フロントガラスに叩きつける雨
雨、雨、雨
雨ばかり
リラ星から
ぼくは怠け者
目下の課題は原稿を紐で綴じること
それができずに一週間が経過した
でも土曜日は雨みたいだ
郵便局に原稿を出しに行くとき濡れてしまう
ひとつ長いのを出したがなんの連絡もないからダメだったのだろう
今回は短いのが二つ
面白いと思うのだが
そう思うのはぼくだけか
まあそうやって何度も落ちてるうちに原稿がたまって
何冊も本が出せるようになっていればかえっていいのかもしれない
どうでもいい
ぜんぜん面白くない小説が溢れているから
たぶん面白い小説は世間では敬遠されるのだろう
つまり本当に才能のある奴は敬遠されるのだ
凡人ども!
豆腐の角で頭を打って死ね!
大衆の標準には迎合しないぞ
ポピュリズムのノータリン!
つまりはお涙ちょうだいか?!
それがベストセラー作家の常套手段?!
地に落ちたもんだぜ
言語中枢に塩振りかけて
串に刺して焼いて
100円で売ったらどお?
オレがチュウハイと一緒に食ってやるぜ!
ブックオフで100円だすのももったいない
そんなゴミ書いてどうするの?
パルプの無駄遣いはやめてくれよ
まあ、他人のことなんてどうでもいいけど
ぼくはデートしたいな
してくれる?
OK?
少年と少女のように
ドキドキしたい
つまりは幸せって
転がってるものじゃなくて
湧きあがってくるもの
からだの内側から
そうじゃない?
先生
詩人の先生
ぼくは忘れませんよ
詩を書くとき
あなたがスタンダードなのですから
きのこ狩りに行くとき
忘れないで
コンパスと図鑑持っていくのを
どれが食べられるキノコかそうでないか
毒キノコかそうでないか調べられるように
そして
深い森から帰って来れるように
ぼくはついに迷って
森から帰ってこれないまま
今
こんなことしてる
コンパスも図鑑も持っていかなかったから
それでもさ迷っていれば
いつか迎えにくる
リラ星から
明日迎えに来るかもしれない
ぼくの故郷
突然終わる
いつここ地球に来たのかさえ覚えていない地球での生活
きっとはじまる
背の高いセクシーな声が聞こえる
意味はよくわからないけど歌ってるみたいだ
ミルク色した平原で風に吹かれている
雨にうたれている
馬に乗ってさらいに行けば喜ぶだろうか
それとも熱烈な恋文でも書こうか
イエイ イエイ イエイ
素っ裸のまま
すっぱい痛み感じて
好きになったら
水中もぐって
すぐに行くから
スーツも着ないで
スイートルームのバスルーム
ラブ ラブ ラブ
センチメンタルな歌
メランコリックな想い
ナイーブな夢
きみのなら全部好きだよ
ユウ ユウ ユウ
夢で聞いたミュージック
また聴こえてきた
だれかが歌っている
こんなふうに
なんでひとりなの
さみしいの
だいじょうぶだから
しんじてごらん
あいがほしいなら
きっとはじまる
ゆめじゃないから
みててごらん
ネガティブ・イメージの蓄積の下に隠れている自己本来のイメージ
今日、寝ながら考えていた。
ネガティブ・イメージの蓄積の下に隠れている自己本来のイメージ
それを思い出すだけでは足りない、実践できなければ
そのためには、日々、情報を更新しなければないらない。
つまり、この世での学びの間、常にネガティブな記憶も蓄積されるが、それと同時に、学びの経験もあるはずだ。
何を魂の栄養とするか、そして何を排出すべきゴミとするか、それを判断できるのは私ではない。
だから、私はただ体験し、その体験を日々更新し続けるのみだ。
しかし、ときどき枝を伸ばし過ぎたネガティブ・イメージを剪定しなければならない。
そうしなければ、太陽の光も届かないほど、世間の価値に埋没してしまうだろう。
そうなったら僕は窒息してしまう。
今でも窒息しそうなのに…。
今、僕のバイオリズムは最低線にいる。
もうすぐ満月だというのに。
もしかしたら、満月は苦手なのかもしれない。
ドラキュラのように。
ぼくは、上弦の半月が好きだ。
とても好きだ。
月面に最初に着陸したアポロ
その月着陸船に乗らずに、宇宙にたった一人で漂っていたコリンズという宇宙飛行士がいた。
彼は、宇宙から帰ってから、少しおかしくなってしまったという。
熱狂的歓迎式典にも欠席して、殻に閉じこもってしまったようになったという。
一方、人類で最初に月に第一歩を刻んだアームストロング船長は、世界的英雄になった。
僕なら、たった一人で宇宙を漂っていたい、人類の歴史に名を残すよりも
だから、おかしくなったと言われている宇宙飛行士の気持がわかるような気がする。
世間の価値、そんなものに嫌気がさしたのではないか。
母船で待機している宇宙飛行士がいなければ、月に人類最初の足跡も残せなかったはずだ。
それなのに、英雄視されるのは、やはり、第一線に立った宇宙飛行士だった。
それが、この地球の世俗的価値感というもので、広い宇宙からすれば、なんの意味もないもののように思われたのではないか。
だから、彼はアメリカ各地で催された式典にも欠席しのではないか。
国家から勲章を貰っても、それが栄誉だとも思わない。
僕もたぶんそうだろう。
もちろん僕になど、だれも勲章をくれやしないが、
たとえ、ノーベル賞をくれると言ってもいらないと言いたい。
サルトルがそうしたように。
それから、日本の福岡さんがそうしたように。
爆弾を作った人の金で運営されている賞なんていらない、と福岡さんはのたまわったという。
あっぱれ! わが師。
わが師と呼ぶにふさわしい偉人。
もちろん、僕は自然農法を未だに実践していないけど、
いつかやってみたい。
なにもかも捨てて。
でも、そうしたら、人類は月に行けないかもしれない。
自然農法で作物を作ってそれを食す。
そして、時々、満月の夜、
月に向かって吠える。
それでもいずれ、向こうの方からやってくるかもしれない。
宇宙の深遠の哲学を携えた
進化した宇宙人が反重力エンジンのUFOに乗って
地球の至高の哲学者とコンタクトするために
原始人と変わらぬ人間と話をしたいと
正式の使節を派遣してくるかもしれない。
いや、きっとそうだ。
何が至高の哲学かって?
それは大脳だの側頭葉だの前頭葉だののインテレクチャルな理論ではなく
実践なのではないか
だから、そろそろ実践しなければならない。
もうすぐ死ぬにしても
死ぬ前に実践したいと思う。
全部消えちゃった
ねえ!
さっきまで書いてたのが、全部消えちゃったよ!
そんなのあり!
カーソルがどっか飛んでって、画面が切り替わって全部消えちゃった。
まるで、ぼくは、ただのバカだ。
お願い、このまま、さよなら言わないで!
存在の神秘
こんばんわ
もう午前が明けましたが外は真っ暗
もうすぐ新聞配達のオートバイのエンジンが聞こえ
カラスがかあかあ鳴くでしょう
その頃起きてないように
ちゃんとワインとハルシオン飲みました
だから
あと一時間しか時間がありません
ぼくが生きてられる時間
最後にとっておいた自由時間
あなたのことを想います
最後の一時間
あなたの父でも母でもない者が
あなたのことを想います
できれば
からだとからだを触れ合って
唇と唇を重ねて
ハレルヤ 愛している とささやきながら
瞳の奥をのぞき込み
そこに永遠の時間があることを
夢見るように
眺めていたかった
瞳の奥にはあなたの
愛があるのだから
それを見つめているのだと
確信しながら
眠りにつきたかった
それなのにたった一人で天を仰ぎ
真っ暗な雲の間から
光も差さず、雨だけが
針のように降り注ぐ中
幼い頃の晴れた日の
無言の歓び、純真の空を
思い出している
罪を知らず、童貞の
なにが肉か霊か知らなぬ頃
白昼の言葉を失くした空白の時
神も母も自分も無くても恐れなかった
ちょうど今、死を恐れないように
その頃、失うことを恐れなかった
愛されていたから
恐れなっかたのかもしれない
神のことを知らなかったのに
神さえぼくを愛してくれていた
今、神のことも知っている
それなのに、愛されていない
想いがつのって
コントロールを失って自分を見失いそうなくらい
入れ込んでいるのに
淡々と醒めたまま
理性的に行動しようとする
せっかく生の神秘の扉が見えてきたのに
ツタに覆われた重い鉄の扉
理性では開けられない
中に入ると聖堂に続く廊下があり
正面には深紅の祭壇がある
その前で跪き
神に挨拶をする
すでにぼくのことは御存知だから
そんなに堅苦しく祈ることもない
ここに来ました。私です。
人生はつらいが
歓びもあるし
生きていることは素晴らしいと感じることもあります
生命は神秘で奇跡です
たまには間違うこともありますが
どんな人にだって生命をまっとうする権利があります
存在することが奇跡なのだから
DNAのためにではなく
文字には音楽がないから
ダンスも踊れない
それにひとりだから
踊ったってしょうがない
でもたまには言葉でジャンプすることもある
そんなに高くは跳べないけど
はじめから高いビルの屋上から飛べば
そんなに高く跳ばなくたって飛翔できる
鳥のように
そうじゃない?
もちろん
きみと一緒に跳びたいたいなんて言わないよ
でもカラスでも鳩でもいい
上昇気流に乗って
高く舞い上がりたいときもあるよ
そりゃあ人間だからね
動物に憧れるときもある
わかるだろ?
あんなに純真な眼をして
なにもしゃべらない動物に憧れるのさ
言葉のない世界
でも吠えたりうなったりする
歌ったりはしゃいだりする
人間と同じだね
そして
メスの前でダンスしたりする
気を惹こうとしてるんだ
愛し合いたいんだ
恋してるんだ
わかるだろ?
ぼくにはオスの気持がわかるから
きみにはメスの気持がわかるだろう
メスはたいてい知らん顔するね
そしてオスは別のオスと争いを始める
どちらが強いかケンカする
そして強いものがメスと結ばれる
強いDNAを残すために
でも
カラダのDNAだけで生きてるんじゃない
遺伝子の半対は生殖器の細胞の中に格納されていて
日々分裂して増殖している
でも
その半対を受精させることだけが目的じゃない
だってそうだろ
ヒトの一生は長くて複雑だ
社会も複雑にできている
だからそんなに単純にはいかない
男と女が愛し合って子供をつくり育てる
子供を作り続け人口が増加する
これ以上人口が増えたら
地球は悲鳴を上げるだろう
だから
純粋に快楽を楽しむことも必要だ
カラダのDNAの増殖のためにではなく
詩を増殖させるために分かち合う快楽
そんなのもあり、かな?
これってたぶん
動物とかわらない
求愛のダンス?
ただ少し言葉使ってるだけ?
詩人でリビドー人間
それがぼくの呼び名だからね
心臓の鼓動
いったい誰が読んでくれているんだろう?
女性もいるだろうか?
男性もいるだろうか?
たぶんその二種類の人間しかいないだろう。
若い子もいるだろうか?
年寄りもいるだろうか?
コメントもトラックバックもインチキ出会い系ばかりだから受け付けるのをやめた
このブログには自分の好きなことを滅茶苦茶に書いていた
ほとんどアクセスがなかったからたまに本当にコメントを寄せてくれる人がいると嬉しかった
だんだん他人を意識して書くようになってしまった。
公開されているから当然かもしれない。
最近はハルシオン&赤ワインで上機嫌で書いている
前は、とても忙しくて忙しくて 夜学に通っていたから
言葉が頭に充満していた
勉強しても、本を読んでも追いつかない
フランス語の単語や文法を覚え
フーコーを読み
レポートを書き、詩を書き、小説を書いた
仕事帰りで頭はふらふら
それでも翌日の予習
そんな中で自然と極限の無意識状態になれた
さいきんはそんなに頭を使っていないから
ハルシオン&赤ワインという薬物を使用している
そして、こんな手の内まで明かしてしまっている
そんな助けを借りてまで
無意識の創造状態になれないと僕は窒息する
本当は絵を描きたい
絵を描いていると無意識になれる
無意識になっていろいろなことが頭に浮かんでくる
いろいろなことが思い出されてくる
不思議な変性意識状態になれる
ところが絵を描くと明日をも忘れてしまう
手も汚れ
カラダも汚れ
筆も汚れ
それらを全部片付けてから
風呂に入らなければならなくなる
そうなると朝だ
しかもまだ絵は完成しない
なんだかどうでもよくなって仕事を休む
そんなことをして若いころは職を転々とした
でももうそうはいかない
だから、代わりに言葉を書くことにした
言葉をワープロで書くだけなら、手も汚さないし、絵具も筆もいらない
簡単でいい
だから頭に浮かんだことをただつらつらと書いていくだけ
やがて無意識になれれば気持ちいい
でも散文じゃそうならない
やはり詩を書かなければ変性意識状態にはならない
詩と呼べるようなものかどうかわからないが
詩的なものだ
ちょっとやってみる
価値の宝庫がある
勇気、愛、犠牲、真実、叡智、美
祈り
それらだけが貯め込まれた宝庫
だれもその扉を開ける鍵を持っていない
自分で見つけなければならない
ただし一旦その扉が開かれると
永遠に溢れだしてくる無限の価値
それを形にすることはできない
形なき声なき声
その声を聞き
それに祈る
それが理想だから
理想に形はないから
永遠にイデアであり
実在しない
しかしそれこそが実在だという
実体などないというのが現代の思想の主流だけど
それは少しニヒルになりすぎただけ
頭を使いすぎただけ
この世に実在しないものは
あの世に実在する
それが裏と表の真実
だから生きているものに
死は考えられない
それなのに
ぼくのすぐ近くにいる
心臓の鼓動
あまりに早くなって
孤独
今日は早めにハルシオン&赤ワイン
そうしないと眠れないから
僕は囚人じゃない
看守でもない
でも監視もされているし
眠れもしない
自分を見張ってって
手厳しく評価している
怠け者でダメなやつだから
それなのに、毎日時間に追われてる
そんな僕を君は
哀れに思うかい?
それとも同情してくれるかい?
僕は僕の主人じゃない
便所に行ってるときだけが自由なんて
そんな修行もしたけど
自由を否定して何を得る?
引き籠ったことは一度もないけど
引き籠もりたい
誰もいない山にも行ったよ
寺にも籠ったよ
水のように流れることも覚えたよ
夢を見ながらトリップすることも覚えた
自己否定しようとして
ぐるぐるぐるぐる回ったこともある
気持ち悪くなって倒れるまで
ぐるぐるぐるぐる回った
気持ち悪くなって倒れて
必死でしがみついた
それが自分というものだった
だから孤独が好きだ
風呂に入って
壁に”孤独”と書いてみる
そんなとき僕は自由を感じる
できれば薄暗い夕方
ローソクを何本も灯して
ぬるま湯に浸かっている
反重力状態になって
思考もしない
思い出しもしない
何もしようとしない
そして僕は孤独だ
たったひとりだ
裸のからだは性的だ
性器が勃起してくる
水面から浮かび上がってくる
ペニスの匂いがしてくる
陰毛が水に浮かぶ
耐えられない
唇をゆがめ
陰毛をつまみ上げ
ローソクの光りにかざして見る
”孤独”
想い出もある
愛し合ったこともある
話しかけられず
片思いのままだったこともある
知らん顔をしたこともある
もっと優しくしてあげればよかったのに
だから孤独
今だったら
僕が好きになってくれる人がいたら
僕の体も心も提供してあげるよ
だれかほしい人にレンタルするよ
でも条件は
愛してくれること
そして
自由に愛してもいいこと
優しく扱うよ
気持ちよく、してあげるよ
そして
孤独を慰めてあげるよ
そしてぼくはさよならする
孤独
ぼくのいるところは
いつも決まっている
ここ以外にいるところはない
それが孤独という
とっても贅沢な場所
そこからアートも生まれるし詩も生まれる
だからひとりにしておいてくれよ
たまに愛し合う以外は