孤独 | 紫源二の啓示版

孤独


今日は早めにハルシオン&赤ワイン


そうしないと眠れないから


僕は囚人じゃない


看守でもない


でも監視もされているし


眠れもしない


自分を見張ってって


手厳しく評価している


怠け者でダメなやつだから


それなのに、毎日時間に追われてる


そんな僕を君は


哀れに思うかい?


それとも同情してくれるかい?


僕は僕の主人じゃない


便所に行ってるときだけが自由なんて


そんな修行もしたけど


自由を否定して何を得る?


引き籠ったことは一度もないけど


引き籠もりたい


誰もいない山にも行ったよ


寺にも籠ったよ


水のように流れることも覚えたよ


夢を見ながらトリップすることも覚えた


自己否定しようとして


ぐるぐるぐるぐる回ったこともある


気持ち悪くなって倒れるまで


ぐるぐるぐるぐる回った


気持ち悪くなって倒れて


必死でしがみついた


それが自分というものだった


だから孤独が好きだ


風呂に入って


壁に”孤独”と書いてみる


そんなとき僕は自由を感じる


できれば薄暗い夕方


ローソクを何本も灯して


ぬるま湯に浸かっている


反重力状態になって


思考もしない


思い出しもしない


何もしようとしない


そして僕は孤独だ


たったひとりだ


裸のからだは性的だ


性器が勃起してくる


水面から浮かび上がってくる


ペニスの匂いがしてくる


陰毛が水に浮かぶ


耐えられない


唇をゆがめ


陰毛をつまみ上げ


ローソクの光りにかざして見る


”孤独”


想い出もある


愛し合ったこともある


話しかけられず


片思いのままだったこともある


知らん顔をしたこともある


もっと優しくしてあげればよかったのに


だから孤独


今だったら


僕が好きになってくれる人がいたら


僕の体も心も提供してあげるよ


だれかほしい人にレンタルするよ


でも条件は


愛してくれること


そして


自由に愛してもいいこと


優しく扱うよ


気持ちよく、してあげるよ


そして


孤独を慰めてあげるよ


そしてぼくはさよならする


孤独 


ぼくのいるところは


いつも決まっている


ここ以外にいるところはない


それが孤独という


とっても贅沢な場所


そこからアートも生まれるし詩も生まれる


だからひとりにしておいてくれよ


たまに愛し合う以外は