こんにちは!
スキル才能発掘鑑定
占い師の星月ひなたです
好評連載中
タロット大アルカナ
プレゼンツ
愚者のぶらり旅。
前回はこちら
前回謎のスフィンクスが現れ
もはや夢か現実かわからない
不思議な体験をした愚者。
愚者
「びっくりしたよなぁ~
なんだったんだ?
チャンスがどうのとか
言ってたけど・・・
ま、いっか!」
愚者
「ていうか
ここどこだ?
迷路みたいなとこ
入っちゃったな・・・」
一緒についてくる犬は
始めっから懸命に
「そっちじゃなくて
こっちだよ!」
と教えてくれて
いるのだけどね。
犬
「クーーーン・・・」
なんだかとっても寂しそう。
迷路のような道を進むと
そこにいたのは・・・?
11.正義
正義
「はじめての者ですね。
今日はどんなことを
聞きに来たのですか?」
一見厳しそうに見えるその人は
冷静な声でそう尋ねてきた。
愚者
「いやー
ちょっと道に迷っちゃ・・・
うわっ!!」
言いかけたその時、
誰かが愚者の前に走って
割り込んできたのだった。
割り込んできた民
「女神様!
また民衆の争いが
始まってしまいました!!
早くきてください!!
あなた様のお力が
必要なのです!!
どうか!どうか!」
どうやら街の方で
揉め事が勃発して
助けを求めに
来たようだった。
女神と呼ばれるその人は
冷静にこう答えた。
正義
「今、私は
こちらの旅の者と
話しているのです。
いくら急ぎでも
順番で対応しています。
少しお待ちなさい。」
民
「そんな!女神様!
急がないと争いが
収まりませんよ!」
正義
「お待ちなさいと
言っています。
この者と話した後で
街に向かいます。」
愚者は珍しく気を利かせて
愚者
「あーオレは大丈夫ですから。
行ってあげてください。」
正義
「あなたはこの民よりも
私の所に早く着いたのです。
遅く着いたものより
早く着いたものを
後回しにすることは
ありません。
権限は私にあるのです。」
民は女神に聞こえないように
そっと言った。
民
「ちっ!!
相変わらず
融通が利かないんだからよ。」
正義
「聞こえていますよ。」
民
「す、すいません・・・」
正義
「私は私のルールに
乗っ取って
状況を踏まえた上で
判断しています。
あなたの街の争いは
もうこれで5度目です。
そろそろご自分たちの力で
どうにかしようとは
思わないのですか。
それに意見があるなら
堂々と仰いなさい。」
民
「・・・この者が終わるまで
待っています。」
愚者
「・・・・・」
なんだかバツが悪くなった愚者。
愚者
「あーーオレ
道が聞きたかった
だけだから。
また勘を頼りに行くからさ。
この人の街に行ってあげてよ。」
そう告げると
愚者はその場を去った。
正義
「すべては平等で
なくてはならない。
無理にはみ出ようと
するものは
この剣で裁きを
与えよう。」
11という数字について
11は数秘術でいえば
マスターナンバーと言われています。
「巫女」や「神官」のような
印象があります。
1が二つ、という事は
それぞれの個を一つにする事。
そしてそれを感じ取り
直感として降ろす役割
とでも言いましょうか。
直感とは
知識と情報がある上で
降りてくるもの。
この正義はとにかく
瞬時に様々な情報を
整理します。
そしてそれを天秤にかけ
より正しく、
より実直な物を選び取る。
剣で裁くのですね。
判断で迷う事は
誰しもあるでしょう。
AとBどっちにしよう。
そんな時は
とにかく情報を集めて
自分なりに精査する。
そして、
その問題の核に
刃を入れるのです。
さて、
あなたの心の中の正義は
どっちに微笑みますか?
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