何年か(5~6年?)前、お正月の初もうでに、文京区の七福神めぐりを2年に渡りしました。2年に渡ったのは、1年で、七神全部は回れなかったからですが、確か、終点は不忍池辯天堂だったか。でも、七福神のそれぞれがなんだか知らないのにお参りしていました。なんだか恥ずかしいので、調べると、インドと中国と日本の神々のチャンポンで:弁天と毘沙門天はヒンドゥー教の神、布袋は仏教の菩薩、福禄寿と寿老人は中国の道教の神、大黒はヒンドゥー教のシヴァ神と日本のオオクニヌシの合体、恵比寿だけが神道固有の神だったことが分かりました。
日本人は多神教(神道)と仏教などと言われていますが、実際は、多国籍宗教徒のようです。そのせいか、外国人への、特に、アジア人への宗教上の理由での偏見や差別は皆無だと思います。西欧や中東の一神教とさえ、宗教上の理由での偏見や差別は皆無だと思います。もちろん、身なりや習慣の違いに違和感はあっても、とても寛容です。
一方、欧米から中東にかけては、唯一神の一神教である、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教徒たちは、彼等どうしはなかなか相容れません。とりわけ、ユダヤ教とイスラム教とでは。イスラエル・パレスチナ問題だけでなく、様々に。不寛容です。
例えば、私は(キリスト教)幼稚園のとき、洗礼をうけましたが、日曜に教会へは、行きません。実際は、子供が生まれて、幼少のときは、神社で儀式したり、親が亡くなれば(親は一応仏教徒)仏式の葬儀を挙げました。もちろん、他家の敬けんな神道の方の葬儀で、神式で行ったり、キリスト教式で行ったこともありますが、ほぼほぼ(95%は)宗教は揺り籠は神道、墓場までは仏式のようなチャンポンだと思います。
一神教は経典が古いため、明らかに非科学的で、真実ではあり得ませんが、少なくとも日本の神道=多神教では、崇める神が具体的に実在する(例えば、天神様=菅原道真公)架空のものでないこと、仏教のように、当人の悟りが基本な宗教で、心の鍛錬のようなものであることなどから、私のような物理学者・科学者でも受け入れやすいものです。